遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



『キス・アンド・クライ』(ニコライ・モロゾフ)転載

........スケート選手として成功するには、日本人であることの良さを残しつつ、同時に日本人離れした部分を併せ持つようにしなければならない、ということだ。私はこれを「脳を手術する」と言っているが、残すべき日本人らしさと捨てるべき日本人らしさが存在するのだ。

残すべき日本人らしさとは.....スケートに対する献身的な姿勢だ。学ぶことに貪欲で、日々のトレーニングから実によく多くのことを吸収しようと努める姿は、感動的であるとさえ言っていい。.....私は、文化という側面では日本は30年先を進んでいると感じている。人々は勤勉でありながらおごったところはまるでなく、つねに他者を尊重し、周囲への感謝の気持ちを忘れない。.....シャイで、礼儀正しい日本の選手たちに悪い印象を覚える者は、皆無だろう。

だが、シャイで礼儀正しい日本のスケーターたちが、氷上でも同じようにふるまってしまったら、表彰台の一番高いところに立つ可能性は決して高くない。育ってきた文化の影響が悪い方向に出て、他の文化圏出身のジャッジには、あたかも自信なく滑っているように見えるからだ。実際、私の目にも、何か罪悪感でも抱きながら滑っているようにさえ見えることがあった。

そのような演技では、満場の観衆を魅了することなどとうていかなわない。技術的には劣っていても、自らを魅せることに長けた、自信に充ち溢れたスケーティングを披露できる選手を相手にしたら、簡単に敗れてしまうだろう。

捨てるべき日本人らしさとは.....私がまず取り組んだのは、高橋大輔や安藤美姫の中に自信を築き上げ、もっと自由で開放的な人間にすることだった。 .......生まれながらにしてスケートの才能を授かった者は、リンク外でよりも、氷上でこそその本領を発揮し、もっとも魅力的な存在でなければならない。いくらリンク外では朗らかで、表情豊であっても、氷の上に立ったときにそうした面が出せなければ、スケート選手として失格だ。

たとえば美姫は、リンク外ではいつも笑顔で、とても気遣いのある温かい女性だ。でも彼女が初めて私のもとに来たとき、演技中の姿からはその人柄を感じ取ることができなかった。リンク外での自分をそのまま出せれば、もっと生き生きとした美しい演技ができるはずだった。 大輔もまた、素晴らしい素質の持ち主だったが、演技の面では物足りなさを否定できなかった。芸術的で感情的な表現をしたいという意志はあるのに、彼のシャイな性格がそれを妨げていたのだ。

誤解を恐れずに言えば、スケーターとしての成功を収めるためには、「自分を売る」ことにうまくなる必要がある。スキルや特徴があることは大前提だが、それを最大限に活かして、自らの魅力を増すことに利用すべきなのだ。

荒川静香や浅田真央にも同じことが言える。彼女たちは特別な才能に恵まれており、たとえば静香の柔軟性は他の選手たちにはない大きな特徴であるのに、彼女は上手に「売る」ことができなかった。プロに転向した今、静香は自分を魅せることに習熟したが、競技選手時代には、ただ持っているにとどまった。今のところ、真央も同じ状況にある。

世界中のコーチの間で、日本人でもっとも表現力があると評価されている選手は村主章枝だが、それは彼女が「自分を売る」ことに長けているからに他ならない。「売る」という言葉に対して、日本人はネガティブな印象を持つようだが、銀盤の上においてはそうではない。その先入観を取り除くことが、日本人選手を指導する際に必要な「日本人らしさを捨てる」.....手術なのである。


.............

......「自分を売ること」という表現はかつて日本人の美徳とほど遠いところにありました。ことばを換えると"スキルを最大限に生かし自分の魅力をアッピールすることを恥じるな"ということなのでしょうか。自らを差し出すことを恐れてはならないとわたしも思います。おおきなステージほど踏み出さないと開かないと観客 聴き手には伝わらない。けれども 高橋大輔の”道”があれほど魅力的だったのは自分を売ることを躊躇わなかっただけではない、高橋大輔の内面が変わったからではないでしょうか。およそ芸というものにはすべて内面が出る。そのパーソナリティが見るひとには見えます。自分を売る=魅せる表現は一歩間違うと品の無さにつうじます。

......「静香は自分を魅せることに習熟したが、競技選手時代には、ただ持っているにとどまった。今のところ、真央も同じ状況にある。」
.....浅田真央が魅力的でないとでも......浅田真央の魅力は魅せようとしないことにあるような気がわたしにはします。浅田真央は”そのもの” になる力を持っています。つくるのではなく魅せるのではなく、”鐘”も”仮面舞踏会”もシーズンの最後には音楽そのもの、プログラムの精神そのものになっています。

   作曲家中村洋子さんのブログに.....

......技を出さずに、氷面を滑走している時の彼女の肩には、音楽の拍子とピッタリと一致した、小刻みな動きが見られました。これが、観客を飽きさせず、彼女と一体となって、「4分間」を楽しませる原動力であると、思います。演技する浅田真央さんの呼吸と、観客の呼吸とが、一致するのです。観客も、自分自身が演技しているように思ってくるのです。
これが、芸、あるは芸術、技でしょう。これは、音楽や舞台芸術でも、同じです。.......

とあります。「演技する浅田真央さんの呼吸と観客の呼吸が一致する」”観客も演技する”というより、観客もその音楽を、プログラムを、浅田真央とともに”生きる”のです。これこそ たぐいまれな表現者ができること.....ひとびとは観るだけより 自分も感じたい 喜びたい 泣きたい 輝かしい一瞬をともに生きたいのです。呼吸ーー息ーー生きるなのだそうですが...とても含蓄がありますね。

    役者の演技で、語り部の語りで、あるいはその他のあらゆる芸で........観客、聴き手がおなじ呼吸をする ものがたりのなかに呼吸して 同時に自らのいのちを生きている。ときに実人生よりくっきり輝いて生きている。それができる役者や語り部.....踊り手、歌い手はほんものです。浅田真央さんはそれができる氷上の舞姫......鍛え上げた身体、磨きぬいた技術 そして.....透明なこころがその奇跡を可能にするのです。

    浅田真央さんの演技を見て浄められたような気がするのは 惹かれずにおれないのはわたしたちがずっとずぅーっと昔にいたところを思い出させるから.....のような気がしてなりません。光のような凝縮した一瞬です。魅せるではなく存在する、ともに生きる....ありがとう........。


音楽の大福帳は→コチラ

    





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桜子さんがコメント欄で紹介してくれたユーチューブが消されてしまいました。そこで....

ニコニコ動画:フジテレビフィギュアスケート報道暗黒の歴史前編は→コチ

右下の....をクリックすると画面のコメントは消えます。
あるいは上級者モードにしてみてください。
たしかにあらためて見ていると いじめのようにしか聴こえない。浅田真央さんよく我慢しているという気持ちになります。天下のテレビ局がここまでやる.....

後編は→コチラ
うーーむ 音声や解説の捏造もはっきりわかるし 日本の国旗掲揚シーンはないのに韓国の国旗掲揚はしている。映像を並べるとはっきりわかる。フジテレビは謎のテレビ局ですね。


ISU国際ジャッジ藤森さんのコメントは→コチラ
6:13くらいからラストまで....。

フィギュアスケーターⅡは→コチラ   最強戦士 不死鳥MAO!!

やっぱり載せます。
元ネタアンサイクロペディア:スケーティングは→コチラ

キャラ紹介がおもしろい。



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日曜日 晴れわたった空、青いそら 瀬織津姫にいざなわれるようにたどりつきました。


     

林檎の木(ゴールズワージー)のミーガン....風が黒いスカートをまとわりつかせ、くしゃくしゃの黒い帽子を風になびかせ 青い空を背景にくっきり立ったミーガンが目に浮かぶような草原でした。



土手を越えると一面の菜の花が風にゆれていました。ひばりがさえずり ちょうが花々にたわむれていました。.....たんぽぽ からすのえんどう ふじばかま いぬふぐり....

     

お弁当は新たまねぎを炊き込んだおむすび、ハムとチーズとトマト、レタスそしてゆで卵のフィリングのサンドウィッチ.....娘たちは散歩に出かけ、わたしは”林檎の木”を語りました.....なんという夢心地 いったい自分はなにをしたのだろう....どうして こんなに急に うつくしさの、同情の、あるいはただ春のとりこになってしまったのだろう.....アシャーストは心のうちに満ち溢れる、このあたらしい春の感情と獏とした不安につつまれ.....

     

名残を惜しみつつ、土手をあとにすると奇妙な森 蔦のからまった巨木がありました。近づいてみるとそれは....八幡神社の森だったのです。

     

森は鬱蒼と小暗く....表にまわり 鳥居をくぐって参拝しましたが、あまり感じませんでした....ところが参道をかえるとき そこここで響くのです。なにかに呼ばれるように近づくと木が呼びかけているのでした。杉や...銀杏.....わたしは数本の木に祈りました。手をかるくあてて交流しました。なかには涙がでてくる木もありました。



お社は荒れておりました。かえりみるひとはそう多くはないのでしょうか。日本中の鎮守の森がお社が荒廃しているように思います。なかにはしっかりおまもりくださっているところもありますけれど........ひとの心が荒むのとそれは無縁ではないような気がいたします。




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   亡くなってもう18年になりますね。尾崎さんを知らない娘が生前のフィルムを見て「どこかマイケルに似ているね」といいました。尾崎さんは”愛”と”正義”と”真実”を歌いつづけました。聴いているコチラが恥ずかしくなるほど ストレートにまっすぐに.....。ただストレートなだけでなくこまやかな描写 こまやかな歌唱には臨場感があって 聴いているわたしたちはいつしか黄昏の街に佇んでいるのです。

   きれいごとの歌は星の数ほどありますが ストレートにそれもうつくしく響く歌は少なくなりました。自作の詞...ことば 自作の旋律と 卓越した歌唱 ひとの魂に飛び込むようなかほどの歌い手はそうそうはあらわれないと思います。

   わたしも昔は、はだかんぼの語り....心に突き刺さってくる語り と言われたものですが すっかりソフィストケイトされてしまったようです。今 尾崎豊さんが生きていたら どんな歌を聴かせてくれるだろう....

   ”黄昏れゆく街で” ”Forget me not”が好きでした。

   

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  くせと個性は違うと思うのです。ひとは生まれつきそのひとだけの輝く個性を持っています。双子だからって性格はおなじではありませんね。

  くせは生活のなかで後天的についたものです。靴の底の減り方左右違いませんか? 利き手、利き足?がありますが、わたしの場合は身体の右側が固いのです。戦闘的な性格のひとはそうなりやすいと読んでなるほどと...思いました。先日 ベッドのなかで右手のこぶしを握り締めて寝ていることに気がついて びっくりしました。寝ているあいだもリラックスするどころか戦っている!? これはまずい。当然のように身体の具合がわるく しばらく夜眠れていなかったのです。

  身体の柔軟性は筋肉のやはらかさだけでなく、”筋膜”の存在を知ることがたいせつのように思います。筋膜はボンレスハムを包んでいるネットのように筋肉を包んで骨格につながっていて、生活の仕方、身体の使い方で次第に固定されてしまうのです。この筋膜をはがす方法に”ロルフィング”というのがあるのですが、残念ながら安くありません。

  そこで わたしは二年前から友人家族とともに自力整体をならっています。筋膜をはがすのはただ身体の柔軟性を増すだけではありません。張付いている筋膜から骨格をはがし 自由にすることで 声がかわってくるのではないかと思います。倍音は身体の骨格や内臓と共鳴することによるので倍音が出しやすくなるのです。語り(ストーリーテリング)は身体と心と魂でするのですからこれはわたしの語り部修行でもあります。おまけに筋肉にリンパ液などが浸透しやすくなり血液の流れもよくなります。

  自力整体というより今はバレーのエクササイズや他の先生の筋肉ほぐしをとりいれた穂積式というものになっているのですが、気がつくことは身体の左右差です。そして気がつくことから身体は目覚めはじめます。はじめた当初 わたしのひざは固まっていてまっすぐ伸ばすこともできませんでした。眠る際もひざの下に布団を入れねばならず、夜中に何度も起きました。足を伸ばすたびに ポキリとひざから音がしてひどく痛みました。

  それが 週に一度のあつまりで身体の筋肉をほぐしていくうちに、二年経った今 足はまっすぐ伸ばせるようになり、屈伸のやはらかさは息子を驚かせるようになりました。四肢からはじまって 体幹の重要性にようやく気づき 毎日かかさず身体と向き合っています。

浅田真央さんが身体のくせをリセットするエクササイズをしているというニュースと真央さんのうつくしいポジションに触発され 娘は3週間でY字バランスができるようになりました。......わたしは....まだまだですが二年後にはできるようになりたいです、Y字バランス!!。身体のくせ.....ゆがみは生活からくるのです。そして....不思議なことに身体のくせをなおしてゆくと....心も変ってゆくのです。とらわれからはずれて次第に自由になってゆく。

ロルフィングとは→コチラ




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   たかじん.....は9・11のとき ひどかったのであまり期待していなかったのですが、玉木正之さん よくあそこまで言ってくれましたね。えみさん、URLありがとうございます。

画像は→コチラ

   ①ジャッジは神聖(日本人の思い込み)
   ②日本人は主張しない
   ③日本人は語学力がない。

という日本固有の問題だけでなく暗にお金が動いている。不正なジャッジがある....ということを伝えていました。キムヨナの演技は問題なくすばらしかったというタジマさん? 刷り込まれないでもっと勉強してくださいね。

わたしたちはさまざまな情報から今回の不正ジャッジが韓国の冬季オリンピック誘致、その裏にひそむ利権から発しているのではと知っています、少なくとも強い危機感を感じています。公平性の極地であるべきスポーツ、高さと速さとうつくしさを競うスポーツがお金に汚されたのです。もっと 奥までつっこんでくれるテレビ局やその他の報道関係の方はいないのでしょうか? みんな犬? みんなお金? マスコミの役目は弱者に肩入れし権力と拮抗することでもありました....かつてはそうでした。.....隠されているものを白日にさらすものでもありました。報道する側の誇りは? プライドは?





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「フィギュアスケートはスポーツであり、芸術です。そして生活、苦痛、怪我の数々。これが僕の人生です。.....4回転ジャンプはフィギュアの未来」 エフゲニープルシェンコ

「リンクの端から端へ歩くフットワークのように、その一歩一歩はどの一歩も同じだけ重要なんだ。途中で挫けようが、最後まで頑張ろうがかまわない。それによってなにを学びどう活かすかが問題なんだ。僕の人生はまだ終わってはいない 今はじまったばかりだ」  アレクセイ・ヤグディン

「僕はクワドラベルを跳び続けます。フィギュアの未来のために」  ブライアン・ジュベール

「.....すべてが思いとおりになるのなら 喜びもないだろう」 ジェフリー・バトル

「50年後、60年後に思い出すのはライバルのことじゃない。僕がなにに挑戦し、戦ってきたかだ」  ジョニー・ウィアー

「信じてもらえないかもしれないけど、ママがわたしの足を動かしてくれる感じだった」
  ジョアニー・ロシェット

「今、この瞬間を大切に生きる それが自分への挑戦であり 明日への道へと続いてゆく」   荒川静香

「辛いことがあってもくじけずに頑張るではなくて 挫けてもあきらめないで 絶対見返してやる」  安藤美姫

「わたしには失うものはありません」  鈴木明子

「やらなければならないときに できた者こそ強い者」 中野友加里

「誰がどんな点を出してもかまわない。これはわたしのオリンピックだから」  長洲未来

「スケートがしたい。また勝利を手にしたい」  カロリーナ・コストナー

「大切なのは 努力を楽しむこと」  ステファン・ランビエール

「わたしにとって楽しむことがすべてだった」  タラ・リピンスキー


「誰にもできる演技じゃなくて 自分だけにできる演技をみせる みんな同じじゃつまらないよ」  アドリアン・シュルタイス

「わたしのジャンプはわたししか跳べません。だからわたしは跳ぶんです。」 伊藤みどり


「That'Life!」  イリーナ・スルツカヤ

「I just love jumping」 エレーア・レオノワ

「男は黙って 4回転!!」  本田武史

「ジャンプは跳びたいと思って跳ぶもの、絶対跳べるって自信をもって跳びます」
「よいしょって跳びます」  浅田真央

「大丈夫だ 長野の三銃士が君にはついている」  フィリップ・キャンデロロ

「絶望するな 大丈夫だ 調子を整えて良い滑りをしなさい みんなが待っている」  アレクセイ・ミーシン

「なぜ、難度や希少性を評価しないのでしょう。公平性はどこにあるのでしょう。スポーツは公平性の極地でしょう。  選手がやるべきことは 滑ることと耐えることです。 周囲の人間がやるべきことは、その努力がむだにならないよう 気を配ることです」  タチアナ・タラソワ


いずれ劣らぬ名言ですね。

ことばを替えて みましょうか。たとえば....歌....たとえば絵.....たとえば詩......たとえばわたしの場合は......

「わたしの..語り...はわたししか語れません。だから わたしは語るのです。」

「...語り...は人生そのもの」


ニコニコ動画は→コチラ

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「おめでとう」
「ありがとうございました。」
「ずいぶん練習されたでしょう。よい成果が生まれてね、ほんとうによかったですね」「ありがとうございます。」
「また そのあとで 世界選手権で優勝されて、ほんとうにおめでとう。」
「ありがとうございます」

「すごく緊張して最初は話せなかったんですけども、......でもお会いできて光栄でした。あとのほうは自分の思っていることをしっかり話せたと思います。」

 天皇陛下の声 おやさしいですね。

画像は→コチラ


サイモン・リードの名解説による2010年世界選手権・SP・仮面舞踏会は
コチラ

ラジオ・カナダ版、これも名解説....2010年世界選手権・FS・鐘は
コチラ

     

この"鐘"いいですね.....同じ画像のはずなのに....泣いてしまいました。ほんとうにすごいプログラムです。

.....解説者は言います。....このプログラムで彼女は偉業を成し遂げたのです。

点数発表後....
嘘だろ.....信じられない.....こんなに低いなんて......

そして真央さんの白い顔。




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「転倒ヨナなぜフリー1位」疑惑の判定というスケート連盟への抗議の声に対し読売運動部の若水浩記者が書いたものです。

.......抜粋......


「.....浅田はトリプルアクセルに2度挑戦し、一度目は成功した(a)。しかし、2回転と組み合わせて連続ジャンプとした2度目のアクセルは回転不足と判断された(b)。
現行ルールでは、回転不足だとダウングレードとなり、ひとつ下のジャンプの基礎点がベースとなる。このため、浅田の連続ジャンプは2回転半-2回転と判断され、基礎点が抑えられた。演技の質によって加減される出来栄えも伸び悩み、得点源となるべき、トリプルアクセル絡みのジャンプで13.12点(a+b)を稼ぐに留まった。

キムヨナは、アクセルはないが3回転-3回転(C)という高難度の連続ジャンプを入れた。組み合わせの最初の3回転はアクセルの次に難しいとされるルッツジャンプで、得点が1.1倍される後半にもこのジャンプを敢行した(d)
3回転-3回転も、ルッツジャンプも浅田にはない技。キムヨナはいずれもほぼ完璧に決めて出来栄え点も大幅に上乗せし、この部分だけでも20.2点(c+d)も稼いだ。
結局、ここでついた差が大きく、浅田は他の部分は無難にまとめたものの、技術点で0.57点上回っただけにとどまった。一方、芸術性を評価するプログラム構成点では、キムヨナが2.56点上回った。結局、フリーの得点は、浅田が129.50点、キムヨナが130.49点となった」

    なかなか、おもしろい記事です。読売新聞よ おまえもか!?

わたしたちは知っています。

①3回転―3回転は素晴らしい。けれども、3アクセルを跳べるのは今、浅田真央だけ。3回転はジュニアでも跳べる。

②本来の芸術とはなにか!?007のどこが ”鐘”を上回っているのか?

③検証動画によれば キム・ヨナ選手のムダな漕ぎが目立つ。浅田、安藤選手にはそれがない。

④ほぼ完璧な演技が浅田選手によってなされているのに、こけた選手が最高点をとる謎!???

⑤浅田選手はよく意味のわからないダウングレードで点数を下げられた。

⑥キムヨナ選手にはよく意味のわからない加点がされている。

⑦”鐘”のどこをとって無難な演技というのか。

⑧そして なにより 採点結果を知った時の浅田選手の顔。

⑨そして 国際映像と比べて不可解なフジテレビの編集画面・音声。

⑩国際映像の各国の解説者の解説。


2010世界選手権浅田・キム比較画像得点付は→コチラ

読売新聞担当記者・若水さん、ビデオを前に上記10項目を説明してくださるよう、お願いします。


浅田真央さん もうこんな国は見限って どうぞロシアにいってください。真実に目をつむり 自国の選手を貶める最低のマスコミが支配する国です。

もとから日本にいた蝦夷がなぜヤマトに駆逐されたか.....それは蝦夷同士で手をつなぎあうことなく ヤマトに寝返ったひとたちがいたことも原因だという説があります。わたしは不思議でなりません。フジテレビ他のマスコミ、また解説者やテレビ出演のみなさまのなかで 不世出のフィギュア選手浅田真央の偉業をことさらに貶めようとする方々は日本人の誇りをお捨てになったのでしょうか、それとも もとから他国の方なのでしょうか。デンツウやソフトバンクの経営者はいざ知らず 社員のみなさまは疑問もなく従っているのでしょうか。生活のためにやむなく やっていらっしゃるのでしょうか。


お口直しに

2008年NHK杯 仮面舞踏会は→コチラ

浅田選手が進化していることがはっきり見てとれます。

そして.....

ひっそり引退なさった中野友加里さん、あなたの努力 あなたの輝き忘れません。 2009年EXは→コチラ



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手相占いは→コチラ

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   12チャンネルってのどかでいいですね。CMもローカルであったかな感じです。選手の演技は見ごたえありました。みなさまはいかがでしたか?

   ロシェット選手 格があがったように思いました。勢いがありました。高橋選手は観衆を魅了する術を知っています。”間”がすごい。どうやって体得したのだろう。語りでも”間”はとても大切です、いや 語りだけではありません。日本の芸能のすべてにおいて必須のもの、場を支配するものです。ただし、やりすぎると品がなくなる....と人間国宝の方が言っていました。

   荒川さんには細部へのこだわりを感じました。すこし突出しているようにも感じましたが.....。浅田真央さんは華やかでうつくしかった。ほかの選手もそれぞれ 競技のときにはない 華やぎを見せてくれました。.....でも わたしは競技のときの張り詰めた演技のほうが好きかも知れません。

   一流の選手の演技を見させていただいて思うのは 1 力 勢い 2 デティールのこまやかさ 3 間 4 美しさ 5 ある種の衝撃......です。それにものがたり性をつけくわえましょうか......説得力はカタチあるもの.....練習を積み重ねた深い技術から生まれるのですが、それだけでもないように思います。なにか...見えない輝きのようなものがある......

   これは、いったいなんなのでしょうね。わたしは浅田選手とおなじようにマイケル・ジャクソンがとても好きです。マイケルこそ世界的なマスコミの生贄となったひとでした。児童虐待といういわれのない罪を着せられ、彼が世界の子どもたちのために何百万ドルも費やしたことは報道されませんでした。マイケルは楽譜も読めなかったのですが、すばらしい曲をたくさん 残しています。マイケルは農場の 聖なる木 にのぼると曲が降りてくる....と言っていました。自分が書いているのではないと....。卓越したダンスは不世出のものですが、踊るときも身体が自然に動いてしまうのだとも.....言っていましたね。

   そうなのだろう...と思うのです。わたしのささやかな体験からしても うつくしいものが世に生まれ出るためには 人間の力だけではない力がはたらく....と思うのです。浅田真央さんの 演技 を見ていると涙がでてくるのは、心を揺さぶられるのは、そういうものがあるからではないか.....先日会った大島弓子ファンのNさんが「読んだあと 心が透明になる やさしくなる」と言ったのもおなじこと.....

   うつくしいもの ことば ものがたり 音楽 パフォーマンス.....それらのものはわたしたちのなかにまだある うつくしいもの よきものに感応する心を呼び覚ますのです。なにによって呼び覚まされるかはその方の魂の履歴や生い立ちによって違いましょうが、それらは遠いなつかしい喜びにつながっているので わたしたちは闇雲にそれを追い求めずにはおられない、守らずにはおられない。浅田真央ファンの熱い応援を見ていると.....わたしもそのひとりですが.....そんなことを思います。

   日本の武道も芸能もすべからく”道”です。....体だけでなく技だけでなく 心を鍛え 澄ますこと....。わたしたちは見守っています。選手たちのこころ....精神が鍛えられてゆくのを それとともに演技がいっそう研ぎ澄まされ 豊かに美しくなってゆくのを.....。


天野真氏はカナダ在住の日本人。もと選手、浅田真央さんのジャンプにひたすらダウングレードをつけ続けることで有名です。ニコニコ動画は→コチラ

 
桜子さんのコメントから『タイスの瞑想曲』 の比較

浅田真央選手 は→コチラ
これはモンタージュです。浅田真央さんプログラムの元の曲はSo Deep Is The Night(一部ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジアを含む

キムヨナ選手 2010年エキシビジョンは→コチラ

オクサナバイウル選手 1995年は→コチラ  ほとんどバレーですね。

もうひとつは→コチラ
   
おねがい

gooのメールはリニューアルとともにおかしくなって 開けることができませんので、なにかメッセージがある方は コメント欄でおねがいします。.....公開なしでと書いてくだされば公開しません。

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1977年7月マイケルはダイアナ・ロス主演のミュージカル映画「ウィズ」にカカシ役で出演し、このとき映画音楽を担当していたクインシー・ジョーンズと運命的出会い。天才クインシー・ジョーンズとタッグを組み、黄金の10年間の幕が切って落とされる。

1978年この年マイケルはポール・マッカートニーと二度出会う。二人は将来のコラボレーションについて語り合い、後に3曲のデュエット(「The Girl Is Mine」「Say Say Say」、そしてポールのアルバム「パイプス・オブ・ピース」に収録された「ザ・マン」)を生むことになる。


1979年8月クインシーをプロデューサーに迎え「オフ・ザ・ウォール」をリリース。7月先行シングルとして発表された 「Don't Stop 'Til You Get Enough」 は、初めてマイケル自身が作詞作曲を手がけたナンバーである。

10月には「Rock With You」を発表。この曲では一人多重録音の技術が用いられビルボードでは4週連続1位、さらに、「Off The Wall」「She's Out Of My Life」と同一アルバムから4作連続で全米チャートトップ10に入るという、当時ソロアーティストとしては誰もなしえなかった快挙を成し遂げた。

12月 オフ・ザ・ウオール ゴールド・プラチナム両アルバムに認定され、全米で1200万枚を売り上げる。

1980年2月21日 グラミー賞で最優秀男性R&B歌手賞を受賞したが自分の歌がR&B部門に限定され、前代未聞の成功を収めたオフ・ザ・ウオールが最優秀アルバム賞から見過ごされたことに失望し、授賞式をボイコットした。そして次のアルバムでの雪辱を誓うのである。

1981年 マイケル 日本のスズキのCMに登場。

CMその1は→コチラ

CMその2は→コチラ


1982年8月、クインシーと2人でロサンゼルスのウエストレイク・スタジオにこもりアルバム「スリラー」にとりかかる。全米チャートで37週にわたり1位を記録。「Billie Jean」「Beat It」「Thriller」とミュージック・ビデオの概念を変える作品を次々に発表し、「スリラー」はアルバムの売り上げの世界記録を更新した。

1983年1月発表の「Billie Jean」はマイケル作詞・作曲の曲で黒人の映像は放映すべきではない」というMTVの暗黙のルールを壊した作品のひとつとして知られている(もうひとつはプリンスの「Little Red Corvette」である)。

1983年5月には、モータウン25周年コンサート(Motown 25: Yesterday, Today, Forever)においてこの曲の間奏でムーンウォークを初めて披露した。

伝説のモータウン25でのパフォーマンスは→コチラ

1983年2月には「黒人音楽の壁を越え、ジャンルの壁を壊す」というコンセプトのもとで、力強いロックナンバー「Beat It」を発売。このビデオではリードシンガーの背後で群集がダンスするという、プロモーションビデオの画期的な変革を行った。
12月には後の多くの調査でミュージックビデオの最高傑作と目される「Thriller」がMTVで初公開された。1999年のMTVによる「今まで作られたビデオの中で最も偉大なベスト100」でも1位に輝いている。

スリラーPVノーカット版その1は→コチラ
その2は→コチラ.....長いのでお時間があるときに....

1984年2月28日ついにスリラーが念願のグラミー賞 - 年間最優秀アルバム賞受賞。最優秀男性ポップボーカルパフォーマンスも受賞。「ビート・イット」年間最優秀シングル、最優秀男性ロックボーカルパフォーマンス「ビリー・ジーン」最優秀男性R&Bボーカルパフォーマンス、最優秀最新R&B楽曲賞受賞。

輝きに満ちたグラミー賞授賞式でのマイケルは→コチラ

しかし「スリラー」の記録的ヒットの後、家族を巻き込んだ金銭的トラブル、音楽的方向性の分裂と妥協の繰り返しなど、ザ・ジャクソンズの活動は困難に直面。マイケルは結局グループを脱退する。ザ・ジャクソンズはその後うまくいかず事実上解散状態になった。

1985年 稼いだお金で同年8月、ビートルズの版権251曲を管理する音楽出版社ATVを約4750万ドルで購入。マイケルの所持する大量のビートルズの版権をポールが売ってしてくれないかと交渉を持ちかけたところマイケルが断ったため、その後はさほど仲が良くない。

このようにスリラーの記録的なヒットがもたらしたもの 目のくらむような収益はマイケルに栄光のみをもたらしたのではない。逆に多くの災厄をもたらしたのである。お金目当てに大量の訴訟が起こされた。

身体的にもペプシのCMを撮影中、頭頂部に大きなやけどを負ったマイケルは(ラリーキング・ライブに出演した関係者によれば)この事故以降鎮痛剤を睡眠薬代わりに常用し始めることとなる。1985年には「We Are The World」をライオネル・リッチーと共作によりロナルド・レーガン大統領から受賞した際、右手に白の手袋をしたまま握手をしたため、一部から不評を買ったが、マイケルはこの頃から彼は持病として皮膚病を患っていたため、手袋を外せなくなっていた。

ペプシのCMは→コチラ


中でも最悪なのはCBSソニーとの確執である。

   マイケル・ジャクソンと当時のCBSソニー社長 モトーラとの確執は有名だが CBSソニーの思惑はどこにあったのか。ビートルズの版権が狙いと言われている。CBSソニーはマイケルを兵糧攻めにしようとした...と言われる。すなわちアルバムが出されなくなった。出しても満足なプロモーションをしてもらえなかった。

   かくして不世出のスター、マイケルは翼をもがれてしまうのである。溢れる才能を表現するものが表現できる自由を与えられず、契約に縛られて移籍もできないとは.....CBSソニーのプロデゥーサー、コリーのインタビューはそれをあきらかにしてくれる。長いがほぼ全文期間限定で載せます。



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エンサイクロペディアが見つからないので→コチラ

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転載です。限定UP

Interview Corry Rooney with Michael Jackson 
Update:19 November, 2009

CA=Chris Apostle ソニーでトミー・モトーラの右腕だった人物
CR=Cory Rooney プロデューサー/作曲家
CY=Chris Yandek インタビュアー
トミー・モトーラ 元CBSソニー社長 マイケル・ジャクソンに悪魔と呼ばれた。

CY: コリー。君はマイケルと仕事をする機会があって、彼と曲を書いてプロデュースしたけど、彼との関係はどんな感じだった?
CR: それがおかしいんだ。ある日誰かがこの話を持ってきてくれて、僕は言った。
「僕の人生ずっとこのチャンスを待ち続けていたんだ。マイケルと一緒に仕事をして、 僕の才能をマイケルに認められるチャンスがやっとやってきた。」
とうとうスタジオに入る時になったら、僕らは約1ヶ月間ただ話をしただけだった。
マイケルが色々なことについて教えてくれた。僕らは辛うじて何とか音楽を終わらせたけど、僕が想像していたのとは全く違う経験になった。
CY: 仕事をしないで他の話ばかりするなんて、何というかただの気晴らしみたいだね?
CR: うん。そして僕と彼とのこういう関係から、僕はあっという間にエグゼクティブになったんだ。
その時は作曲家かプロデューサーでいるより、(ソニーの)内通者になる方が、彼のための力になるように感じた。
当時ちょっと奇妙な状態だったからだ。その時マイケルはソニーにいて、彼を支持したり彼の陣営に立つ人がいないと感じていた。
CY: 本当?
CR: 驚いたよ!僕はあっという間に会社でナンバーワンの彼の協力者になったんだ。
CY: それで彼の協力者になって彼について何がわかったの?彼がどんな人とか?
いつも彼の周りには彼から何かを吸い取ってやろうとか、あれをしろ、これをしろと言う人がいるようだったし、ある時期は、彼は自分の人生をコントロールできなかったみたいだったけれど、合ってる?
CR: うん。つまりそれは、その通りだ。当たりだよ。
僕が一番初めにわかった事は、彼はいつも人を喜ばせるのに一生懸命だということだ。
彼は人を喜ばせるのに一生懸命になりすぎて、色々なことをいくらか考えすぎていた。
例えば、彼がアルバムを作り終えて、僕がそれを全部聞いて「マイケル、最高だよ!」と言ったら、(マイケルが)「うん、でもまだまだだ。」と言う。なぜなら、マイケルの耳には、何百万人もの人が色々なことについて色々な指示を出すのが聞こえたからだ。
彼は人々のありとあらゆる指示に簡単に従ったし、僕は彼がいとも簡単に指示に従うのに驚いた。
.......中略.......

本当だよ。マイケルはいつも音楽に取り組んでいた。いつも・・・いつも音楽に取り組んでいた。
さっきも言ったけど、彼は自分自身に満足していなかった。
CY: トミー・モトーラに関して彼が何年も前に言ったコメント。
さかのぼって2002年に発表したアルバムに彼は満足していないというコメント。
あのアルバムには3千万ドルかかっていた。でもトミー・モトーラを色々と普通でないみたいに言っていたあの彼の率直なコメントに驚いた?
CR: 僕は驚かなかった。さっきも言ったように、彼はレコード会社に彼側の陣営に立つ人がいるとは感じていなかった。
大筋で、僕はあのレコード会社の人々は彼に対して示すべき愛と尊敬を示していたとは思わない。事実、あのレコードに3千万ドルを使ったかもしれない。でも同時に、あのレコードのビジネス面の問題に関しては、マイケルが成功できないように仕組まれていた。わかるかい?
CY: うん。
CR: 彼らは仕組んだんだ。あのレコードに関する彼の報償をとても高く設定したりとかそういうことだ。
言ってみたら、負け…負けの状況だ。
それで彼らは餌をちらつかせて、さあ、君が全部やってくれと。レコードを売ってくれ。ツアーをしてくれ。
彼らはマイケルが、「ああ、報償を受け取れるように全部やらなきゃ」と言いながら、走って餌を追いかけると思っていたんだ。
CY: クリス、君の考えは?
CA: マイケルみたいに強力なアーティストで、自分の本拠地、レコードレーベルに対して満足できず、 自分の意見を言ってみようと決めた人はマイケルが初めてじゃない。
アーティスト達がレーベルに満足できない時は、あれこれ言うものなんだ。
彼みたいな立場のある人は、日本とかモトーラとかのトップレベルとだけ交渉して、意見が合わずに出てくることがある。フラストレーションのレベルが制御しきれなかった位だったことは確かだと思う。
彼をそこまで追い詰めた事件が沢山ある。
僕が心底気分を害しているのは、ただの噂なんだけど、でも僕が本当に信じていることで、あのスキャンダルの件の最中、彼が脅迫されていたということだ。僕はいつか真実が出てくると思う。
マイケルは何百万ドルものお金を慈善団体に使った。彼がやったことは表には出てこない。
彼の態度は自然だったけれど、彼は確実にプレッシャーをかけられていたと思う。
彼の作品の質を見れば、クリス、僕の大好きなマイケル・ジャクソンのレコード、Off The Wallを思い起こしたらね。Dangerousだろうと何でもいいけれど、どのレコードを聞いてもパーフェクトだ。
ブルーブック水準のレコードだ(?)。ヒット作ばかりだ。

.........中略........

僕が彼について強く言いたいことは、彼が音楽的に世界に貢献した事に見合うような扱いを彼は受けていなかったということだ。
彼は多分、間違いなく、僕らが一生のうちにめぐり合うミュージシャンの中で最も偉大な人物だ。 こんなのはこの先もう見ることはできないだろう。これは話題にしなくてはいけないし、言わなくてはいけないことだ。
CY: 音楽業界はこれからどう影響を受けるでしょう?
CR: 僕らアーティスト、プロデューサー、俳優、女優、僕らみんな、エンターテイメント全体にとって、マイケル・ジャクソンとはどういう意味があったのか、彼らは十分に深く考えていないと思う。
みんなとんちんかんなことをやるのに大忙しで、十分に深く考えなかったと思う。
マイケルの公判中、誰も・・・誰もちょっと立ち止まって彼をサポートしに行かなかった。
CA: ああ。
CR: 彼は児童性的虐待の訴因10件に対して無罪だった。
誰も「マイケルごめん。」と言わなかった。誰も「マイケル、君が無実だと僕らはわかっていたよ。」と言わなかった。
誰もその時はBETトリビュートをやらなかった。誰も彼の音楽をかけなかったし、マラソンもしなかった。
誰も集まってコンサートをやらなかった。何でマイケルが金を集めるためにツアーをしなければいけなかったんだ?
何でアーティストみなが集まって「おい!あのさ、マイケルがWe Are The Worldツアーをやったみたいに僕らもツアーをやって、お金を集めよう。これを継続させよう。」って言わなかったんだ?誰もそんなことしなかった。
トゥーキー・ウィリアムズはギャングのクリスプスを創った人物だけど、クリスプスとブラッズを知ってる?
CY: うん。
CR: 彼の死刑恩赦を求めるために、ハリウッドの半分がこの男のために姿を見せたんだ。
いいかい、マイケル・ジャクソンが困っている時、人々が彼に近寄りたがらなかったということが僕には理解できない。
CY: でも彼らは殺人者のためには出て来たと。
CR: でも彼らは家族を惨殺した奴のためには出てきた。小さな女の子が私を殺さないでと懇願したのに、彼は彼女を処刑したんだ。
彼が刑務所で服役中に、子供の本を書いて自分の人生を建て直そうとしていたからと彼らは言う。
彼はノーベル平和賞にノミネートされた。じゃあ、マイケル・ジャクソンがデビューしてからずっと、彼が助けた何百万人もの子供達はどうなんだ?でも2人の子供が虚偽の申し立てをして、この2人の子供が彼を破滅させた。
狂ってる。エンターテイメント業界を見渡せば、僕の周りは偽善者だらけだと、ただ言いたいよ。
こういうことが彼らにどういう影響を与えたかって?僕は彼らがこれが何なのかを理解すらしていないと思う。
みんなトリビュートをやろうとしている。けれど今このトリビュートを見たらわかるけど、今なら自分がスポットライトを浴びられるからなんだ。今になって突然、みんな彼の良いことを言いたがっているんだ。
CY: みんな関係者になりたがってる。
CR: みんな関係者になりたがっている。それがむかつく。

CY: 93年以降、マーティン・バシールのドキュメンタリー、Living with Michael Jacksonに出て、子供とベッドを共にするのはOKだと言ったけど、彼はもっと慎重であるべきではなかった?
大半の人は、ああ彼は自分自身をああいう立場に陥れたようなものだと言うと思わない?
CR: マイケルが僕に直接言ったことを説明させてほしい。マイケルと僕はそのことについて話したんだ。
彼は言ったよ。「コリー、僕が子供の時、子供時代を与えられなかっただけでなく、愛も与えられなかった。
僕が手を伸ばして父を抱きしめた時、彼は僕を抱きしめ返してくれなかった。
僕が飛行機に乗って怖かった時、彼は僕を包み込んで、マイケル、心配するな、大丈夫だよと言ってくれなかった。
僕がステージに上がるのが怖かった時、父は、この野郎、さっさとステージに上がりやがれと言った。」
父親だけじゃない。彼の周りの大人みんながそうだった。だから彼は僕にこう言った。
「コリー。僕は絶対に子供に対して、愛を与えないなんてことはしない。もし僕がそのせいで吊るし上げられたり、投獄されたりしなきゃいけないとしたら、それは単に彼らがそうしなけらばならないということだと思う。」
彼が初めて裁判にかけられようという時、彼のアドバイザーは「マイケルこれは良くない。この子に金を払って前進しよう。」と言った。
2回目、彼はこう言った。「あのね、あのせいで僕は有罪だと思われたんだ。まるで僕が何かを隠していたみたいに思われた。 だから今回は金を払わない。僕は法廷で戦う。そのうちわかるよ。僕は無実だ。」

判決が言い渡される日、その時まで僕は彼の家族と話していた。
マイケルが裁判所に到着するまであと45分しかないとニュースで見たのを覚えてるからなんだ。
僕はマイケルと一緒に家にいた家族の何人かに話しかけた。僕は「全く、一体彼は何をしてるんだ?」と言った。
彼は2階で服を着ていて、下に降りてきた。彼は家族と一緒に祈って、みんなに言った。
「君たちには心配しないで欲しい。僕は大丈夫だから。」と。

そして裁判所まで車で行った。彼は多分少し神経が高ぶって足をパタパタさせたり、車の中で歌を歌ったりとかそんなようなことをしていた。彼の兄弟姉妹と一緒に車に乗っていた。
でも彼は心配していなかった。いいことを教えてやるけど、もしあれが僕だったら頭が混乱してめちゃくちゃだったと思う。
僕ならあんな風に法廷に立てたかどうかすらもわからない。
CY: クリス、何でもいいから思うところはある?
CA: 僕は昨晩バシールのを観たけど、あれは一体何だったのかよく考えてみたかったんだ。
原告人に金を払った最初の事件についてマーティンが質問した時、とても皮肉に思えた。
そして彼が「僕はあの問題がただ消え失せてほしいと思ったんだ。」と言った言い方が、信じられないくらい真剣で正直に見えた。そしてその通り彼はその問題を消え失せさせた。
ところでこの業界の歴史の中で、これをやったのはまたもや彼が初めてじゃない。
彼はこの問題が消え失せて欲しかったんだ。2回目は戦った。
でも、コリーがさっき言っていた彼の子供時代に戻ってとか何とかの話は、彼は子供の頃ニキビがあったことを言っていて、僕らはみんな人生のある段階で経験するんだけども、彼のお父さんがいつも彼のニキビと肌の状態をしつこく物笑いの種にしていた。
普通に成長する機会のなかった小さい子供だよ。多くの人たちと全然違う風に育った子供なんだ。
彼があのマイケル・ジャクソンだとはいっても、ある種の不安な気持ちを感じる理由は沢山ある。
2回目の件に関しては、僕は死ぬまで彼は千パーセント無実だったと信じる。
マイケルは、脚本家か作家か映画か何かそういったものをやりたかった男に脅迫されていた。 これは僕の言える内部情報だ。

CR: マーティン・バシールの件だけど、1週間後か数週間後だったかもしれないけど、マイケルが彼自身のバージョンのあのショーを再放送したことを人々は覚えていないと思う。
CY: 彼は賢かったから、全部をビデオカメラで撮ってたんだ。
CR: 彼は賢かったから、ビデオカメラに撮っていた。そして、奴は全部ねじ曲げて作り上げて、偽りや嘘に変えた。インタビューで彼らはマイケルに質問した。あなたはゲイですか?
それでマイケルは言った。「その質問には答えたくない。」彼がこう言ったから、直ちにそれが編集されて、
バシールがこう言った。「明らかに、彼は明白な理由を答えたくなかった。」
だから、マイケルは彼のバージョンを見せたんだ。彼は言った。「あなたはゲイですか?」
マイケルは言った。「その質問には答えたくない。」その後、彼は言ったんだ。
「でもそのカメラをオフにしてくれたら、僕はその質問に答えるよ。」そしたら奴はオーケーと言ってカメラをオフにした。
そしてマイケルは続けた。「いや、絶対に違うよ。僕はゲイじゃない。でも僕には何百万人ものゲイのファンがいる。彼らが僕をゲイだと信じているなら、僕がゲイだと信じさせておけばいいんだよ。」
彼は言った。「僕は気にしない。誰かの気持ちを害したくないんだ。わかる?」


CA: ちょっと言いたいんだけど、こういうことはこの時点で論じる問題ですらないと思う。
CR: うん。というか、狂ってるよ。



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CA: この男が世界に貢献したこと。
僕の親友がこのツアーで彼と一緒に仕事をする予定だったってことをコリーは知らないと思うけど。
彼はコリーと偉大なディーバと一緒に仕事をしたことがあるんだけど、その彼がマイケルについてこう言った。
「彼は前よりずっと元気に見えた。」長くて大変なショーだから彼は奮闘していた。これは進行中の話だったんだ。
彼は2つショーをキャンセルしたけど、いいじゃないか。この男には50回のショーが列をなして待っていたんだ。
これは始まっていたことなんだ。 ステープルズ・センターでフル・プロダクションをやっていたんだ。何百万何千万ドルのショーだよ。
始まっていたんだ。このpoor kidは前の晩に家に帰って、気分が悪いと言い、次の日には死んでしまった。
コリーの使った言葉を使わせてもらうけど、僕の人生で多分一番破壊的な出来事だ。僕の中の正義が奪い取られたみたいに感じる。
人々はもうちょっと彼が世界にどんな貢献をしたのか関心を持つべきだ。そしてワッコ・ジャッコとかいうガラクタは一切辞めるべきだ。
CR: でも、彼らはやめないよ。そっちの方が好きだから。

CA: ライザはとてもクールだった。先日の夜、彼女を観た。
CY: うん。ラリー・キングで彼女を観たよ。
CA: 彼女はそこに座って、そんなことはもうやめましょうと言い、ラリー・キングに話していた。
彼女は、もうやめましょう、さあ、少しの間、称賛しましょうと言った。
今後はいろいろ出てくる、人々は手のひらを返し始める、いろいろ聞こえ始める、本が出始める。
ソニーはレコードをプレスしている。彼のレコードを再プレスするのに、今は4つの工場が稼動していることだろうよ。
ごめん。僕はただ単に、ここはコリーに主導権を渡すよ。僕はこのせいで打ちのめされているんだ。悲しいんだ。
僕はこのところずっと感情的になってしまってるんだ。
今週末、僕のファームハウスに行く予定だ。そこにはね、コリー、オリジナルのレコード盤がたくさん置いてあって、僕はそれを全部出してくる。この男がどんな功績を残したのか誰かが語らなくてはいけないよ。くだらない話はやめなくちゃいけない。
CY: 2005年の裁判の後は、彼は以前と別人みたいになってしまって、いろいろなことが下り坂になったと多くの人が言っている。
個人的な問題をいろいろ経験して、近年はもちろん噂されていた健康問題があったと。この状況に関して何か知っていることはある?
CR: 確かに健康問題があったことは知っている。これが第一だ。今まで話題になったことがなかったけど、
マイケル・ジャクソンにはダンサーズ・フィートと呼ばれる健康問題があったんだ。ダンサーズ・フィートとは、
ダンサーは何年にも渡って踊る時に足を包む。テープで巻くとかそういうことだ。でもそうすると当然酸素が十分行き渡らなくなって、皮膚が乾燥するんだ。
紙で切ったみたいに、皮膚が割れて裂ける。マイケルはそれにひどく苦しんでいた。
時々それがとても悪化して、足をギプスで包まなくてはいけないほどだった。だから時々ギプスをしている彼を見ただろう。
痛みはとても激しかった。そして、ああ、そのために鎮痛剤を飲んでいたかって?うん。確かにそうだと思うよ。
彼が実際に錠剤か鎮痛剤を飲んでいた所は見たことがないけれど、僕がそれについて彼に話しかけたことは間違いなくある。
こんなだから、検死の結果がどうであろうと、彼が亡くなった本当の原因が何であろうと、これはこの業界が彼にやった仕打ちがもたらしたこと、以上。この業界が彼にやった仕打ちの結果なんだ。
CY: 業界と言っていい理由は、彼は経済的な問題で追い詰められていたから?
彼は10回ショーをやりたいと言ったのに、ロンドンで50回することになってしまった。来月の予定だったけど。
経済的な問題を遂行しないといけなかったから、彼は追い詰められてると感じていたのかな?
CA: いいかい。彼はこのカムバックツアーをやろうと決めて、現金を儲けようとしたのは確かだと思う。
正直なところ彼はそれくらいもらって当然だ。コリーが言ったように、彼は大きなパワーを持つ人々に水際まで追い詰められていたし、公平に扱われていなかったと今も思う。僕らがこの業界で仕事を始める時に、コリーと僕が良く知っている人が言ったんだ。
「この業界では、アーティストがいなかったら何もできない。そのアーティストが世界で一番やっかいなものとか思っているとしてもだ。それでもアーティストは必要なんだ。」 そう、この業界のお偉方はいつかこのことを忘れてしまったようだ。
CR: 何年も前のことだ。多分8年前のことだけど、マイケルは僕に言った。
「コリー、僕はもうツアーはできない。もうツアーはやらない。いいかい?」
僕は言った。「マイク、何で?」彼は言った。「僕は殺されてしまうからだ。」これが彼の言ったことだ。
彼は言った。「僕は殺される。」なんでそんなことを言うんだい?と僕は聞いた。
彼は「そう。僕がコンサートの準備をしていてソニースタジオで気絶したのを覚えてる?」と言った。
「うん、ツアーの準備をしていると脱水状態になってしまう。僕は食べない、飲まない、寝ない。
ツアーの準備にそこまで打ち込んでしまうんだ。」
彼は言った。「わざとやってるんじゃない。ただこういうことを考えなくなってしまうんだ。わかる?
僕は取りつかれたみたいになって、そういうことは考えられなくなってしまう。前回は静脈注射をしながら僕は歩き回らされた。」彼は言った。
「だから僕は決めた。僕の医師達ももうやらないほうがいいだろうと決めたんだ。」彼はInvincibleのアルバムを最後にしたかった。
ツアーはもう終わりだった。このInvincibleのアルバムではやるつもりだった。アルバムを出し続けたがっていた。
彼は言った。「できなくなるまでアルバムはやる。でもツアーはできない。」
CY: マイケル・ジャクソンが身を滅ぼしたのは、貪欲な人々のせいだと言っていいだろうか。
例えば、ロンドンの件のチケット売り上げ8千5百万ドルを欲しがっていたような人々とか。
彼と周りの人々は欲にかられて、そういう状況に追い込まれたと言って妥当だろうか。
CR: 僕はそれを貪欲だとは思わないな。彼には選択の余地がなかったと思う。お金に関して思うに、時に僕らはみんな、やらなくてはいけないことをやるだろう。
ジョー・ルイスみたいなボクサーが引退して随分経ってから、再びやり始めたのと同じ理由だ。
ジョー・ルイスはまたリングで戦わなくてはいけなかった。理由は金がなかったからだ。僕はマイケルが金を持ってなかったとは言っていないけど。

CY: でも彼には4億ドルの借金があった。
CR: 彼は借金があったことはあった。確かに借金があった。いいかい、もし君に借金があったら、君を売り歩いてこういうことをする人たちがいるんだ。よしマイケル、もう1回ツアーをして借金を完済しよう。
ああ、あのさ、彼みたいな人間は、彼はエンターテイナーだからこう言うんだ。よし、仕事に取り掛かろう、と。

CY: 多くの人が驚くんだけど、また同時に大きな悲劇でもあるんだが、振り返ってみて、彼には良い時もあったけど、悪い時もあったと言える?
CR: 僕は、神にこの男に平安を与えて欲しいと深く祈るよ。そして彼のレガシーが今後もずっと続き、でたらめって言うのかな、それに穢されないことを。でも僕は残念ながら、今後も永遠に問題が続くだろうと思っているよ。
エルビス・プレスリーみたいな人について、いつもあれこればかげたことが言われているみたいに。

CY: どういう風に彼が亡くなったか。
CR: どういう風に彼が亡くなったか。
CY: 例の陰謀説だ。
CR: 陰謀説。どうやってブルース・リーが亡くなった?マリリン・モンローが亡くなった?僕が何を言ってるかわかる?
マイケルはこういう人たちとは比較にならない。エルビス・プレスリーが一番近い人だろう。エルビス位のキャリアじゃないと彼の偉業を重んじて超えることができない。
僕はエルビス・プレスリーを貶めるつもりはないが、彼ら2人はそれぞれ違う。ずっと前からマイケルはエルビスの全てを上回っていたと僕は思う。

そしてマイケルは、ちょっと違うものに敬意を表していた。彼がビクトリー・ツアーをやった時のことを誰も話題にしないけど。
僕が子供の頃、マイケルはビクトリー・ツアーをしてたよね?毎晩ニュースで、マイケル・ジャクソンがツアーをした都市全部に寄付をして、新しい慈善事業に寄付したと言っていた。彼はビクトリー・ツアーのお金を慈善事業に寄付していたんだ。僕はとても素晴らしいと思った。
わあ!毎晩この人は何百万ドルも慈善事業に寄付してるんだ、みたいに思った。彼は全部の都市に留まって、病院に行き、火傷や病気をした子供達とか、いろいろ訪れてたんだ。彼はこういうことをするための時間を取っていた。
CY: クリス、何か考えていることがある?
CR: 2つある。エルビスとマイケルの比較は、アメリカ文化、そして世界の文化にとって彼らは何だったのかということを考えたら明らかだ。
何が違うかと言うと、エルビスは42歳で亡くなったと思うけど、彼の稼いだお金の大部分は、彼が亡くなった後からのものだ。彼が生きていた頃よりずっと多い。良い時悪い時の話に戻るけど、アーティストはみんな良い時と悪い時がある。悪い時のほとんどは、大体は創造性の欠如のせいだ。スキルがなくなり、身体の方もこうなってしまって、とかいろいろ。
マイケルは良い時の中でもさらに一番良い時があった。それがどんなだったか思い起こしたらわかるけど、ああいうものにはもう一生出会えないだろうと思う。

重要なのは、アルバムが素晴らしかったということ。パフォーマンスが素晴らしかった。彼自身が素晴らしかった。
彼はアイコンだった。多分世界で一番有名な人間だろう。彼の悪い時は、創造性が低下したからといえば、全くそういう訳ではないと思う。悪い時は、誰かが彼に押し付けたものなんだ。彼に影響を及ぼすことのできる人が、彼を洞窟や穴に押し込んだ。 僕にとってはとても悲しいことだ。アーティストはアスリートのように年をとる。
彼らは変わる。彼らは違うツアーをする。カジノをやり始める。町のお祭りに出始めて、パッケージツアーをやったり、いろいろだ。マイケルはアーティストが落ちる所よりもっと低い所へ落ちることを余儀なくされた。スキルがないからじゃない。
マイケルについてみんなが気がつかないんだけど、僕は彼をミュージコロジストと呼びたいよ。
この男は全部の歌、レコーディング、スタジオ、サン・スタジオのこと全部、メンフィス、モータウン、ニューヨーク、LA、どこもかしこも知っていた。
彼は全部知っていた。ミュージシャン。楽器。ミキシング。誰もこのことを話題にしない。誰もこのことについて議論しないのが信じられない。
ところで、エルビスと違って、この男は43年間ずっとやり続けていたんだ。43年だよ、クリス。ああ何てことだ。

そして、マイケルみたいな奴と仕事をした。彼はスタジオに12時に入らなくてはいけないのに、遅れて来て1時15分前に現れた。
遅れたことに対してマイケルは酷かったと思っていて、セッション中ずっと謝っていた。次の日、彼は巨大なバスケットを送ってきた。
僕らは映画の話をしていて、僕がどんなに映画が好きか話していたからなんだ。だから、彼はこの巨大なバスケットを送ってくれた。
CY: いろいろな映画が入っていたんだね。
CR: びっくりしたよ。多分DVDが100枚入っていた。ポップコーンやキャンディーや、いろいろな本や映画のトリビアや、ありとあらゆる物が入っていた。
そしてカードには再び「君の時間を尊重しなくて本当にごめんなさい。」と書いてあった。
CY: そういう考え方に値打ちがあるんだ。絶対!
CR: そうだ。マイク、明日は何時に始めたい?と僕が聞くとする。彼はこう言う。「コリー、君がボスなんだ。
君が何時か言ってくれ。もし君が僕に朝の7時にここに来て欲しいなら、僕は朝の7時にここにいる。」
彼は言った。「君がボスだ。何でも言ってくれ。」
CY: こういうコメントを聞いて興味深いと僕が思ったのは、彼が何でも自分の好きなようにやりたがっていたという風に主流メディアが描いていたことだ。
CR: 全然違うよ。全然違う。僕が言ったとおりだよ。世の中の人々がちょっと立ち止まって、ちゃんと見てくれたらと思う。

CA: 話題を戻して今の状況だけど、マイケル・ジャクソンのトリビュートのことを考えると怖いよ。
彼の家族が何をしようとしているのか考えると怖い。レーベルがどんなレコードを企画しようとするのか考えると怖い。
CR: 僕は1つ楽しみにしていることがあるんだ。マイケルはビクトリー・ツアーの映像を暖めていた。
マイケルはビクトリー・ツアーの映像を全部持っていたんだ。僕はよく彼にどうかお願いだと頼んだものだった。 実際に僕は編集されていないDVDを持っている。これはストレートな映像だ。
CA: 多分コリーがいつか君に見せてくれるさ。
CY: それか、それを貸してくれるよね。僕は後でちゃんと返すと約束するよ。
CR: 驚くよ。奴はリップシンクしてないんだ。彼の声はすごく素晴らしかった。とんでもないよ。彼は全部踊ってるんだ。 あれもこれも彼は全部やってるんだ。彼はただ自分のコンディションを整えて、できるようにしたんだ。

CA: そういうアーティストは今まで1人しか観たことがない。2時間以上ステージをやるなんて、全く違う生き物だ。
マイケルはいつも2時間半やっていた。少なくとも僕の観たブラジルのは2時間半に近かった。
ただ1人、それに近いものを独力でうまくやってのけたのは、ブルース・スプリングスティーンだ。彼は中断せずにやっていた。

彼はステージから降りない。マイケルがステージを降りる時は、1分間の衣装替えの時で、本当に正味1分だった。10分じゃなかった。
12人のビューティーポリスがいたんだ。彼は再開していた(?)。ところで、誰かダンサーズ・フィートについてわざわざ語った人はいるか?
こいつがどうやって踊ったのか、わざわざじっくり見た人はいるか?誰がマイケル・ジャクソンに心酔していた?
フレッド・アステアだ。冗談じゃないよ。
 
これまで20年間、Apostleはプロデューサー/ソングライターのコリー・ルーニー(CY)と友人である。
1998年、モトーラはルーニーをEpic's Vice President of A&Rに指名した。
VH1はルーニーを音楽業界最大の隠し玉と呼んだ。
彼はジェニファーロペス、メアリーJブライジ、デスティニーズチャイルドその他もろもろのために作曲とプロデュースをした。
エピックにいたころ、コリーはMJと友人になった。

CR: ストーリーがたくさんある。いろいろなことがある。マイケルはじっくり座って語るのが好きだった。
彼はいろいろなことについて、ただ話して、話して、話しとおすことが好きだった。
都会なんかに来る時、彼は本屋に行きたがったのを覚えている。本屋は店を閉めてくれて、彼は本を買いに行ったものだ。
彼はよく読書した。彼は僕にアフリカについて、そしてアフリカがどんなに美しいかを教えてくれた。
彼は言った。「あのね、人々はアフリカがどんなにきれいか皆に知ってもらいたくないんだ。なぜならあそこで富を全部略奪しているからだ。」
でも彼は言った。「僕が今まで行った中で一番美しい場所だ。」彼は写真を持ってきてくれたけど、とても驚いたよ。
クリス、デビッド・ブレイン(マジシャン)が自分で自分を生き埋めにしたのを覚えてる?
CA: うん、もちろん。彼はソニーのフロアによく来ていた。君は覚えてないけど、君の友達の50 Centが僕らにコーヒーを運んでいた頃、彼は良く来てたんだよ。
CY: すごく行き当たりばったりの話だけど、続けて。
CR: デビッド・ブレインがNYのトランプ・ビルディングの横で、自分を生き埋めにした。
CY: トランプナショナルタワーだね。
CR: うん。あれをやっていることを僕がマイケルに話したら、彼は「嘘だろ?」とか言った。僕は本当だよと言った。
彼はデビッド・ブレインって誰なのかということすら知らなかった。僕はビデオ映像やその他いろいろを取り寄せ始めた。
なぜならその頃YouTubeがなかったからだ。僕はデビッド・ブレインがどんな人なのか彼に説明するため、映像を取り寄せ始めた。
彼はすっかり魅了されていた。その夜、僕らはバンに乗ってデビッド・ブレインを夜遅く見に行った。僕らはあそこに行ったんだ。
僕らはバンから飛び降りた。彼は何ていうか部分的に変装していて、誰も本当に彼だと思わなかったようだった。
彼はバンから飛び降りてそこまで歩いて行って、そこに座った。彼は心を奪われていた。おかしかったよ。そして僕らは笑ってたんだ。
彼がこう言ったからだ。「あのさ、みんなはしょっちゅう僕のことをそっくりさんだと思って、僕だとは思わないんだ。 だから時々僕はただ車から飛び降りることができるんだ。」

CY: 君は彼と個人的な会話を沢山したみたいだけど、整形手術について話したことはある?
CR: ああ。
CY: で、彼は何て言ったの?
CR: 彼は言った。「僕とシルベスター・スタローンとかハリウッドの人々の違いは何?」彼は言った。
「だから何?」彼は言った。「僕の皮膚疾患だよ。僕は白くなりたくないんだ。」彼は言った。「僕は白くなろうとしているんじゃない。」
彼は言った。「でも皮膚疾患はどうすることもできなかった。」彼は言った。「肌の色を均一にするため、手術をしてみたりいろいろやったけど、結局僕の望む結果にはならなかった。でも僕が色の白い黒人になったのはそれが原因じゃない。」
僕の鼻に関しては、彼は言った。「僕はシルベスター・スタローンが彼の鼻が嫌いだったように、僕も自分の鼻が嫌いだった。」
CA: マイケルが、父親に言われたと言っていたことを考えてみて。
CR: うん。彼は言った。「僕は自分のあごが嫌いだった。自分の鼻が嫌いだった。」彼は言った。「だからどうだって言うんだ?」
「なぜ僕だけなんだ?」彼は言った。「なぜ僕だけなんだ?」彼は「僕はハリウッドで鼻や唇の整形手術や、
ボトックスとかあれこれやった人を20人は言える。」と言った。

CY: 他にみんなに話したいことはある?
CA: みんなと分かち合いたい唯一のことといえば、僕の叔父はビル・コスビーと親友だったんだ。
60年代の後半、僕が最初に持っていたレコードの1枚は、彼が僕にくれたものだ。僕が一番初めに持っていたレコードはモンキーズだと思う。
彼はマイケル・ジャクソン、ビル・コスビーが一緒にやったレコードを渡してくれたんだ。それは綺麗なブックレットの入ったイエロー・サブマリンみたいなレコードだった。
僕の一番大切な財産のうちの1つだ。今度の土曜日にそれを見るのが待ちきれないよ。

マイケル・ジャクソンの他のことに関して、これから先の2週間で地すべり的な勝利が起こってほしいと望んでいる。
彼のやった良いことが話題になり始めてほしいと思う。なぜなら、良い所と悪い所を比べるなら彼は世界で一番有名な人だ。
ここ6日間、毎日朝から晩までずっとテレビで話題になっている。これは僕の望みだ。神が彼を祝福しますように、そして彼が安らかに眠れますように。
そして、僕らはみんな人生の終わりにはいつか彼に会うんだ。そしたらきっと彼は猛烈に歌って踊っているに違いない。
僕自身に関しては、実のところ日曜日に教会に行って、はっきりさせたいことがあったので牧師さんと話した。
僕は、こんな風に自分の考えを表現することによって、誰かから攻撃されたり、問題になったりしないということを確認したかった。
僕はキリストと誰かを比較するために言うんじゃない。なぜなら、キリストとは比較にならないからだ。
ちょっとの間、神の世界の中に存在する、僕らの住むエンターテイメントの世界と呼ばれるものを見たらわかる。
CY: うん。同感だ。
CR: マイケルは、僕にとって、僕は僕にとってとしか言えないんだけど、数え切れないくらい沢山の人々が同じことを感じていると思う。
マイケル・ジャクソンは僕らにとってキリストみたいな人物だった。この男がここ15年以上に渡って中傷され、吊るし上げられ、名誉を傷つけられ、悪口を言われ、みんなが彼のマイナス面ばかりを話すのが好きだったっていうことを考えるとそう思う。
エレファント・マンの骨を買いたかったとか。それがどうした?あのさ、僕でも買うと思うよ。
CA: 僕もだね。
CR: クールだと思うよ。僕でも買うと思う。でもそれがマイケルだったから、いつもプラスでなくマイナス効果になってしまった。
僕は失意のどん底にいるよ。僕のインスピレーション、僕がかつて子供の頃から持っていたインスピレーションの光が、今では全く霞んでしまった。
僕は、キリストが張り付けにされて十字架から吊るされたのを見なくてはいけなかった弟子とかじゃないからわからないけど、彼ら弟子たちの心は、この僕の心と同じくらい失意に満ちていたはずだと思う。
ところでこの業界についてだけど、僕に言えることは、僕らが独立して活動できて、偽善者を相手にしなくて良い時代があって僕は幸せだということだ。でも業界には偽善者がたくさんいる。
まさに悲劇だ。僕はマイケルに起こったとんでもないことが、一体どんな感じだったんだろうといつもあれこれ思った。
僕はそんなことを本当に感じてみたいとは思ってなかったと思う。僕はまあ、何てことだ、何が起こるんだろう?みたいな感じであれこれ思っていた。
さあ、そして今。今のまでのところ起こった出来事はみんな、ほとんど僕が予測していたことだ。
CA: コリーと僕は毎日何度も話すんだ。ここ20年間ずっと基本的にそうだ。
CY: そうだろうね。
CA: このことが起こった時、僕がコリーにEメールを送っていて、ある時、彼の奥さんに電話したけど、それっきりだった。
コリーから3日間連絡がなかった。Eメール、電話、返事がない。彼は悲嘆にくれているとわかっていて、僕も悲しみに打ちひしがれていた。
CR: 僕は3日間泣いていたからだよ。
CA: 月曜の朝、彼は電話をしてきて、これはとても適切な君の言葉の引用だから言うけど、こう言ったんだ。
「OK. 月曜日だ。仕事に戻ろう。なぜならマイケルなら仕事に戻るだろうから。」
CR: それは事実だよ。
CA: 僕にとってとても痛切だった。
CR: マイケルなら仕事に戻るだろう。さっきも言ったように、彼は衝突を受け入れ、傷を受け入れた。
彼は僕の会ったことのある最も強い人間のうちの1人だ。彼は逞しく強い男だ。
マイケル・ジャクソンには臆病な所が全くなかったんだ。


 

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