埼玉県東部、某市合併の市長選ならびに市議会選挙が、4月18日告示されました。合併により中核16万都市の誕生です。きのう駅前で市長候補の出陣式が行われました。この候補は老人団体と業界に強い候補でこのたびの合併に寄与したこと、そして対抗馬がないことから多くのひとが集まりました。
市長出陣式や街頭演説にひとが集まるのは支持者や業界などの支持団体の動員によります。夜には祝勝会がありました。前自民党県会議員、現民主党県会議員がお祝いにかけつけるという呉越同舟の祝勝会です。対抗馬がいないことで傷跡をのこさず一体となって新市のために力が結集できる...と異口同音におっしゃっていたのが印象的でした。がんばっていただきたいと思います。
市議会議員選挙は人間模様がおもしろいです。駅に立ち切々とあたらしい政治を訴えていた新進気鋭の若手がいつのまにか 市長候補の隣にいたり、あるいはあのみんなの党...の公認を受けていたりします。はやばやと民主党に嫌気がさしたひとびとがこんどはみんなの党....に群がっているからでしょう。ある地方選では民主党の得票率15%に対しみんなの党は20%を超えていたそうです。しかし、みんなの党はどうも...みんなのためだけの党ではなさそうです。
男の大義や志...なんてこんなに儚いものなんだなって....それぞれ雰囲気もすっかり変った候補者を見ながら思いました。それでも婦女暴行の前歴のある候補者に比べたらましというものですが.....。選挙のときは 「おとしよりや子どものために....」という美辞麗句をさんざん耳にしますが、議員が勉強しているかどうか、なにを目指しているか一番よくわかるのは市議会傍聴です。居眠りしている議員もいれば 質問しない議員もいます。日ごろの活動で....つまりね敬老会で一言述べるとかでなくてね、実際に子どもたちやご老人にかかわっている議員さんは多くはありません。わたしは地方には無所属の女性議員がもっと必要だと思います。
地方選挙は1000票.....今回は1300票くらいですが場所によっては百っ票単位で当落が決まります。そこが危険なのです。某政党が住民の組織的移動をしていることは知られているでしょうか。一斉に投票が行われる国政選挙と違い大量に組織的に住民票を移動することで 地方選の選挙結果はいとも簡単に変ってしまいます。たとえば島の選挙でこんなことが起きたらどうなると思いますか? 議会は多数決で決め事をするのです。在日外国人の投票権についてはこうした問題も深くかかわっています。
| Trackback ( 0 )
|