季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「梔子(くちなし)」

2013-11-29 05:09:34 | インポート

一日一言

四の五の言う

あれこれと面倒な文句を言い立てるという

意味で、一般には、くどくどと文句を言う人

に対して、後に禁止の助詞「な」を付けて、

「余りつまらぬことを言うな」と言う意味に用

いる場合が多い。

★親方は弟子に向かって「下手な言い訳を

四の五の言うな」と怒鳴り付けた。


11月に実を漬ける樹木「梔子(くちなし)」

開花時期は、 6/15 ~ 7/末頃。
 一重ものは早咲きで
 八重ものはやや遅咲き。
・いい香り。
 遠くからでも香ってくる。


・実(み)はオレンジ色で、
 薬用、染料になる。
 無毒なので、布以外にも、
 きんとん、たくあんなどの
 着色料にもなる。

・八重咲きものは実がならないが
 一重咲きものは実がなる。
・実の口が開かないところから
 ”口無し”の名になった。
 また、実にある突起部分を
 くちばしに見立てた、
 「クチハシ」からの変化、
 という説もある。
・「梔子」の漢字は漢名に由来。


・「小梔子(こくちなし)」は
 八重で
 「梔子」より少し小型。
 形はほぼ同じ。

・5月6日、7月2日の誕生花
・花言葉は「洗練、優雅」
     「喜びを運ぶ」

・別名「せんぷく」


・「口なしの
  淋しう咲けり 水のうへ」
   松岡青蘿(まつおかせいら)

 「薄月夜
  花くちなしの 匂いけり」
   正岡子規

 「山梔子(くちなし)や
  築地の崩れ 咲きかくし」
   堀麦水(ほりばくすい)
(季節の花300より)

 

梔子の実



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