狂気のニックとイライジャ

狂気を秘めた俳優っていますよね。平凡であればあるほど、その落差は恐ろしい。オスカー俳優ニコラス・ケイジは、平凡な男や父親役もこなすけど…

５２歳の今、その役柄は幅広いのです。最近は出演作もすごく多くて、１年に３～４本は出ています。２０１１年は「デビルクエスト」、「ハングリー・ラビット」

「ブレイクアウト」、「ゴーストライダー２」。２０１２年は「ゲットバック」、「ジャックはしゃべれま１，０００（せん）」（未）。２０１３年は「フローズン・グラウンド」

「レフト・ビハインド」、「グランド・ジョー」、アニメ「クルードさんちのはじめての冒険」（未）。２０１４年は「トカレフ」、「ラスト・リベンジ」、「ザ・レジェンド」

２０１５年は「コンテンダー」、そしてベン＆アレックス・ブリュワー兄弟監督「ダーティー・コップ」（１６）と続きます。監督は、本作が長編映画デビュー作。

ラスベガス警察の証拠品保管室で働く、ストーン（ニコラス・ケイジ）とウォーターズ（イライジャ・ウッド）。２人は、毎日代わり映えのない退屈な仕事に…

飽き飽きしていました。そんなある日、盗難車にドラッグを隠し持っていた売人が、多額の保釈金ですぐに解放されていることに気付きます。

保釈金の出所をたどって行くと、ドラッグ絡みの大金が隠された金庫の存在を知ります。誰も殺さず、誰にも知られず、大金を強奪して人生を変える！

徐々に狂気を帯びるストーン。不安に思いながらも欲望には逆らえず、協力するウォーターズ。果たして、平凡な警官が落ちて行く狂気とは？

そう言えば、イライジャもフランク・カルフン監督「マニアック」（１２）で、狂気を演じています。こちらはホラー系。２人ともホントは怖いんです。