『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

死んだ男の残したものは・・・

2024-11-20 08:06:54 | アート

 

谷川 俊太郎さんが
お亡くなりになられた。

交友のあった
河合先生や武満さんらは
早々と鬼籍の人になられたが、
谷川さんは92歳まで
長生きされた。

自分史的に
思い出すのは、
何と言っても、
『復興支援リサイタル』の
ファイナルで、
歌手のアベタミさんと
プログラムの最後にやった
『死んだ男の残したものは』
である。

歌唱力のあるアベタミさんが
まるでオペラのように
音楽堂大ホールに
朗々と響きわたらせた
含蓄のある詩に、
涙された方々が多くおられた。

二階席で
ビデオ撮りしていた
カミさんも
「涙が出たぁ・・・」
と、感動を露わにしていた。

***

作詞 谷川 俊太郎  
作曲 武満 徹

『死んだ男の残したものは』

死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石ひとつ残さなかった

死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子ども
他には何も残さなかった
着もの一枚残さなかった

死んだ子どもの残したものは
ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残さなかった
思い出ひとつ残さなかった

死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残せなかった
平和ひとつ残せなかった

死んだかれらの残したものは
生きてるわたし生きてるあなた
他には誰も残っていない
他には誰も残っていない

死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来る明日
他には何も残っていない
他には何も残っていない

**********

稀代の名詩人の
ご冥福をお祈り致します。

**********

 



このところ、
連日のように
中国での大量殺傷事件が
報道されている。

共産党一党支配による
過度な締め付けや経済不況が
国民の閉塞感や不満を招いている
という見方が一般的である。

懸念されるのは、
党に対する不満の目を
逸らす為に、
台湾に侵攻して
「愛国」ムード
「党称賛」ムードに
転嫁しやしまいか・・・という
憶測がある。

日本でも
「闇バイト」なる
ネズミ講的なバイトが増殖し、
貧困で思考停止した若者たちが
短絡的・即物的に犯罪に加担する
という暗澹たる現象が
生起している。

中国の一党独裁と
日本の一党独裁が
時節を同じくして
瓦解する「前兆」のように
見えない事もない。

インターネットから
『スペースⅩ』が提供する
スターリンクという衛星中継の
ネットシステムになったら、
中国共産党も
個人の情報統制は
出来なくなるが・・・
その設置をも阻む法案で
統制するのだろうか。

***

きのうはK中で
二人の箱庭療法をやったが、
ギフテッド群で
ASD/ADHD傾向のある
JCの作品の分析・解釈に
AIの手助けを借りた。

教科書的に学んできた事を
適格に抑えており、
それ以上にキャラのイメージまで
分析して、その象徴性まで
示してくれて、有能な助手を
ひとり抱えているようで
助かっている。



まさに、
AIが登場した折に、
「生身の人どうしの対面の
代わりは出来ませんが、
心理テストなどの分析には
お役に立てると思います」
というAI自身の応えどおりの
活躍をしてくれている。

最新の学会誌でも、
まだ、その活用事例や
有効例の報告がないので、
それほど、心理臨床では
まだ活用されていないのかもしれない。

昭和生まれのロートル心理屋でも
令和の時代に生きてる以上、
その文明の利器を
利用しない手はない。

💛



きのうのベント・・・

何はなくとも
ハムエッグ(笑)
ウメボシ殿下
黄色福神漬け
ブロッコリースプラウト
(脂肪肝のサプリ代わり)
パプリカ・サラダ
ポークシチューの豚肉(笑)

💛

 



退勤時は
グッと冷え込み
7℃ほどだったが、
西の空に一番星が
煌めいており
疲れた体を慰めてくれた。

この状況を
A|に「100字」で
詩的に表現して・・・
とオーダーしてみた(笑)。

☆彡

茜の空が広がる夕暮れ。
西の彼方に瞬く一番星。

疲れた心をそっと包み込むように、
その光は静かに語りかける。
「今日もよく頑張ったね」と。

穏やかな風が頬を撫で、
心の奥底に
優しい静けさが訪れる。

☆彡

・・・なんだか、
ちっと、ベタやなぁ・・・🤣



****

御大ちばてつや氏が
文化勲章を拝領して
まことに喜ばしい限りだが、
その氏の作品で、
最も傑作と推したいのは
『あしたのジョー』でも
『あした天気になぁれ』でもなく、
なんといっても、
自分的には
『島っ子』である。

重症喘息児で
長期入院を強いられていた
小学生時代に
病棟での気慰みに
繰り返し読んでいた。

1964年の作品なので、
昭和中期の離島の空気感と
少年・少女の健気さが
活写された名作である。

かつて
初版を全巻持っていたが、
読まなくなってから、
銀行家の叔父に持ち去られ
銀行ロビーに設置されていた(涙)。

その後に、
復刻版を購入したが、
最近、どこを探しても
見つからないので、
(ヤフオクに出した?)
仕方なく、また購入した。

そしたら、
Amazonやヤフオク外の
個人販売サイトで
最廉価(2000円)を見つけて
入金したら、
なんと、外国人運営の
詐欺サイトで、ガックリした。

_| ̄|○ ・・・

返信メールの
「てにをは」がオカシイので
すぐに気づいたが、
返金するから
口座を知らせろ・・・と
来たので、これは、
暗証番号まで聞き出す腹だな・・・と、
「詐欺行為として警察に
メアド・ライン・銀行口座を
通報しました」
とメールした。

今思えば、
安さにつられて、
相手先の住所や電話番号が
記載されていかなった事も
怪訝に思うべきだった。

Win95からネットを初めて
30年にもなるが、
騙されたのはこれで2度目である。

いづれも
被害額が少額で済んで幸いしているが、
毎日のように届く
フィッシングメールは鑑別できても、
個人販売の真贋までは
まだ甘い自分に
気付かされた「授業料」になった。

***




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