きのうは
カミさん&叔母さんの
いつもの三人で、
「安・近・短」の
《そば・寺・温泉》の
ミニツアーに出かけた。
こういう企画は
カミさんがいつも担当し、
“小金持ち”の叔母さんが
スポンサーになるので、
自分は体調と気の向き加減で
それに乗ったり、
家でゴロ寝を選んだりしている(笑)。
先週は、
柳津までという
遠出だったので、
それはパスしたら、
迎えに行った叔母さんから
「あんた。
きょうは大丈夫なの?」
と、心配されてしまった(笑)。
*
かつて、20年も
通勤路としていた
4号線を南下して
大玉村のさらに郊外にある
民家が営む予約制の蕎麦屋に
初めて連れて行かれた。
あれが阿多多羅山
あの光るのが阿武隈川
・・・という、
『智恵子抄』で有名な
安達太良山が
うっすらと冠雪して
青空に映えていた。
智恵子は東京に空が無いといふ
ほんとの空がみたいといふ
阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ
*
手打ちの新蕎麦は
エッジがキリリと立った
潔くも清々しい味わいだった。
*
「天そば」セットには
ご主人が「サービス」と言って、
「小づゆ」や「白和え」や
「柿の天婦羅」など
小皿・小鉢を供して下すった。
デザートは
今年の桃を冷凍にしていたものを
ソルベしたものだった。
**
カミさんも永らく京都で
共に寺社をすべて廻ってきたので、
「安近短」のプランニングでも、
いつも「小京都」風情の
未訪寺を探してくる。
岩角山(いわつのさん)
岩角寺(がんかくじ)
は、真言宗のお寺だが、
山を覆う数多の巨岩に
仏様や観音様が彫ってあり、
土曜の午後だったが
三々五々、人々が参拝に
訪れていた。
まだ、少しだけ
紅葉もあったが、
散る前はさぞかし
凄かっただろう・・・という
楓の巨木も見られた。
急峻な石段が多いため、
80歳過ぎた叔母さんは
麓の本堂のベンチで
のんびりパンフを見て過ごしていた。
随所に七福神やらの
侘びた塑像もあり、
それらが山茶花や
青々とした竹林に映えて
なかなかの見ものだった。
*
お堂のひとつには
豪奢で精緻な彫刻が施されており、
木工数寄の身には
緻密な造形の鑑賞ができて
堪らなかった。
*
最後は、
カミさんが常連の
『フォレストパーク』の
露天風呂に連れていかれ、
三人で湯上りソフトクリームをやり
まったりとした。
半日の近場のお出かけだったが、
グルメ・秘仏鑑賞・温泉・・・と、
叔母さんスポンサーと
カミさん運転の
「アゴ・アシ」付きで(笑)、
助手席で観光客気分でいた。
そしたら、帰路、
寝落ちしてしまい、
叔母さんちに到着して
外から窓ガラスを
「コンコン」と叩かれて
爆睡から目覚めた(笑)。
喰って、山歩きして、
温泉つかって、車内で音楽聞いて、
寝落ちしてりゃ・・・
なんとシアワセなG様であることよ(笑)。
(^▽^)> テヘヘ…♪
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