遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



 
朝まだき

  夜行バスで早朝高山に着いた。薄もやのなかに咲く桐の花が美しかった。やがて空が明るくなる。快晴だ。初夏の明るい日差し 汗ばむ肌に心地よい緑陰の風。きのうのことを考えていた。いっしょに力をあわせリサイクル社会を築こうという夢を欺かれたような気がして わたしは悔しくてならなかったのだ。そして 夫に対しても なぜもっと機械メーカーにものを言わないのか腹を立てていた。

 木
 
 夢からさめてまどろむ花々


  つきあってみてわかったことだが 大手のメーカーだから小回りはきかないし 情けないくらい上下 系列会社との連携が弱い。上層部は保身のことばかりとわたしには見える。

  しかしたとえどんな無礼な物言いをされたとしても 怒ってしまっては先に進まない。どちらかがばかになるしかあるまい。こちらのいう本質的な問題とあちらのいうマニュアルや契約の問題がかみ合うはずはない。どのように理解しあえるかだ。



  ポイントは能力25K/h それにかかわる補償の問題 許可の問題 H社が本気で販売を継続する意思があるか 担当の営業がこの機械の能力 特徴 他社とのコスト比較など まったく知らない。関東地区のTOPも実はほとんど知らないのでは先行き暗い。値段の面では競合他社と比較にはならない。しかし初号機でやめられてしまいほうりだされては 夢をかけてきたわたしたちは裏切られたも同然だ。

たんぽぽの綿毛が露に濡れていた

  きのう 話し合いが長引いたため 時間がいっぱいで古事記のテキストを持たずにでてきてしまった。セミナーのあいまに テキストを手直ししようと思っていたのだが...なにもかも忘れて ゆっくりして 力を取り戻そう。木曜日はべりットさんの林檎の木と水のおはなし それから もうひとつの予定 今度こそわたしを空にしてものがたりが満ちるように....語りの場にたくさんの目に見えないが輝く糸が結ばれるように。

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