だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

近未来、先進国Xで。

2014-03-28 22:03:38 | 映画
日本で生まれ、アメリカに渡ってカリフォルニアで映画製作を学び、サンフランシスコ州立大学映画学科卒業。脚本家としてキャリアをスタートさせた人、それが中島央(なかじまひろし)氏。

映画監督としては、短編映画「Lily」(07)を脚本、製作、監督。そして、2010年に長編として公開。スランプ中の若手脚本家(ジョシュ・ロング)が、恋人(レベッカ・ジェンセン)を…

ヒロインにして書いた物語が、実生活の2人にも影響を及ぼしてしまうという内容。未見ですが。4年ぶりに中島監督の新作が公開されます。もちろん、キャストはオール・アメリカ人。

シークレット・チルドレン」(14)です。36年前、とある先進国では人口減少に対する手段として“シークレット・チルドレン”と呼ばれるクローン人間を作り出しました。その数、3万人。

以来、人間とクローンは平和的に共存していました。ところが、1年前の政権交代で大統領となった独裁者ブルームクイスト(ルイ・デズセラン)は、クローン監視委員会を設立します。

“クローン廃絶運動”つまり国中のクローンの捕獲、廃絶を開始するのでした。国中に隠れ、逃走するクローンを次々と発見しては捕獲。さらに冷酷にも廃絶し続けていきます。

多くのクローンが殺害されていく中、セドリック(オーガスト・コリエル)とソフィア(ジェイミー・ベルナデッテ)のクローン・カップルは、レジスタンス活動をしながら、仲間を救出。

そして隠れ家に保護する2人は、シークレット・チルドレンの間では英雄となり、政府の最大の敵となったのです。クローンたちはそれぞれの思いを胸に、最後の賭けに出ます。果たして?

うむ、クローンで思い出すのがマイケル・ベイ監督、ユアン・マクレガー主演「アイランド」(05)や、マーク・ロマネク監督、キャリー・マリガン主演「わたしを離さないで」(10)。

上記2作は、臓器提供を目的としたクローンのお話。後者はカズオ・イシグロ原作。本作はクローンを廃絶するという怖~いお話。レジスタンスも登場し、第2次大戦中を思い出させます。
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