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映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

オーストラリアから、ソウル・ミュージック

2013-11-12 20:57:11 | 映画
“アボリジニ”は、オーストラリアの先住民のこと。西部劇によく出て来た“インディアン”は、アメリカ先住民。“ネイティブ・アメリカン”とも。“インディオ”は、ラテンアメリカの先住民族。

カナダ北部などの氷雪地帯に住む先住民族は“エスキモー”と言いましたが、今は“イヌイット”ですね。このように世界の先住民の呼び名は、時代と共に変わって行くんですね~。

ウェイン・ブレア監督「ソウルガールズ」(12)は、実在するアボリジニの女性ボーカル・グループの物語。原作は、トニー・ブリッグスの戯曲『ザ・サファイアズ』で、彼は脚本も担当。

1968年のオーストラリア。ゲイル(デボラ・メイルマン)、シンシア(ミランダ・タプセル)、ジュリー(ジェシカ・マーボイ)の3姉妹は歌が大好きで、スター歌手になるのが夢。

幼い頃から、アボリジニの居留地でカントリー・ミュージックを歌ってきました。とうとう町のタレント・コンテストに出場が決定!ところが観客は白人ばかり。優勝も賞金も逃してしまいます。

しかし司会を務めたデイヴ(クリス・オダウド)は、彼女たちの才能を評価し観客を非難したため、仕事をクビに!やむなく町を去ろうとする彼を引きとめたのは、ジュリーでした。

ベトナムにいるアメリカ軍の慰問にいく歌手のオーディションに、参加したいと訴えます。渋々、3姉妹の音楽ディレクター兼マネージャーを引き受けます。たたし、デイヴは条件を提示。

アメリカ人に受けるには、カントリー・ミュージックををやめてソウル・ミュージックにすること。そして従姉妹のケイ(シャリ・セベンズ)も加わり、4人で“サファイアズ”を結成。

ケイはアボリジニであることをを放棄し、オーストラリア社会で白人として生きています。ソウル大好きなデイヴは、4人にソウル・ミュージックの“いろは”を叩き込みます!

クリス・オダウドは1979年アイルランド出身。ポール・フェイグ監督「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」(11)に出演。個性的で、でも好感の俳優。今回はどうか知らん?
コメント
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