だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

1683年9月11日のこと

2014-03-24 21:54:17 | 映画
“ローマ帝国”と聞いて思い浮かべるのが、オクタウィアヌスやアウグストゥスといった皇帝たち。ローマ帝国は395年に東ローマ帝国(ビザンティン帝国)、西ローマ帝国に分裂します。

そして“神聖ローマ帝国”とは?現在のドイツ、オーストリア、チェコ、イタリア北部を中心にした国家を言います。映画には、ローマ帝国を舞台にいた作品がいろいろあります。

ローズマリ・サトクリフの原作をケヴィン・マクドナルドが監督し、チャニング・テイタム、ジェイミー・ベル主演「第九軍団のワシ」(10)もそうですね。120年、消息を絶った最強ローマ軍。

20年後、父と黄金のワシを探す男の物語。ところで、神聖ローマ帝国を舞台にした作品が公開されます。レンツォ・マルチネリ監督のイタリア映画「神聖ローマ、運命の日」(12)です。

1948年、イタリア、ロンバルディア州出身の監督作品には、「バルバロッサ 帝国の野望」(09未)もあります。歴史大作がお得意なんですね。ルトガー・ハウアー、F・マーレイ・エイブラハムが出演。

そして本作のタイトルにある“運命の日”とは?17世紀末。オスマン帝国(現在のトルコ)の大宰相カラ・ムスタファ(エンリコ・ロー・ヴェルソ)は、ヨーロッパに勢力を拡大。

ムスタファ率いるオスマン・トルコ軍30万は侵攻を開始し、ハプスブルク家の都ウィーンを包囲します。ウィーンの兵力はわずか1万5千。援軍を含めても総勢5万足らず…。

その頃、神聖ローマ皇帝レオポルト1世に召喚され、ウィーンに赴いたのは、ヴェネチアで次々と奇跡を起こすという、修道士マルコ・ダヴィアーノ(F・マーレイ・エイブラハム)でした。

そしてとうとう迎える運命の日。1683年9月11日。4万の援軍を従えてウィーンを目指す、ポーランド王ヤン3世ソビェスキ。キリスト教勢力対イスラム教勢力。果たして、歴史は?マルコとは?

出演者は、イエジー・スコリモフスキ、ピョートル・アダムチクなど見知らぬ人たちばかり。F・マーレイしか知りません。でも歴史好きな映画ファンとしては、その日、何があったか興味津々です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする