知らぬまに・・・イタタ

普段使いしている
ギターが突然、
ビーンと音を立てて
1番弦が切れてしまった。

夏に入ってから
高温乾燥と冷温多湿の日が
交互に続いて
さすがに極細繊維の
集合体であるフロロカーボンが
劣化したのであろう。

ストック弦が
1本しか残っていなかったので
幸いだったが、
またネットで予備の分を
注文しておかなくてはならない。



ついでに、
切れっぱなしになっていた
リュートの1番弦も交換した。

弦交換するときは
楽器をグリグリ方向転換するので
いつもベッドの上でやっている。

リュートの1番弦には
フロロカーボン製の
4号釣り糸を使っている。

50m巻きで
売られているから
コスパがいい。

ナットの弦溝には
滑りをよくするために、
特注の8Ｂ鉛筆でなぞってやる。

ペグの調整には
コンポジションという
クレヨンのようなものを
可動部につけてやる。

昨晩は、
久しぶりに
リュートを調弦して
半時ほどいろいろ弾いてみた。





昨日は、
高畑からレッスンに来られている
Ｋさんが、新しい河野ギターの
「プロフェッショナル2016」を
購入したので持ってこられた。

50万もする
高価なものなので
傷を付けないように
注意しながら
試奏させて頂いた。

出来上がったばかりの
塗装や木の香りが心地よく、
音はまだ「うぶ」な感じだが
よく鳴って音質も上品で
間違いなく数年後には
名器に育つものである。





寝しなに
何か気軽な読み物はないかと
書棚を見回して
昭和15年に描かれた
『仲よし手帖』というのを
選んでみた。

昭和21年から始まった
『サザエさん』に先行する
戦前のものである。

内容は
他愛もないが、
それが疲れずに
ほどよい眠気を誘ってくれる。

知らないあいだに
足の甲の一部が赤く腫れて
ズキズキ痛むので見てみたら
何かにぶつけたような痕があった。

一向に覚えがないので、
仕方なく湿布を張って
ネットで被って寝た。

最近、身に覚えのない怪我や
傷を負ってることがよくあり、
これもまた歳をとった
ということなのだろうか。