遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



 

わたしも東京に行くと必ず のどがイタクなる。

今日も早稲田の穴八幡神社にお参りとお札をいただきにいったのだけれど ピリピリイガイガして 口の中が苦い。

埼玉東部だから東京とたいして変わらないはずだけど。

二年半前 家族で逃げたとき 山をいくつも越えて松本ではじめて空気がおいしいと感じた.....ほっとした。

でも そのあと行った時 松本はケムトレイルで空が白くなっていた。

子どものためには移住したほうがいい 絶対にいい。子どもが小学生だったらわたしは100% 逃げていた。

今はここで できることをしている。だが 確実に体が蝕まれていると感じるときがあって それが子どものことだったりすると

わたしは混乱する。逃げだしたくなる。

 

バジルさんは まえに ガールスカウト活動をなさっていたようで わたしも何十年前かは スカウトでありリーダーでも

あったので親近感を抱いていた。

でも 彼女は細川派で わたしは なんとしても あの小泉さんとやろうとするひとなんて 信じられないので 宇都宮派。

あの仕打ち 若い人の未来を踏みにじり この右傾化を招き 外資を大量に呼び込み 日本の未来を売り飛ばした仕打ちを

どうして忘れられるものか.....

脱原発なんておためごかし 不実な女のウソ八百 小泉太夫のお旦那は 昔も今もアメリカ様です。

でなきゃ 生きていられるわけがない、失脚しないわけがない。

 

今回の都知事選は 脱原発派とはなんんだったのか 浮き彫りにした。

脱原発派には2種ある。

タイプ1 本来は保守派であり 原発がなくなりそれまでの暮らしに戻ることを望んで」いる。

タイプ2 フクシマは日本の腐った政治が生み出してしまったもの腐った根にはアメリカという邪がからみついている もはや根底から変えないとダメ

イタミを伴っても 自分自身が変わらなくてはならない。

タイプ1とタイプ2 の間にはさまざまな亜種がある。

おおざっぱにいって タイプ1は 細川・小泉 ライン タイプ2は 宇都宮さんを支持すると思う。

 

ガールスカウトには モットーと やくそくとおきてがある。

それはわたしのからだと想いに 5月の新緑のようにしみこんでいる。

『そなえよつねに』

『私は名誉にかけて 神と国にたいするつとめを行い いつも他のひとびとを助けガールスカウトの掟をまもるようにいたします』

ホラ ちゃーんと覚えている。

わたしはこの国を愛します。 政府や天皇ではなく この国の風土と人心を愛します。

わたしは神を信じます。 神の御心に添う 行いと思いを おゆるしください。どうか この国を この国のこどもたちをおまもりください。

 



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どうして 日本人はすぐ忘れてしまえるんだろう.....

→ こちら

以下抜粋

都知事選である。

 周りを見渡せば、「悩ましい」と頭を抱える人あり、そうそうに応援する候補者を決めて動きだしている人あり、「宇都宮氏と細川氏の一本化」について熱く語る者あり、それに向けて具体的な行動を起こす者あり、既に「味方」だった人をディスる人あり、支持する候補者を巡って仲間割れ的紛糾あり、本気で悩みすぎてノイローゼが心配な人ありで、「純粋な思い」から「選挙のテクニック問題」まで、いろんな思惑が百花繚乱。投開票日まで、自分も無傷でいられるか不安で仕方ない今日この頃である。

 まず、どうしたって論じなければならないのは、「細川・小泉コンビ」だろう。.....細川氏について、私はよく知らない。しかし、「脱原発」で意気投合し、細川氏を全面支援すると息巻いている小泉氏のことはよく知っている。

 01年から06年まで続いた小泉政権は、「普通に働き、生きること」を徹底的に破壊するものだった。そしてその影響は、小泉政権後もこの国で猛威を振るい続けている。徹底した新自由主義政策で広がった格差と貧困。社会保障費の容赦ない削減。そして04年には、製造業にまで派遣が解禁となる。雇用は不安定化し、「どんなに頑張っても報われない」層が大量に生み出され、そしてその中の一部は「ヘイトスピーチ」などの方法で悲しいガス抜きをし、明日の過酷な労働に耐える準備をしつつ、偏ったナショナリズムでなんとか自己肯定しながら安倍政権を補完する役割を担わされているという皮肉なことになっている。

 それが2014年、この国の光景だ。

 そうして小泉政権で広がった貧困は、今や「相次ぐ餓死」や「雇用破壊」の果てに蔓延するブラック企業という形で、この国を覆っている。

 小泉氏の「誤り」は、この国の多くの人から「未来」や「安心」を奪ったことだけではない。

 03年、アメリカ主導で始められたイラク戦争を、世界で真っ先に支持したのが小泉氏その人である。結局、「開戦」の根拠となった大量破壊兵器は存在すらしなかった。「勘違い」によって始められた戦争で、イラクでは10万人以上の命が奪われた。小泉政権は、弱肉強食の「自己責任」を強調した。が、そんな小泉氏自身、イラク戦争を支持し、10万人以上の命が奪われたことに加担したという事実について、一度でも責任を問われたことはあるのだろうか

 小泉氏と細川氏を結びつけたのは「脱原発」である。そんな小泉氏は、昨年8月、フィンランドの放射性廃棄物最終処分施設を視察し、脱原発の思いを強くしたのだという。

 それ自体は、いいことだと思う。多くの人が3・11の衝撃を受け、それまで自分が信じていたものを疑い、意見や考えを変えている。変えることが怖かったり、様々な利権やしがらみがあったりで「頑なに意見を変えない」オッサン政治家たちなんかより、ずっといいと思う。

 しかし、私は、これから書くことを絶対に忘れたくない。

 彼が世界に先駆けて支持したイラク戦争では、「核や原発のゴミ」を兵器に転用した劣化ウラン弾が大量にバラまかれたと言われている。湾岸戦争で初めてイラクに投下されたその爆弾の甚大な被害は、イラク戦争が始まる前、当然、世界的に知られていた。この連載で何度も書いているが、私自身、99年、初めて行ったイラクで劣化ウラン弾被害を目にし、腰を抜かすほどの衝撃を受けた。放射性物質であり、重金属である劣化ウラン弾が大量にばらまかれたイラクで増え続ける先天性異常の赤ちゃん、ガン、白血病の子どもたち。目を覆うような光景が、そこにはあった。

 それを見ていたからこそ、イラク戦争1ヶ月前、バグダッド入りまでして「ここに劣化ウラン弾を落とすな」とデモをした。しかし、11年前の小泉氏は、イラクに「核のゴミ」が降り注ぐことに積極的に加担したのだ。

 だからこそ、フィンランドの施設で脱原発を確信したという一報に触れた時、私は猛烈に腹が立った。

 あなたが視察すべきはフィンランドの最終処分場などではなく、劣化ウラン弾がブチ込まれたイラクではないのか。今もさまざまな病気に苦しむ子どもたちがいる病院をまずは視察し、自分が支持した戦争の果てに起きている残酷すぎる現実を直視すべきではないのか、と。

 劣化ウラン弾は、「核のゴミ」の、最悪の処分方法が具現化した兵器だ。最終処分場でそこまで「脱原発」に目覚めたならば、もうひとつの「最悪の処分方法」に、なぜ目を向けないのだろう。私たちが、あのことを「忘れた」とでも思っているのだろうか。だとしたら、舐められているにもほどがある。

 私が今、もっとも興味があるのは、細川氏が、そんな小泉氏の数々の誤りについてどう思い、そしてどうしようと思っているのかということだ。「脱原発」ということはわかった。その上で、これまで破壊されてきた人々の生活や雇用をどう再建するのか。

 ただでさえ、東京都には、脱法ハウスやネットカフェ難民といった格差社会の歪みが集中している。格差と貧困が拡大した「ツケ」を、人生を台無しにしながら支払わされている層が大勢いる。1%の持つ者と、99%の持たざる者の対比がもっとも鮮やかなのが東京だろう。

 そんな東京都の未来がかかった選挙が、もうすぐ、始まる。

以上



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以下抜粋

琵琶湖に放置された約36億ベクレルもの汚染木材!原因は福島の除染業者!大雨で琵琶湖に流れる可能性も!

琵琶湖の汚染木材チップですが、未だにこの問題が迷走しています。

住民らの強い反対などから、木材チップを滋賀から東日本の方へ運ぶことが決定するも、県が決めた撤去業者が途中で変更された上に、その撤去業者は匿名の怪しい業者でした。
怪しい業者のままで、1月9日に汚染木材チップの輸送が行われたのですが、茨城県まで運んだ後に再び滋賀県に戻って来たのです。もちろん、汚染木材チップを載せたまま・・・。

これではガソリンを使っただけで、全く意味がありません。そもそも、この木材は福島県の除染業者が放置したものなので、福島の除染ゴミを受け入れている場所に戻せば良いだけの話であり、滋賀県に戻ってくる事が意味不明です。木材チップを置いた業者についても諸説が入り乱れていますし、この汚染木材放置事件は何か変だと私は思います。


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毎日新聞 2013年11月20日 15時00分
 滋賀県高島市の琵琶湖畔に放射性物質に汚染された木材チップが放置されている問題で、京都のNPO法人がチップから1キロ当たり約1万2000ベクレルの放射性セシウムを検出したことが20日、分かった。県が公表した濃度の4倍にあたり、国が処分する指定廃棄物の基準値8000ベクレルを超えていた。県の濃度が低かった理由として、台風の後で雨水を大量に含んだ状態での測定が原因とみられ、専門家は「やり方が不適切だ」と指摘している。

 問題のチップは約300トン(約580立方メートル)あり、今年3月から高島市の鴨川河川敷に勝手に置かれ、一部は袋入りで放置されている。県などの調べでは、東京都の会社経営者が東京電力福島第1原発事故で汚染された木材チップを、福島県の製材会社を通じて、滋賀県内に運び込んだとみられる。

以上



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語りのために太平洋戦史をたどってゆくうち 軍部の暴走ばかりでなくアメリカの罠だけでなく 日本政府が周到に戦争の準備をしていたとしって いまさらながら愕然とした。

1937年 盧溝橋事件によってシナ事変 日中戦争に日本はクビをつっこんだ。

そして、1938年国家総動員法発令 これで国は人間もものも好きなように統制し使えるようになった。そして 執拗に日中戦争の国債を募った。国民から戦争資金を騙し取った。だって 紙切れになってしまったのだからね。

三光作戦で 焼き 奪い 殺した。アメリカは中国については黙っていたが フランス領ベトナムに日本が侵攻したところで 石油 鉄くずを禁輸した。日米関係は悪化した。当時アメリカ世論は日本との戦争に傾いてはいなかった。そこでアメリカ政府は.... というのはさておいて.....

すごい国なのでびっくりした。盧溝橋事件のあと 教育が変わったと当時 子どもだった昌子さんは書いている。暗記 訓練 反復がふえ 考える教育が消えていったのだそうだ。日本は子どもたちにナチスもびっくりの思想教育を施した。国民のロボット化である。考えない国民 ただ従順にいうことをきく国民にするために 情報操作をして 治安維持法をつかって 国の思い通りにならない人間をつかまえ 拷問にかけ ときに殺した。 特高は発禁本を知らずに持っていた13歳の少女さえ拷問した。

 国家総動員法 治安維持法 そして今 盗聴法 有事法 秘密保護法 .... 最後の仕上げが児童ポルノ法  ゾゾっとしませんか........

ついでに大政翼賛会 ..... いまやマスコミ そしてNHKの情報操作  若い人の右傾化  ゾゾっとしませんか........

 

戦犯 特高の子孫が大手を振って 政治をしているのだもの なんだってアリだ。

 

ご存知でしたか? この国は戦争に子どもをつかった..... 1944年4月から 日本中の今の中高生が 勤労動員で 軍需工場 そのた生産工場 農家で働かされた。勉強はなかった。12時間労働 食事も労働環境も劣悪 2日間 味噌汁だけというのもあった。戦闘機まで作らせた。劣悪な環境で 労働災害 病死 軍需工場めがけた空襲などで343万人のうち推定60000人が死傷した。けれども国は一切補償しなかった。

国は人的資源 = 子どもを 湯水のようにつかった。消耗品だった。戦場には42万人が志願した。みんなほんとうのことは知らされていなかった。特攻は志願ばかりではなかったそうだ。ドイツのドキュメンタリー KAMIKAZE で12人の元特攻兵が語っている。何人にかは日本で放映しないことを条件に語った。

この国は70年前から 子どものことなんかなんとも考えていない国だ。だから フクシマ そして関東でで起きていることも不思議ではない。

わたしたちは気をつけないと 国に殺される 案外 アメリカより怖い国だよ 両方が相手 逃げたくなるけど l怖いけど 戦いましょう。相手にとって不足は.....

 

 



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チェルノブイリ事故後の調査が基になっており、我々は、フクシマで何が起きるのか判っているのです。もう既に、起っているのです!
私は、Eメールを定期的に受けっとっており、そこには、“人々が、ポックリ亡くなった”とか、“学童がポックリ亡くなった”とか、“1分後に心臓が止まり、そして亡くなった”とかです。
これはまさに、チェルノブイリで我々が見たのとまったく同じなのです。なぜなら、セシウムが心臓の筋肉に蓄積され、心筋を破壊するからです。そして、確実に有る程度の心筋が失われ、心臓が機能しなくなる。
そして、心臓発作で亡くなるのです。 

 こちら

最近、歯の折損や骨折の事例情報が多い。骨折の事例情報は関東だけでなく中京や関西からも聞こえてくる。

都内で歯科医院を営む方の2014/1/24のツイート
「未だにその疑いすら待たないヒトが多いようですが、とにかく沢山の患者さんの歯が割れました。」

歯が割れる原因がどの放射性物質なのかは必ずしも明らかでないが、一番疑われるのはストロンチウム90だと思う。

福島県歯科医師会は環境省の研究事業として、県内の子どもの乳歯に放射性物質のストロンチウム90が含まれていないかどうかの調査に乗り出すと2013年末に伝えられている。

歯が割れるのも困るが、もっと怖いのはストロンチウムが白血病の原因物質と見られていることだ。歯科で白血病の疑いを指摘される例は少なくないようだ。歯茎が白くてすぐ分かるらしい。歯科医が、白い歯茎を見て、原発で働いたことはありますか? と尋ねたという話がある。
白血病の発症例に関する情報は、日々増えている感がある。

これからは、白血病をはじめとするがんが増えてくるのだろう。

そこで、どう予防するか。ストロンチウムはセシウムと異なり簡易測定器では測れない。ベータ線を図れる高機能の測定器もあるが、高価だ。たとえそのような高機能な簡易測定を入手しても食品の汚染は測れないだろう。ベータ線のバックグラウンドも高い。食品中のストロンチウムやベータ線を個人が知ろうとするのは無理だ。当局はストロンチウムの存在を徹底して隠蔽しようとしている。

自衛策はないのか? ある。確実な方法がある。しかも簡単だ。汚染地域産の食品を食べなければ良い

ストロンチウムは、セシウムなどとともに原子炉の中から大気中に放出された。だからセシウムの降下していないところにはストロンチウムも少ない。ただし、海水中は別だ。福島第一原発事故によって放出されたストロンチウムの挙動はまったく言っていいほど分かっていない。土壌測定データがあるにはあるが、サンプル数が少なすぎてなんとも評価できない。

分からなければ、リスクのあるものは、十分に安全率をとって排除するしかない。福島県産や関東産の作物は、その観点からは、止めたほうが良いということになる。太平洋産の海産物はさらにリスクが高い。



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http://togetter.com/li/621667

以下転載

プルトニウム返還要求の意味 私見ではこの背景にあるのは一名「(核燃)サイクル協定」ともいわれる日米原子力協定(1988年締結、30年期限)の満期が2018年8月と迫ってきていることです。また今回このニュースがどのように表に出てきたのかにもよりますが、もし米側からの意図であれば安倍暴走へのオバマ政権からの警告でしょう。私は三・一一原発事故後、日本の原発問題について勉強した際、日本の核「平和利用」政策が核「技術抑止」政策という隠された国策(=核防衛政策)に結びついたものであること、そのカギが核燃料サイクル政策にあること、そしてそれが55年成立の原子力基本法にすでに「書き込まれている」ことを知って驚きました。原発ができる以前の55年に早くも第7条「核燃料サイクルを確立するための高速増殖炉及びこれに必要な核燃料物質の開発並びに核燃料物質の再処理等に関する技術の開発」を「行う」と明記されていたのです。
 
その後、これについて一冊本を出しました。(『3.11 死に神に突き飛ばされる』岩波書店、2011)そこで中心の論考「祈念と国策」を書き下ろすうえでカギになった文献が杉田弘毅『検証非核の選択』(岩波書店)と並んでもう一つ、ウェブから見つけ出した遠藤哲也氏の驚くべき報告ともいえる、「日米原子力協定(1988年)の成立経緯と今後の問題点」という71ページに及ぶPDF資料でした。それが奇しくも三・一一の直前、2010年の末にアップされていた。たぶん、この協定の満期が近づいてきたので、重要性を社会に訴える必要を感じたのだったでしょう。でも、直後に三・一一が起こり、私のような読み手に、杉田著『実証非核の選択』に並ぶ重要な情報を提供し、別な読み方を可能にさせることになりました。
 
ポイントは二つあります。一つは杉田著が示す日本の政府の「国策」です。1994年8月1日の毎日新聞の一面トップのスクープは日本の外務省が69年、極秘会議で「核兵器については、NPT(=核拡散防止条約)に参加すると否とにかかわらず、当面核兵器は保有しない政策をとるが、核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャルは常に保持するとともにこれに対する掣肘をうけないよう配慮する」と決定したと報道しました。
 
ここから生まれた新政策を杉田は、核「技術抑止」策と呼んでいます。核の技術抑止とは新しい概念で、「核をもたないが、もとうと思ったら(核不拡散防止条約を脱退し)すぐにも核兵器を作る経済的・技術的な潜在可能性は常に保持する」ことをもって、核保有に準じる抑止策とするというものです。これを追求するためには、プルトニウムの製造と濃縮を自由に行う技術・施設とフリーハンドの権利が必要です。これの実現に向け、前者のために自前の六ヶ所の再処理工場と高速増殖炉「もんじゅ」が、後者のために「日米原子力協定」の改訂が必要とされ、追求されました。 というのもそれまで原発から生まれるプルトニウムの使用について日本はフリーハンドをもっていなかった。一々の作業にアメリカの許可を要しました(個別同意という)。それを10年を超える米国との交渉で1988年、30年間のフリーハンドを得る「一括同意」形式に変えるのに成功した。
 
そこでの対米交渉で、アメリカの国防省、NRC、核不拡散議員たちの反対がいかに根強かったか(日本にそんな自由を与えたら30年の間に何をするかわからない、核兵器を作ったらどうするのだ、また、日本にだけそんな特権を与えたらほかの核非保有NPT加盟国に示しがつかない、など)それをどのようにタフな交渉を通じて、「一括同意」で「日米原子力協定」締結にまでこぎつけたか。その内幕を赤裸々に先の遠藤哲也報告「日米原子力協定の…」は述べているのです。そこに、こういうくだりが出てくる。30年間のフリーハンドを与えるという規制案の緩和を盛り込む上で最後に問題になったのは、アメリカでは議会を通さなければならないが、日本で国会にあげると「問題になる」懼れがあるので、日本側が、これを「行政取極」にしたいと、その点に固執したからだったと。「日本側としては、協定を改定することになると国会の承認が必要となる、
国会承認となると原子力の平和利用のみならず関連して日米の核政策問題も取上げられかねず大きな政治的議論に発展する危険性がある。従って何とか国会承認を必要としない行政取極の形で処理したいと考えていた」と遠藤は書いています。遠藤は、当時日本側交渉団の次席代表でした。その後外務省科学審議官をへて元原子力委員会委員長代理、元ウィーン代表部大使の経歴をもつ。つまり外務省の交渉責任者が、このプルトニウムの実質自由使用への緩和化のもつ政治的含意、日本で表に出ると「大きな政治的議論に発展する危険」があることを重々承知していたということです。
 その「日米原子力交渉」で、日本の名目上の切り札の一つが「非核三原則」だったろうことは想像に難くありません。日本は核をもたず作らずもち込ませずを国際社会と国民に宣言しているし、唯一の被爆国でもある、だから信用してくれ、ということです。そのうえで平和利用に徹する、と。ですから、非核三原則(平和国家の姿勢)が日米原子力協定の堅持のための条件、その堅持(自由な原発運用)が、核燃料サイクルの推進のための条件で、その推進(プルトニウムの独自生産体制)がまた「核技術抑止」の国策の存立のための条件だという、親ガメの上に子ガメ式の綱渡りの条件 設定によって現行の日本の原子力平和利用体制は成立していたのです。そのことの危うさにも無頓着に、2012年9月に民主党政権が「2030年代に原発稼動をゼロとする、高速増殖炉もんじゅは事実上、実用化を断念する」と決めたとき、米、英仏は驚いた。待ったがかかった。
 
ではこれまでに貯まったプルトニウムはどうするのか(米)。再処理の済んだプルトニウムはしっかりと買い取ってくれるのか(英仏)。これでは日米原子力協定の前提が崩れる。プルトニウムは利用先がはっきりしないと保持、再処理が認められない。プルトニウムの国際管理あるいはIEAE等への譲渡ないし処理の方法の協力要請など、対策が考えられますが、民主党政権からは何も対案がない。この点での手当もなしに一方的にこういう決定をした民主党政権に国際社会の不信感が高まった。私は原発ゼロ論者ですが、こういう問題のすべてをカバーして進めて行かなくては、ことは進まないことくらいわかります。この決め方は大変にまずい。さて、2014年、ここに新しい問題がもちあがった。一つは、安倍政権が、完全に米国のコントロールを脱して暴走の気配を見せはじめたこと。民主党政権もこれを補佐する日本外務省もまったくあてにならなかったが、今度は反対側にブレ、軍事的独走化のおそれがでてきました。
 
このうち、麻生副総理などは北朝鮮のテポドン騒ぎのときに日本の核武装をほのめかした前科もあり、例のナチス発言もあり危なっかしいことこの上ない。さらに、これを牽制すべき細川・小泉の旧総理グループも 原発即ゼロ、核燃サイクル廃止を主張しつつ、 では保持しているプルトニウムはどうするのかへの言及がない。つまり拙速、乱暴。この問題に対し、相談に預かる権利をもつ協定相手国、さらに国際社会への責任を完全に放棄している。米から見れば、そうなる。米からは、安倍の靖国参拝以後の行動も、細川・小泉の原発ゼロもともに日米原子力協定の前提となっていた日米間の信頼を損なう政治センスの持ち主と見えるでしょう。その結果が、今回の動きで、2018年以後の日米原子力協定では、「包括同意」を外す。今回の米国のプルトニウム返還要求は、そのことに向けた警告だと私は考えています。
 
ではなぜこれが「大ニュース」か。「包括同意」がなくなったら、日本はどうなるか。2012年10月4日に日本記者クラブで遠藤哲也が「日米原子力協定のゆくえと原発ゼロ政策」のテーマで、トークしていますが、「個別同意」ではとても六ヶ所村の再処理工場など運営できないと述べています。むろん核燃サイクルなど日本政府がやろうとしてもアメリカの拒否権のもとで、もうやりきれるものではなくなる。日本の核政策(技術抑止政策)は完全に頓挫するし、ひいては今後、日本の核技術の水準の維持は、望めなくなる、日本の原子力政策は破綻するだろう、ということです。この遠藤哲也のトークは必見です。 http://t.co/ZCezIYCOw1 私の眼には、ベストミックス論者の寺島実郎氏の考えも、この点、ほぼ遠藤氏と同様と見えますが、
核燃料サイクルを保持しての原発「平和利用」プラス「核抑止」政策というこれまで数十年続いてきた日本の原子力政策は、今回の安倍政権の暴走とアメリカの返還要求決定によって、選択肢から消えようとしている、ということです。つまり、中庸の策の可能性は消えた。
 今後は次の二つに一つしかなくなった。一つは、私が先の本で述べた道ですが、日本は今後、核燃料サイクルを放棄し、保持しているプルトニウムは何らかのかたちで国際社会の管理へと委ねる要請を行い、はっきりと核技術抑止政策の放棄を内外に宣言して、平和国家として、脱原発社会で進む。
 もう一つは、アメリカとの信頼関係をなくした後、独自に、なおも核燃料サイクル、核技術抑止政策、原発維持を邁進する、孤立化の道です。前者は、細川・小泉ラインが、脱原発に、さらに平和政策の採用をも併せもつ本格的姿勢を打ち出さなければ、もはや脱原発の政策的なインテグリティ(齊一性)をとれないことを示しています。後者は、安倍ラインがこのままいけば石原慎太郎の「アメリカに『ノー』をいう」核武装へと進む可能性が強いことを示唆しています。今回の警告で、米は2018年の日米原子力交渉で「包括同意」方式の撤廃を主張する可能性が大きい
 
日本がこれを認めなければこれが強烈な日米対立の発火点になります。数十年後、ここで「戻れなかったか」といわれる分岐点になりかねない。これまでこんなに投資してきた核燃サイクルと再処理を断念し、放棄できるかどうか、が政治問題になる。1905年の満州鉄道の経営権問題をめぐるハリマン(米)との対立を思わせます。つまり、今回のプルトニウム返還要求でいまや風前の灯となったのは、この二つの間の中庸のオプション、寺島実郎氏、遠藤哲也氏らがめざしてきた核抑止政策と核燃サイクルを保持し、日本の高度な核・原子技術水準、人材は確保しつつ、国際社会に発言権を保持しながら、核の平和利用にあくまでも徹するという道なのです。
 
私に言わせれば、そもそも、そのようなやわな弥縫策(核抑止を保持しながら平和国家としての声望をも国際社会に要求するという楽天的なよいとこ取り路線)は甘かった。平和に徹する理念とか政策思想とかは 人間の顔をした冷静な「信義」に基づかなければならない。やはり私の先に述べた平和立国論しかない。ここ20年ほどの日本の政治が抱えてきた危うさを、このたびの安倍政権のネトウヨ的暴走が明らかにしたのだというのが、私の考えです。一言でいえば、日本はアジアに足場をもつ以外に生きていけない。そのためにはアジア隣国にしっかりと謝罪し、信頼を獲得する透徹した政治的な覚悟が必要です。と同時に、長期的なエネルギー政策とそれに連動するやはり長期的な経済政策(廃炉復興作業、国債問題への対処)が大事。また、米軍基地問題、原爆の投下をめぐる関係正常化を含む日米関係、それをささえる新しい外交的指針も必要となってくる。では誰がそれをやれるのか。あまり人が見あたらない。払底してしまった。しかし、今回は、細川・小泉に条件づきで、一票か。これが私の見方です。
一方、米国の今回のプルトニウム返還要求の言い分はこうでしょう。安倍は暴走し危険になった。細川・小泉もあてにならない。石原、橋下、田母神は極右。翻って抑止勢力はいるか。民主はダメ、小沢はもう潰してしまった。やはり、あまり人が見あたらない。仕方がない、来る2018年の改訂に先立ち、プルトニウム返還要求という未曾有のかたちで、警告を行おう。――これは、先の「失望」よりも強い日本政治の劣化への「警告」です。しかし、NHK会長の会見を見ても日本の社会はそれを裏書きするばかり。せめて新聞メディアにしっかりしてくれ、といいたくなります。(終り)

 以上

 

ある意味で 安倍さんがあまり おろかなゆえに穴をあけてくれたのかもしれない。うまくいけばチャンスになりうるかもしれない。



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以下抜粋

検出された野菜のデータを全国の平均値にした場合のワースト10を表示してみました。

チェルノブイリ事故の際に高度に汚染されたのがじゃがいもだと書籍で読んだことありますが、日本の場合は大豆、小豆、サツマイモ、レンコン、カボチャがジャガイモを抑えてランクインしています。

また、ワースト1の大豆は味噌や醤油などの加工品に変わって流通することもあり、加工品への注視も必要になりそうです。

情報ソース: 厚生労働省の2013年度放射能検査結果

以上



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細川さんの無回答は 亜自民だからでしょう。小泉さんの手前 明言できないんでしょう。これで候補といえるのか、都政を託せるのか 都知事は脱原発だけではない。

※  デモクラTVによれば、細川氏は「アベノミクス=評価しない」「カジノ=反対」という情報がありました。都知事選に出る以上 すべて旗印は明確にすべきです。

 

ツイッターから

都知事選候補の宇都宮けんじさん。 "脱被曝"についてはどう考えてるかの問いに「まずは、都内の汚染状況をハッキリさせる」と答えられたそう。 あー、ずっと待っていた。こうゆう人を。 起こった事故とまず正面から向き合ってくれる人を。

小学生の子連れのお母さんが最近の学校行政について怒りをぶつけたら、教員にあてられる予算と教員の現場について対策を語った宇都宮。怒りをぶつけられた時の政治家のまともな対応はじめて見たぞ。 pic.twitter.com/dqHZIt0SFm

「舛添厚生労働相が、「怠けている人に貴重な税金を使うつもりはない」との発言を批判され、「あれは生活保護を受けている母子家庭のことを言った」と“弁明”しました。 」

小泉氏「東日本大震災は、天が与えてくれた大事なチャンスだ」ですか、はぁ。。。多くの方々の命と生活を奪ったあの大災害も、この人たちにとっては所詮そういう感覚なんだろうね。

 田母神「日本政府がバカなんです。危なくないのに避難させて一生懸命危ないと言う。強制避難は平成の強制連行だね。放射線問題が日本弱体化のために利用されてる。恐怖を煽ることで日本を核武装させまいという、米国による国際政治の糸が働いているんです!」・・・

都知事選。舛添が主敵で「脱原発」の細川は主敵ではないという主張は間違い。舛添も細川も、公約に「特区」導入と社会保障切り捨てをうたっている。とんでもない話だ。新自由主義的改革を全国に先んじて東京で進めようとう魂胆。許さん。舛添・安倍・細川・小泉は同じ穴のムジナ。串刺しにする批判を!

田母神「ミサイルで壊れないし工作員からは守る。原発の安全は二重三重になってるから工作員が悪さできる確率は1%もない。それに汚染もない。11年9月に仏の原発事故があり、4人負傷、1人死亡したがすぐ安全宣言を出した。あれが普通の政府の対応」cyzo.com/2012/02/post_9…

いやはやですね➡【舛添速報】舛添氏、政党助成金で絵画購入していたwwwwwwwwww なんと100万円超wwwwwwwww|保守速報 hoshusokuhou.com/archives/35937…

学会婦人部の動きが悪いとの話を小耳に挟んだがはてさて

http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1661.html



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毎日新聞 2014年01月26日 19時49分(最終更新 01月26日 21時52分)

核物質や原子力施設を防護・保全する「核セキュリティー」を重視するオバマ米政権が日本政府に対し、冷戦時代に米国などが研究用として日本に提供した核物質プルトニウムの返還を求めていることが26日、分かった。このプルトニウムは茨城県東海村の高速炉臨界実験装置(FCA)で使う核燃料用の約300キロ。高濃度で軍事利用に適した「兵器級プルトニウム」が大半を占め、単純計算で核兵器40〜50発分程度に相当する。

日本側ではこれまで「高速炉の研究に必要」と返還に反対する声も強かったが、米国の度重なる要求に折れて昨年から日米間で返還の可能性を探る協議が本格化している。(共同)



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今年も.....語りで太平洋戦史をつないでゆきます。
42万人の少年兵が戦争に駆りだされたことをみなさんご存知ですか?
14歳から19歳までを少年兵といいます。それ以上の年齢の人を赤紙で徴兵したあと 政府は少年に目をつけ志願を募ったのです。

零戦特攻 海中特攻 海上特攻 通信兵 戦車兵 そして満蒙開拓青少年義勇兵....

大学の学徒兵は13万人 彼らは階級も時間もあったので 遺書は多く残っていますが 少年兵の遺書はほとんど残ってはおりません。

    

硫黄島 2万3000の兵隊のほとんどは銀行員ややおやのおじちゃんと16.7歳の少年兵でした、硫黄島には川がない 水も食料もなく互いの汗をなめあい 米軍の陣地に盗みに行くのです。硫黄島が負けたら本土が攻められる。40度の暑さの中で18キロの長さの壕が掘られましたが 最後 手を焼いた米軍は壕にガソリンと海水を入れ 火をつけました。「水、 水、 おかあさん」 といって死んで行きました。生き残ったのはわずか1033名でした。

 

そして満蒙開拓団 満州建国のNO2が安倍首相の祖父 岸信介でした。中国人の土地を奪い日本国民の税金をつぎこみ王道楽土をつくろうとしました。開拓民を募集 ひとびとは見果てぬ夢を追い渡満 だが まだ人が足りない そこで農家の次男三男に目をつけ学校に何人集めろとノルマを課しました。 ソ連が攻めてくる前に岸も高級将校も逃げ出しました。

最初きたソ連兵は犯罪者でした。乱暴と陵辱 そして土地を奪われた中国人も攻めてきた。少年たちは殺されたり シベリアに抑留されたりしました。

徴兵されたものたちだけでなく 中学生 女学校の生徒たちは13.4歳から勤労動員で建物解体 軍需工場 織物工場に駆りだされた。人出不足を補うためです。劣悪な労働条件下の12時間労働 軍需工場を狙った空襲で死んだ者も数知れず.....ドイツと違い民間人の補償はされませんでした。 国民は消耗品でした。

今もそう変わらないようですね。

永遠のゼロについて 宮崎監督も否定的でしたが 百田さんは戦争で国民がどのように生きて どのように戦って死んだか なんにも知らない。ただの軍事おたくです。そしてそのファンの安倍さんがこの国の首相です。日本はいったい どこに 行くのか?



 国は国民から 金をあつめ 鉄瓶や火鉢をあつめ 宝石貴金属を集め 子どもをあつめ 馬をあつめ 毛皮にするといって愛犬も集めた。金も宝石も犬も帰ってこなかった。

 

 

 



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謎の発言ですね 正論もある..... わかっていて公言しているんでしょうね。語彙は不足しているというより過剰なんですね。思考が不足しているようです。

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以下抜粋

NHK新会長の籾井(もみい)勝人(かつと)氏は25日の就任会見で、従軍慰安婦について「戦争をしているどこの国にもあった」と述べた上で、日本に補償を求める韓国を疑問視した。従軍慰安婦問題を取り上げた過去のNHK番組に関連し、この問題に関する見解を問われ答えた。尖閣諸島・竹島など領土問題については、国際放送で「明確に日本の立場を主張するのは当然。政府が右ということを左というわけにはいかない」と話した。

 放送法はNHKを含めた放送事業者に「政治的公平性」を義務づけている。NHKの会長がこのような発言をするのは極めて異例。

 籾井氏は従軍慰安婦問題について「今のモラルでは悪いんですよ」としつつ、「戦争をしているどこの国にもあった」としてフランスドイツの名を挙げた。「なぜオランダにまだ飾り窓があるんですか」とも述べた。飾り窓はオランダなどにある売春街を指す。

 さらに「会長の職はさておき」とした上で、韓国についても「日本だけが強制連行したみたいなことを言っているから話がややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っている。しかしすべて日韓条約で解決している。なぜ蒸し返されるんですか。おかしいでしょう」と述べた。その後、記者から会長会見の場であることを指摘されると、発言を「全部取り消します」と話した。

 籾井氏は三井物産副社長などを経て、資本関係のある日本ユニシスで社長を務めた。昨年12月の会見では自らについて「語彙(ごい)が不足している」と話していた

 

 



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宇都宮氏にできない細川氏の独自性があるとすれば、元々自民党支持みたいな人たち=舛添氏の支持基盤にどれだけ切り込めるかでしょう。「脱原発」の看板だけで宇都宮氏の票を奪いにいっても何の意味もない。

それと、細川氏が勝ったとしても、その後の都政をおかしな方向にいかないように縛るためには、宇都宮氏の主張が大事なのであって、むしろ、宇都宮陣営からの批判を使って細川氏(というより小泉)を縛る方策を考える方にエネルギー使うべきでしょう。もともと、舛添氏の支持基盤を切り崩さなければ一本化しようがしまいが勝てっこないのに、なんで宇都宮氏叩きに走るのか意味がわからん。

舛添の支持基盤に切り込めば、宇都宮陣営から噛みつかれようが関係ないし、そこに勝てる見込みが見えれば左にも支持が広がるでしょう。何にせよ、「勝てる可能性」に賭けて細川氏を応援するとして、宇都宮氏(程度)の主張すらなければ、小泉が自分の政権の悪行をまったく反省していない事実を見るかぎり選挙後の細川都政だって心配だらけなのは誰にでもわかることでしょう。

小泉政権がやったことは、イラク戦争にせよ生活破壊にせよ絶対に忘れられないし許せない。そんな人がいるのは当たり前で、むしろ、いなけりゃ困る。その中で「小泉+細川への批判は当然、甘んじて受けつつ、保守層に切り込む」という姿勢があって、初めて、そっちもアリかな、と思えるわけで。小泉がやったイラク戦争と格差社会招来に匹敵する「お互い様」が宇都宮氏についてあるのだとすれば、是非ご指摘ください。/細川=小泉陣営を支持する可能性はあるとして、今言われていることはあまりに都合がよすぎる。

要するに、細川=小泉を支持するとして、それは小泉政権が進めた数々の凶悪な政策への(当然あるべき)批判を無視しない形で支持するやり方を、細川=小泉陣営を「それでもなお」支持することを選んだ人たちが編み出せるかどうか。そこが大事だと思うよ。浮動票と言っても、みんな一律一様な浮動票なわけではない。舛添か細川かで迷う(宇都宮は想定外)みたいな保守寄り浮動票もいるわけで、自覚的にそういう層に切り込みなさい、ということ細川か宇都宮で迷う人を主に攻めても意味がない

小善説を前提するかどうかは関係がありません。細川=小泉陣営は、宇都宮陣営やその支持者から批判されても「言い返さずに批判を甘受して戦いなさい」と僕は言っています。泉氏は、細川氏の応援団のOne of themではなく、細川氏出馬の条件が小泉氏の全面支援なのですから、小泉氏にまつわる批判を受けて当たり前ですよ。あまり都合のよいことばかり言っていると、それこそが細川氏の支持を離れさせると思いますが。

以上

細川=小泉ラインには承服しかねるものがあったので モジモジさんのいうことはさすが理にかなっていると感心。コイズミにはぜったいウラのたくらみがある。それを承知で利用するのはわたしはむつかしいと思う。むしろ 細川=小泉はあっちじゃない こっちのほうが送り込んできた刺客なんじゃないかと思ってます......意味わかります?

 

 



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→ こちら

①「私は個人的には、日本もヨーロッパ並みの社会保障を実現させたいなら、15%の消費税が必要だと思う。」、「世界と比べて日本の現状は、明らかに『低負担高福祉』国。」

『AERA』(2014年1月13日付、朝日新聞出版) ※日本の現状はあきらかに高負担低福祉です。

②「やはり法人税が高くて、とてもじゃないけれども海外に行かざるを得ないなと。もちろん人件費もそうです。」「法人税、消費税の比較を見たときに、法人減税、しかし消費税との組合せで見ると極めて日本は消費税は低うございます。」「法人税減税をすることによって、最終的には企業活動が活発になり、たくさんの外資の企業も日本に入ってくる。そういうことで、長期的に見たときに法人税の増収につながるということは経済が活発化....

174国会 参議院 予算委員会2010年(平成22年)3月12日 ※ 大企業の味方 枡添躍如

③「民主党は、派遣労働者も正規労働者も、仕事内容が同じなら待遇は同じでないといけないという。でも、派遣やパートは、基本的には登録しておいて、好きなときに!会社に来ればいい。しかし、正規労働者は雨が降ろうが雪が降ろうが働かざるを得ないんです。だから給料が高い。そこを平等にせよとやると、まじめにがんばる人の意欲をそぐし、悪しき政府の介入になって結果平等にするために政府がお金を出さざるを得なくなる。税金が増え、むだ遣いにもなります。派遣に対する考え方もおかしい。そもそも、金融機関が企業に金を貸さないから、企業は経費削減するしかない。経費の最たるものは人件費。それで正社員を減らして派遣を増やす。それをだめと言ったら、企業は海外に逃げるか、つぶれるしかない。だから私は厚労大臣として、派遣の全面禁止はしないで、悪いところを改正するぎりぎりの詰めをやったんです。」

『週刊朝日』2010年3月19日付  ※ 確かに人件費が最たるもの だが 派遣がどれだけ若者の未来を奪ったのか 大企業がどれだけ内部留保してるか知ってるのかなぁ 

④一部事務職の残業代をなくす「ホワイトカラー・エグゼンプション」について「残業代が出なかったら早く帰宅する動機付けになる」と強調し、「横文字を使うからマスコミに残業代ゼロ法案と書かれ、一発で終わり。『パパ早く帰ろう法案』とか『バカな課長の下で仕事するのはやめよう法案』という名なら通る」

⑤75歳以上の高齢者に差別医療を押し付ける後期高齢者医療制度につい)「マスコミに袋叩きにあい、大幅な見直しを迫られた」「テレビでみのもんた氏や古舘伊知郎氏が政府や役所を手厳しく追及し、怒っている姿を見て喝采しているだけの国民にも問題がある」「金は天から降ってくるわけではない」「七十五歳以上を制度上で区切ることには極めて合理的な理由がある」「無責任な国民のありようは、『観客型民主主義』」「今の日本には、医療費を無駄にしているのは自分自身であるという視点が欠落してはいないか。

月刊誌『中央公論』2008年9月号

⑥憲法改正 具体的には、自衛のため及び国際協力のための実力部隊を保持することができると、積極的に明言すべきだというふうに思います。それから次に、第二点として申し上げたいのは、憲法前文の国際協調主義、平和主義、これを具体的に書いた項目が憲法の中にない。これ自体、憲法前文を認めるとしても非常に欠陥な憲法であるというふうに思っています。」

156国会 参議院 憲法調査会 2003年(平成15年)5月14日

 



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担当者各位      平成26年1月23日

                        
公職選挙の報道を一層、中立公正なものとするため、都知事選関する記事を執筆するにあたっては以下の留意点を考慮してくださるよう、よろしくお願い申し上げます。

              記
1.舛添候補の政党交付金問題については、『赤旗』による報道が告示後であることを考慮し、疑惑として提起されることがないようきわめて慎重を期すこと
2.事務所費問題についても、同様に慎重に扱うこと。
3.細川候補、宇都宮候補らについては、問題発覚が告示前であることに鑑み、報道姿勢の変更は必要ないこと



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先日も行ったあの海で あの東海ゲンパツでそんなことが起きていた.... わたしはなぜ 3.11前の一年 日曜ごとに茨城の神社にこの地を守りたまえ この国を守り給えと祈り続けたのかがやっとわかったような気がしました。同じように参拝なさった方も大勢おられたことでしょう。呼ばれるのでしょうね.....  ただただ感謝です。 2011年は長野をまわり 2012年は和歌山 そして2013はじめ和歌山 伊勢 今年は富士山のまわりをまわらせていただきます。

→ こちら

以下抜粋

村上達也前東海村村長の話

3月11日時の東海第二原発の状況については、みなさんご存知かもしれませんが、総括しておきたいと思います。

(3月11日)当日、第二発電所の方に押し寄せてきた津波の高さは5.4mでありました。そして、外部電源の二系統は遮断されておりました。その5.4mの津波がやってきたのですが、幸いにして東海第二原発は福島第一原発のようにはなりませんでした。

それは、実は非常用電源を冷却する水中ポンプのモーターが海岸沿いにあったのですが、そのモーターを守っている壁(防潮壁のこと)の高さが6.1mということで、70cmの差があったので、なんとかセーフということでした。この防潮壁ですが、実はもともとは4.9mでありました。

それで、(増設して)6.1mの壁になったわけですが、壁が完成したのは実は(3月11日の)2日前でした。3月9日に完成したということだったわけです。

これを知ったとき、私はゾッといたしました。

私たちのところも、福島第一と同じように全電源喪失ということになって、もしかしたらメルトダウンが起きたかもしれないと。外部電源が喪失しておりましたので、炉心の冷却にたいへん苦労したということで、主蒸気逃がし弁、SR弁といいますが、これを170回、手動で開け閉めして、なんとか冷却を保ったということです。

そのため、冷温停止にいたるまでは相当な時間がかかりました。だいたい普通だと、1日で冷温停止になるわけですが、3月15日の午前0時40分までかかったということです。

冷温停止まで4日もかかった、福島第一の二の舞になる寸前だった

日本原電のホームページには、3.11当時の記録があります。

そこには、こう書かれてあります。

・外部電源が復旧した日時 2011年3月13日 19時37分
・原子炉が冷温停止(原子炉温度が100℃未満になること )した日時  2011年3月15日 0時40分

このホームページには、「高い防護壁を建設していたから防げた」と自画自賛。

日本原電は、このホームページの中で、「『仮に津波があと70cm高ければ、全電源が喪失して、原子炉の冷却ができなかった』と一部で指摘されていますが、 電源は複数確保されており、冷却できる状態でした」と村上達也前村長の証言を否定しています。
これが原子力ムラの不治の病の実態です。

危険を危険と、いまだに認識できない人々が原発を動かしているのです。


そのようなことで、間一髪で東海第二発電所はメルトダウンしないで済んだというふうに私は思っております。

脱原発を決意したというのは、まず東海第二発電所が、そういう状況で肝を冷やしたということがありますが、もうひとつは、2011年6月18日の当時の経済産業大臣であった海江田大臣の原発の安全宣言というのを聞いたときに、この国は原発は持てないな、と思いました。

そのときは、九州の玄海原発の再稼働に日本は動いておりました。

以上が【脱原発を決めた】直接的な動機でありますが、我々が脱原発を進めていかなければならないと考えたのは3点ほどあります。

ひとつは、人類は原発を制御できないのではないかと思っていること。自然の摂理は超えることはできないと思うようになりました。

地震も起きるし、津波ももちろんやって来る。そして、今、福島第一原発では汚染水が問題となっておりますが、地下水の力というのもコントロールできないのではないかと思っております。

一点は、日本は世界有数の地震列島であるということ。それから、狭い国土の中で人口が非常に多いということで避難できる土地がない。たとえば、東海第二原発で言いますと、5km圏内には8万人住んでおります。そして、30km圏内には100万人の人が住んでおります。

三点目は、日本は原発保有の資格がない と思っております。

1979年にアメリカのスリーマイル島で核燃料の溶融事故が起きました。そしてまた、1986年にはチェルノブイリの事故が起きました。

スリーマイル島、チェルノブイリの事故が起きたときでも、私が聞いたのは「日本では起きない」という、まさに過信とうぬぼれという、その科学的精神が欠如しているのではないかと思っております。

そのようなことが、福島原発事故の対応にも見られました。泥縄式と言いますか、その場しのぎの対応になっていたと思います。JCOの事故のときから思っていますが、どうも日本は原理原則を重んずる国ではないな、と思っております。ですから不信感を持っているところです。

残念に思っているのは、あのような福島原発事故を起こし、国内の世論は60%以上が脱原発というエネルギー政策を支持しているにもかかわらず、政策転換ができない国だということで失望しております。第二次世界大戦中に、日本が敗戦の道を歩んでいったと。戦争の途中で転換ができないで、最後は沖縄、広島、長崎というように悲惨な目に遭ったという、まあ自滅の道を歩んだという同じような危惧を抱いております。

この日本の姿勢と対比できるのは、私はドイツだと思っております………(続く)

以上



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