『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

初秋

2016-09-14 08:04:00 | 風景
朝夕は20℃を切る日もあり
めっきりと秋めいてきた。

老母の脳内出血箇所も
大分と吸収されたと見え、
CTの陰影に写らなくなったという。

ただ、
リハビリ期に移行して
1週間目だが、
果たして以前と同じく
歩行が可能になるかは
依然として未知数ではある。

願わくば、
ベッドから
トイレまでの
数歩だけでも
歩けるまで回復を
祈るばかりである。

…と、ここまで書いたら、
病院に行って
現在のリハビリ状況を見た上で
転院先の打ち合わせをする
時間になった。

若い女性の作業療法士さんに
ベッドから起こされて、
リハビリ室まで車椅子で移動し、
静止座5分と
平行棒の往復を2回するのを
初めて見学した。

次はそろそろ歩行器訓練に
移れそうだという。

現在の医療センターは
急性期対応の病院なので、
これから120日を限界とする
リハビリ病院に転院することになる。

明後日には、午後から
市の介護認定士の査定に
立ち会わねばならない。

一々いろんな手続きを経るが、
過去を回想して悔やんだり
未来を予期して不安がると、
mind wondering(思い煩い)という
ストレスが発生する。

すると、副腎皮質から
コルチゾンという海馬を損傷する
ホルモンが分泌されるので、
今ここで、目の前の事のみに
意識を集中する、という
マインドフルネス精神で
介護に取り組もうと
肝に命じている。




台風13、14号が
南洋海上で発生したという。

雨降らば降れ
風吹かば吹け
である。

雨の日も
晴れの日もある、
それが天の気象といふものである、
…と、近頃、なにやら
仙境の翁のような
心境になってきた。

わが人生も
晩秋から初冬に
さしかかっているのだろう。




遠方への通勤で
どうしても眠気が
払拭できない日なぞもある。

居眠り運転こそしたことはないが、
先日は、さすがに危険を感じて、
コンビニの「眠気覚ましコーナー」で
はじめて「モンスター・エナジー」なる
カフェイン飲料を購入した。

250ml缶が200円もしたので
驚いたが、即効性は大してなかった。

むしろ、コンビニのトイレで
冷水で顔を洗ったほうが
眠気覚ましには効果があった。

もっとも、
睡眠不足での眠気ではなく、
風邪っぴきや「うつ」性の
脳内疲労によるものなので、
ホッペを思いっきりビンタしたり
手の甲が紫になるほどツネらないと
「気付け」クスリにはならない。

昨日は、
お昼のランチの途中まで
具合が悪かったが、
食後に急に元気になり、
仕事帰りには復調していたので
炭水化物のブドウ糖が
点滴効果になったような気がした。

体の組成が
CHONの4大元素
で出来ている我われは、
やはりC6H12O6(ブドウ糖)や
Nを含むアミノ酸(タンパク質)を
摂取すると元気が出るのが
如実に実感できる。




秋口にさしかかり
陽も短くなり
遠方から伏拝坂まで戻った頃には
眼下の市内は夕景に沈んで
灯りが瞬くようになった。

病老母は人生の晩冬、
自分は人生の晩秋か…と、
ふと思ってしまった。

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