だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

メイズ刑務所で起きたこと

2014-03-25 21:16:17 | 映画
先日、BSでアカデミー賞授賞式総集編を放送していました。改めて、作品賞を受賞した「それでも夜は明ける」(13)、素晴らしかったですね。9部門ノミネート、3部門受賞!

受賞は、作品賞、助演女優賞:ルピタ・ニョンゴ、脚色賞:ジョン・リドリー。ノミネートは、主演男優賞:キウェテル・イジョフォー、助演男優賞:マイケル・ファスベンダー …

監督賞:スティーヴ・マックィーン、そして美術賞、衣装デザイン賞、編集賞。監督のスティーヴ・マックィーンの喜びようはこちらにも伝わって来ました。1969年10月9日、ロンドン出身。

在学中に映画製作を始め、アーティスト、彫刻家、写真家として活躍。初長編映画が「HUNGER/ハンガー」(08未)で、2作目が「SHAME シェイム」(11)、3作目が「それでも夜は明ける」。

監督賞を受賞し、どうしても見たい!と思うのはファンとして当然のこと。あっ、もちろん未公開作品のことです。そして渋谷のイメージフォーラムで、緊急公開が決定しました。

カンヌ国際映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した、「HUNGER/ハンガー」(08)は、1981年北アイルランド政治犯刑務所で起きた抗議運動を描いた実話です。

サッチャー首相によって弾圧され、政治犯としての権利を奪われた“IRA”の囚人たちが収監されている、メイズ刑務所。Hブロックの約500名の囚人たちは、様々な抵抗を重ねていました。

ボビー・サンズ(マイケル・ファスベンダー)を中心に、ブランケット・プロテスト(服を洗わずに全裸に汚れた毛布を被る)、さらにはダーティー・プロテスト(垂れ流した汚物や食物を放置)で…

抗議運動を展開。しかし、看守たちは暴力で制圧してきます。何をしても変わらない事態に、サンズは最後の手段としてハンガー・ストライキの実行を決意します。果たしてその結果は?

共演は、リアム・カニンガム。お気付きのように、監督とファスベンダーは3作共に組んでいます。またファスベンダーは、わずかな水と栄養注射で容姿を作り変えたとか。見ます!
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