季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「公孫樹(いちょう)」

2013-11-22 05:12:12 | インポート

一日一言

梓に上(のぼ)す

中国で昔、梓(あずさ)の版沐に文字を彫り付け

て図書を印刷した所から、書物を出版することを

指して言う場合に用いる。「上梓(じょうし)」すると

も云う。

★かの高名な小説家は、今までの集大成と言う

べき長編の物語をついに梓に上すことと成った。


11月に紅葉うる樹木「公孫樹(いちょう)」

黄色の紅葉がきれい。
 葉っぱは扇形で切れ込みがある。
・”イチョウ並木”
・中国原産。昔、留学僧が
 持ち帰って広まったらしい。

・「公」は祖父の尊称。
 祖父がタネをまいても、
 実がなるのは
 孫の代になることから「公孫樹」。
・「銀杏」とも書く。
 「銀杏」は唐音で
 「インキャウ」と読み、
 それが「イキャウ」となり
 しだいに「イチョウ」になった。


・雌株には実がなる。
 種子の中身はいわゆる
 「ぎんなん」で、食べられる。
 中国料理では炒め物やデザートに、
 日本では煎ったり
 茶碗蒸しの具にして食べる。
・東京都、神奈川県、
 大阪府の県の木(公孫樹)



・「金色の
  ちひさき鳥の かたちして
  銀杏散るなり 夕日の岡に」
   与謝野晶子
   (よさのあきこ)
(季節の花300より)



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