『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

製作再開

2023-10-21 08:59:16 | 古楽器製作

金曜日から明日まで、
私的三連休なので、
そろそろ古楽器製作を再開しようと
工房の作業台の片付けをしたら、
作りおきのパーツに手が伸びた。

こうなると、
不思議なもので、
カラダで覚えている
作業手順が、あれよあれよと
勝手に動き始めた。

張り合わせて
2.5㎜厚にまで削ってあった
2枚の表面板に
モールド(木型)をあてて
木取りする外形を罫書いて、
サークルカッターで
音孔を刳り貫いた。

今回の2本には、
「組紐工房」に外注した
日本伝統の技を用いた
「組紐」によるサークルを
ローズ(薔薇窓音孔)に
用いることにした。

*

Xmasオナメントから転用した
ローズも、不要部分をカットした
2つのピースを接着して
3本目のものに使おうと思う。

*

カットして張り合わせたままの
ネックとヘッドを
ジョイン部分で切断・研磨し、
裏側を丸型にカンナかけした。

今日は、
ペグ用の孔あけと、
ヘッドの装飾切り・研磨、
指板の接着までやろうと
予定している。

**

春休みに製作した
ルネッサンスギターが
3本とも完売してくれ、
ビウエラ1本と合わせて、
16万ほどになってくれたので、
やや高級な「ゼブラウッド」を
仕入れてみた。

この素材は
初めて使うので、
まだ木の性質はよく解っていない。

5㎜ほどの用材を
これから、電気カンナで
2.5㎜くらいまで削っていく。

そして、
ベンディング・アイロンで
熱を加えて
ギター型の「8の字」に
モールド(木型)を使って曲げてゆく。

高い素材なので、
裏板は、安価なアガチスとの
ストライプにしようかと
思っている。

**

今朝の朝刊で、
去年の高校生の自殺者数が
過去最高の354人だったことを
知った。

明日も、
希死念慮のあるJKが
自宅カウンセリングに来るので
「私的三連休」なぞと
浮かれている場合ではない。

その苦しみに寄り添い、
最適なサイコセラピー(心理療法)を
提供すべく、その準備と
全人的関与をしなくてはならない。

加えて、
毎日の神前ご祈念でも
早期の快癒を
神様にお願いさせて頂いている。

「祈り」の力を
誰よりも信じているので、
自分の技量だけでなく
神様の後押しがあればこそ
「希死念慮」ケースにも
こころの余裕をもって
臨むことができている。

「臨床」の英語は
「クリニカル」だが、
「クリニック」などの語源は、
ラテン語の「クリネー」で、
これは、本来、
「死の床」に寄り添うという
意味らしい。

*

学生時代から
通っていた『珍満』で
ノロウイルスの食中毒が出た、
と地方欄にあった。

聖母高・大卒で
英語が堪能で
超ハイテンションの女将の
失意の顔が脳裏に浮かび、
きっと、被害者の元を訪れて
土下座くらいの
お詫びをしただろうなぁ・・・と、
想像してしまった。

**

きょうは
4時頃から
ソーちゃんの
『JT杯』の早指し棋戦が
行われる。

相手は、
王座のタイトルを奪取したばかりの
永瀬ッチである。

王座戦は、
第三局、四局とも
永瀬ッチが優勢だったが、
いずれも、最終盤の「詰め」で
ミスをして逆転負けしてしまった。

なので、
彼自身も言う
「詰めの甘さ」さえ克服すれば、
7年来の研究仲間の間柄で
手の内を知り尽くしているので、
今、最も、八冠にとっては
脅威の存在である。

そのことを
いちばんよく知っているのは
八冠自身で、
「まだまだ、実力を
つけていかなければならない、
と思っています」
という、インタヴューでの
謙虚な感想になったのだろう。



プロ・デヴューしたての頃、
「自分のピークは
 26歳頃かもしれない」
と、言っていたが、
それまで、まだ5年はあり、
これから、まだまだ強くなる
伸びしろがあるから、
いったいどんな最強棋士になるのか
ファンの夢は膨らむ。

誰が、
この絶対王者、
将棋の神に愛されし青年に
初めて土をつけるのか・・・。

八冠達成後の
『藤井劇場』の第二幕は、
〈努力する大天才〉に立ち向かう
〈努力する天才棋士〉たちの
美しき闘いを、
観戦することだろうか。




 

 


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