一日一言(99)
田子の浦打出でて見れば真白にぞ
富士の高嶺に雪は降りける
山部赤人
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12月に咲いている花「クレマチス(冬咲き)」
クレマチスは、古くから親しまれてきたガーデンプランツの一つです。クレマチスというと初夏に花が咲くイメージがあり、また、四季咲きタイプのように繰り返し花が咲くものもあります。いずれも冬には、大半は葉が落ち、枯れたような株姿で休眠期に入ってしまいます。しかし、じつはクレマチスは、系統や品種によって開花期がさまざまで、冬枯れのガーデンをシックに演出してくれる、冬咲きのグループもあります。白やアイボリーホワイトの下向きに咲くユニークな花は、派手さはないものの、十分に冬を楽しませてくれます。
冬咲きタイプのクレマチスは、常緑性と落葉性に大別できます。常緑性には、常緑性冬咲きタイプを代表する原種、アンスンエンシスがあり、夏に伸びたつるの節々に、花弁の先端がくるんと反転した花を咲かせます。落葉性には、夏に休眠して秋口から生育し、初冬にパラシュート形の乳白色の花を咲かせるシルホサ系があります。シルホサ系の花後の果球は下向きにつき、銀白色に輝いて美しいものです。そのほか、いくつかの冬咲きの原種があり、冬のガーデンで活躍します。
冬咲きタイプのクレマチスは、常緑性と落葉性に大別できます。常緑性には、常緑性冬咲きタイプを代表する原種、アンスンエンシスがあり、夏に伸びたつるの節々に、花弁の先端がくるんと反転した花を咲かせます。落葉性には、夏に休眠して秋口から生育し、初冬にパラシュート形の乳白色の花を咲かせるシルホサ系があります。シルホサ系の花後の果球は下向きにつき、銀白色に輝いて美しいものです。そのほか、いくつかの冬咲きの原種があり、冬のガーデンで活躍します。
花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」「策略」です。
「精神の美」は、細いツルなのに大きな花をつけること、毎年咲き続けるクレマチスの内にある美しさを讃えたことに由来しています。
「旅人の喜び」は、ヨーロッパ地方がルーツで、旅人が楽しく過ごしやすい夜を過ごせるよう、宿の玄関口にクレマチスを植えて歓迎したことが由来です。
「策略」は、クレマチスの葉や茎に含まれる毒が由来です。
「精神の美」は、細いツルなのに大きな花をつけること、毎年咲き続けるクレマチスの内にある美しさを讃えたことに由来しています。