遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



     生きるためのたいせつなこと それを支えるさまざまな些事について 今ほど気が抜けないことはかつてありませんでした。たったひとつのミスがとりかえしのつかない結果を招くかもしれない......本質を見誤らないことが求められています。緊張のなかで時間がない 日常のように書いていたブログが書けない.......それがこんなにつらいとは思いませんでした。

     わたしですらそうなのだから 事故で、病気ですべることができなかった 高橋選手 鈴木明子さんの気持ちは察するに余りあるものがあります。そしてロシア大会でどん底に落ちたあとグランプリファイナルに出場できなかった真央さんの気持ちも........全日本という世界大会に匹敵する特別な大会でことにその三人が輝いていたのも、すべることのできない苦しさを知り、すべることの歓びに充たされからかもしれません。





     フリーのラフマニノフ”鐘”は重い、もっと真央さんらしいプログラムがあるのではないか......そのような意見もあり、わたしもそう感じたファンのひとりでしたが、今回の”鐘”を見てタラソワコーチ、浅田真央さんの視線の向こうにあるものが垣間見えたように思いました。そこにあるのは卓越した技術 磨きぬかれた身体 類稀な感性があって はじめて可能な試みでした。

      媚も過剰な表情や演劇的アピールもない 音楽を生身のからだで奏でることに捧げられた無上の時間がありました。高い精神性がありました。理不尽なものへの怒り 苦悩 魂の....自由への渇望、憧れ 飛翔.....鐘の響きは開放であり この世ならぬモノとつながっていました。祈りと鎮魂を感じたのはわたしだけではなかったと想います。19歳がみずからのからだとこころをとおして伝えようとしたものは個人的な感傷的な怒りとか哀しみの次元をはるかに超越し、目指すものはとても大きかったと想います。

     どれだけの努力がなされたのだろうと頭の下がる思いです。それでもまだ完成にはほど遠いのではないか。今回の演技は代表を勝ち得るためか慎重におこなわれ 真央さんは全開ではなかった......”鐘”はもっと 歓びになるでしょう。バンクーバーに向けて 深化してゆく鐘を見られるのはゾクゾクします。

     優れた選手のプログラムに接するとき フィギュアと語りは似ていると感じます。細部のうつくしさ、どの瞬間を切り取ってもうつくしいポジショニングはことばのうつくしさに、エレメンツのクライマックスは山場に匹敵します。出だしとフィニッシュの重要性 序破急 ストーリーを語りつつそのなかのメッセージを伝える。.......そしてパフォーマンスとしての輝き.....本質を知るストーリーテラーがそうであるように 優れたスケーターは観客に共感を呼び起こし 観客を泣かせ 感動させ 生きてゆく力を甦らせる.....ことばを使わずして。

     浅田選手 鈴木選手はそうした共感をとくに強く感じる選手です。 ......これはいったいどこから来るのでしょう。.....選手のうちがわからほとばしるものがあるのではないか.......点数をとることを目指すだけでないなにか、手堅くまとめようとするのではないなにか ステータスや保身や我執でないなにか.....それはひょっとして永遠に向かっていこうとする 無限に乗り越えてゆこうとする献身の 所為ではないか......献身.....無私.....  スケーターも語り部もそのパフォーマンスから魂も身体も透けて見える その質によって ときにわたしたちはこの世ならぬモノ 光にもまた闇にも引き寄せられる.....崇高な神聖なるものの御袖の端に触れることさえある......




     ストーリーテラーや語り部は ことばを駆使することができます。はじめにことばありき.......聖書でこう述べられているように ”ことば”は音楽とともに人類がともに生きるためにいただいた賜物です。  ストーリーテラーや語り部はすでに祝福されているのです。澄んだこころと鍛えたからだからいずることばで 聴き手を笑わせ 泣かせ 生きる力を甦らせることができるのです。フィギュアと違い、語りが聴き手から 表立って評価されることはあまりありません。わたしたちはそれに甘えていてはいけない......とフィギュアスケートを見るたびに思います。


     真央さんが闘っているのは自分自身だけではありません。ISUの姑息なルール改正とジャッジ、選手の足をひっぱるのみのあまり賢くない日本のスケート連盟.......しかし気にすることはありません 圧倒的なパフォーマンスというものは観客をひれ伏せさせずにはおかない......なぜなら高き....とつながっていますから......金メダルよりたいせつなものは....たしかにあります。......語りもそう......エンターティンメントのむこうに宏大な宇宙がある.....意識をつながらせて語るのと そうでないのとはおのずから響きの質が異なります。つながれる語り部になりたいと想いませんか 道は遠くとも。




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1958 8.29 マイケル・ジョゼフ・ジャクソン、キャサリンとジョー・ジャクソンの7番目の子として生まれる。

1963    学校(幼稚園?)の劇団に入り、サウンドオブミュージックから ”クライムエヴリマウンテン”をアカペラで歌い 教師や母親を感動で涙させる。この時5歳、マイケルがひとまえで歌ったはじめだった。ほどなく 兄ジャーメインに替わってジャクソン5のリードヴォーカルとなる。

1967    ジャクソン5 アマチュア・タレント・ショウで優勝、はじめてプロとしてアポロ劇場に出演する。

1968    モータウンレコードと契約。

1970 1  初のアルバム”ダイアナ・ロス・プレゼンツ・ジャクソン5”がポップスチャート、ブラックチャートでともに一位となる。

1970 10  初の全米ツアー コンサート中 十代の少女たちが気を失う。ロック時代の歌手としてはじめて シングル4枚が連続ナンバーワンヒットとなる。マイケルの卓越した歌唱力が大きかった。

1972    初の世界ツアー。初のソロアルバム ”ガット トゥ ビーゼア”リリース。ソロ・シングル ”ベン”で一位 ゴールデン・グローブ賞受賞。ジャクソン5、ビートルズの記録を抜きイギリス・リヴァプール・エンパイアの大入り新記録をつくる。

1976    契約満了により CBS/エピックに移籍 創作的自由を得る。映画 ”ウィズ”(オズの魔法使い)にかかし役として出演。この映画出演はマイケルに大きな影響を与えた。クインシー・ジョーンズとの運命的出会いもあった。

1979    クインシー・ジョーンズプロデュース "オフ ザ ウォール"リリース、音楽業界の記録を塗り替える。マイケルと父との契約満了。

1980   ”オフザウォール”がグラミー賞・最優秀アルバム賞をとれなかったこと、自分の音楽がR&Bソウル部門に限定されたことに失望、授賞式をボイコット。

1983   ”スリラー” 世界中で130のゴールドとプラチナデスクを獲得、音楽業界の記録を塗り替える。"ビリージーン"ではじめてムーンウォークを披露 全米を熱狂させる。スリラーのビデオ公開。その斬新な映像はPVの歴史を変え、全世界で100万本以上販売され、史上もっとも売れたビデオとなる。   

    1983年はまさにマイケル・ジャクソンの年でした。しかしそのためにマイケルは失われた少年時代という贄を捧げなければならず、またすでにその後マイケルを苦しめることになるトラブルがいくつも影のように兆していたのです。

   マイケルはジャクソン5として兄4人と共にデビューし、瞬く間にスターダムを駆け上ったのですが、そのウラには父親の虐待的なレッスンがあったと、後にインタビューで語っています。少しでも間違えると、ベルト等で殴りつける、この恐怖で兄弟達はいつも緊張していたそうです。マイケルには特に厳しく、同じ年頃の友だちと遊ぶことも許されず友達は一歳年下の弟だけだったそうです。父親の気配を察しただけで失神したり吐いてしまったそうです。


   マイケルがその才能を開花させ、世界に大きな影響を与えようとしていたまさにそのとき 生涯をとおして苦しむことになる十字架が用意されていました。それはまず二つの病としてあらわれました。そのひとつは尋常性白斑でした。尋常性白斑(vitiligo)は、後天的に全身の皮膚の色素の一部が脱色する病気です。免疫疾患といわれています。



白斑・色素異常は→コチラ

マイケルの尋常性白斑は→コチラ

   マイケルは白斑が出始めた頃は黒いファンデーションを塗って隠していましたが、次第に白斑の部分が増えてきて 白いファンデーションを塗るようになったようです。そればかりでなく マイケルはやはり免疫疾患である全身性エリテマトーデスという病にも罹かっていました。


  全身性エリテマトーデスについては→コチラ

マイケルの尋常性白斑とエリテマトーデスは→コチラ

   全身性エリテマトーデスでは頬に蝶のかたちの紅班があらわれます。スリラーの頃にははっきりと紅班が見て取れます。患者の90%に関節痛があらわれ、頭痛 腎臓など多臓器に問題が及びます。その痛みのなかでマイケルはあのように激しい踊りをしていたのでした。人魚姫のように痛みをクスリで抑えながら踊っていたのでしょうか。

   また 円板状エリテマトーデスについてこのように書かれています。

各種の皮膚変化が生じることがある。皮膚病変は紅斑に始まり,萎縮性瘢痕へと進行する。それらは,顔や,頭皮,耳のような皮膚の露光部に好発する。未治療の場合,病変は拡大し,中央が萎縮して瘢痕を生じる。広範な瘢痕化した脱毛がありうる。粘膜障害が,特に口によくみられる。

早期の治療により永久的な萎縮症を予防しうる。日光または紫外線への暴露は,最小限にすべきである(例,屋外では強力な日焼け止めを使用する)。局所用コルチコステロイドの軟膏など........

   白斑についてもこのように書かれています。

とくに肌の黒い患者に美容的醜状を呈する。
色素脱失を来した全ての部位は重症のサンバーンを生じがちなので,衣服またはサンスクリーンで防御しなければならない。

小さな散在性病変は化粧で隠してもよい。より広範に罹患している場合は,強力なコルチコステロイドの外用が必要であるが,周囲の正常皮膚に色素減少または萎縮の生じることがある。........
安定して限局した病変をもつ患者で,薬剤による治療が無効であった場合は,外科的療法が最も適切である。外科的療法には,自家微小移植または吸引水疱移植,および刺青がある(後者は乳頭,口唇,指尖部など色素再生の困難な部位で特に有用である)。.......ときに大きな精神的苦痛を伴う。




    マイケルがいつも長袖であること、極端な白塗り 黒い傘 サングラスは奇行ではなくて病気の進行を抑えるためだったのです。白い肌に塗ることで化粧も変わらざるを得なかったでしょうし 唇の色素が無くなることから唇へのタトゥも外科的治療の一環であることがわかります。

    1994年の冤罪裁判でマイケルの尋常性白斑とエリテマトーデスの1984年の診断書が提出されたそうです。マイケルは自分の病気について隠すことなく語ってきました。それなのになぜメディアはマイケルの病気のことを伝えなかったのでしょう。白くなるために肌を漂白しているなどと悪意のある報道をし、笑いモノにしたのでしょう。

    日本でも一部のひとたちはそうでした。わたしはフジテレビの番組と小倉氏 外人タレントの デイブなんとかがマイケルをさんざんバカにしたのを忘れません。愚かなひとたちを相手にしても仕方がないけれど できるだけ多くのひとに真実を知ってほしいと願っています。




年賦は マイケル・ジャクソン全記録を参考にしました。


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   午後 図書館に向かって車を走らせていると フロントグラスの向こうの灰色の雨空にまるい水色の空がふたつ見えたので......ア..と目を凝らしたら水玉がふえてゆきました。.......とうとうきたかとデトックスを終了することにしました。

   4日目ごろはきつかったのですがそれを過ぎると、どこまでも続けられそうな気がしました。はじめたのは先週の金曜日ですから ちょうど9日目 思ったより 長く続きました。身体にも心にも変化がありました。


身体の変化
① 声が頭蓋に響く
② 臭覚が鋭敏になる
③ 睡眠時間が長くなる
④ かすかに頭痛がしていた
⑤ ことばの感覚がかわる
⑥ 骨と肉のあいだに隙間ができる
⑦ 声が変わる
⑧ 4日目まで身体がつらかったが
  その後の身体のキレは感動的だった
⑨ 水分が必要だった
⑩ 体重が3K 落ちた

心の変化
① 感情の変化が激しくなる
② 意識が自分に向き 周りに無頓着になる
③ ことばのコントロールができにくい
④ 意識の一部分が浮遊している感じ
⑤ デトックスのためかわからないが大きな発見が
  ふたつあった


    終わってしまえば あっという間ですが 途中とても長く感じました。なにか夢のなかにいるようでした。食べる という本能的快感 よりも食物と遠ざかっている、身体が支配されていない快感のほうが上であると感じました。もっとおおごとでなく 日常の延長線上でしかも継続的につづけてみたいと思いまず。





   

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    さて あすのフルムーンをまえに、いよいよ実践編です。デトックスその②でおはなししたように デトックスをするのは満月から新月にかけてがいいのです。また満月・新月の日は月のエネルギーが増すためにデトックスの効果が上がります。

① 満月・新月の日は塩のお風呂でデトックス
 (塩の量はお風呂のお湯の1% 1Kg/100L 塩は海水を煮詰めた自然塩がいいそうです)

② 満月・新月の日は夕食を抜く 

    (月のリズムでダイエット 岡部賢二著 サンマーク出版より)
 
    あしたは満月 試してみませんか。


    前回 免疫に酵素がかかわっていることをおはなししました。人間の身体は食べ物の消化にとても力をつかいます。食事のあと眠くなってしまうのはそのためです。そればかりでなく体内の酵素の80%を消化のためにつかうと言われています。

    残りの20%が身体の補修のために使われるわけですが、のべつ食べ続けていると補修にまわる酵素が確保できません。逆に小食・粗食にし 胃腸を休ませることでより多くの酵素を排毒や補修に振り向けられるのです。

    一番カンタンなのは朝食とか夕食を抜くことですね。(自力整体の矢上先生は朝食を抜く派ですし岡部先生は夕食抜き派 どちらがいいかご自分でご確認くださいね)朝食や夕食を継続して抜くことは断食とおなじ効果があるそうです。

    では一歩進んで断食はどうでしょう? 痩せている方の場合、断食でなお痩せてしまわないかと心配されるかもしれませんが、そんなことはないそうです。

    痩せすぎの方は その後 →体重が増える
    豊かな方は  その後 →痩せる..........そうです。

わたしは1年くらい前 大高酵素による断食を5日 行いました。そのとき 4キロほど痩せてそれから徐々に痩せ トータルでおよそ10キロ痩せて現在に至っています。その間 朝食は基本的に抜いていました。
    
    「三日間 断食することで 血管年齢は一歳若返る」といいます。

    動物園のペンギンの話も示唆的です。36歳まで長生きしたペンギンがいたそうです。そのペンギンは平均の二倍生きたのですが、特別の飼育がされていました。一週間に一度 えさを与えない日をもうけて 育てていたのです。

    わたしたち人間の歴史は2億年? そのなかでこのように飽食していた時代がどれだけあったでしょうか。稲作が渡来してからも 食べられない日はあったでしょうし、狩猟時代ときたら 食べられる日もあれば食べられない日もあttことでしょう。だからひとびとは神に祈り、感謝して生きていたのでしょうね。

    断食をすることは 人間のある種のスウィッチを押すのではないでしょうか? 人間の根っこの力を蘇らせるのではないか....そんな気がします。


    健康の面だけでなく、断食をすると 静寂といいますか、シンと心がしずまって 空を飛ぶ鳥の呼吸 風になびく草原の葦........遠い岸辺に寄せるさざなみに近づく気がします........見えないモノの息吹を感じるように想います。


    それではみなさま 心身のデトックス(浄化)をおたのしみください。ハーブティや ろうそくのともしびや 音楽がみちずれになるかもしれません。 それとも 闇と静けさが.......

    語り手のための....(語り手のためだけじゃないのですが)デトックスを5回にわたって聞いてくださってありがとうございました。  満月・新月のデトックスをはじめとして みなさまの日々の暮らしがチェンジしてゆきますならこれほどのしあわせはありません。

    後日 番外編を2回ほどUPしようと想います。....それでは、また。






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