オフ日のきのうから
「私的四連休」である。
なので、初日の昨日は
久しぶりに
三ツ星懐石のお店で、
昼食方々、親方・女将さんと
歓談してきた。
名懐石店『花の坊』からの
ファンなので、
もう30年近くかよっている。
在京中は、
よく『吉兆』や『たん熊』
『菊乃井』『美濃吉』『和久傳』
などで懐石を味わっていたが、
それらに劣らぬ
料理の冴えがある。
*
付きだしの
「湯葉豆腐」は
やさしげな味で、
それでいて、
添え物の椎茸は
こっくりと焚き上げられ、
その深みのある味わいには
いきなり心を掴まれた。
*
続いて「懐石の華」である
『椀刺し』。
鮪・鯛・烏賊の
三種盛り。
穂紫蘇を口直しに挟んで
それぞれの風味を楽しめた。
*
菊花仕立ての
銀杏の真蒸。
上品な椀種を頂きながら、
はんなりした
極上の吸い地を頂く。
椀妻のシメジに
秋の到来を、
吸い口の青柚子に
去り行く夏を思わされた。
一碗のなかに、
見事に季節が描かれている。
*
焼き物は
『鱸(スズキ)の玉素焼』。
底に敷かれたアボカドが
熱々のトロトロになっていて
目を瞑って頂いたら
何の素材か判り兼ねるようだった。
*
続いては、
京風に言うなら
『揚げ茄子と鰊の炊いたん』
となる、焚き合わせ。
【嫁に喰わすな】
と言われる秋茄子(笑)。
微かな渋味のある鰊との
カップリングは
絶妙であった。
紅葉麩も
未だ蒼い。
*
蒸し鶏の酢の物で
口中をキリリと引き締め、
薩摩芋ご飯が供された。
しみじみと出汁の旨い
ナメコ汁を頂きながら、
お新香を合いの手に
芋飯を食すのは、
まさに至福の時であった。
*
主菓子には
胡麻寒天。
これを頂くと、
すっとお薄が置かれた。
その一碗を吸い上げるため
料理は控えめな
「前奏」のようでさえあった。
真っ当な
茶懐石のお昼でありました。
***
来年の4月に
発表会を催すことになり、
恒例の「成功祈願」を
『板倉神社』でさせて頂いた。
過去、
六度の『復興支援リサイタル』で、
毎年、「お願い参り」と
「お礼参り」をさせて頂いてきた。
今年の、
『福大ギタークラブ・
ファイナル・コンサート』でも
お参りさせて頂いた。
*
境内に、
カメラを持参した人たちが
幾人も群がっていたので、
何事かと怪訝に思っていた・・・。
そしたら、突然、
空の一角を指差したご婦人に
つられて仰ぎ見たら、
なんと!!
ブルーインパルスが
こちらに向かってきて
真上を通過するという
僥倖に遭遇した。
4機のフォーメーションを為しながら
白煙と轟音と共に、
数秒で編隊は通り過ぎた。
今朝の朝刊で知ったが、
フクシマ空港で
開港30周年記念の
「空の日フェスティバル」が
昨日・今日と
催されているそうな。
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