一日一言
案に違(たが)う
予想していたことが当たらないと言う意味
から、思惑・思案などが的中しないことを言
う。
★今回の試験は案に違うて、やまが外れた。
類語:①案に相違する ②当てが外れる
10月に咲いている花「柊木犀(ひいらぎもくせい)」
開花時期は、10/10頃~10/25頃。
金木犀にちょっと遅れて咲き始める。
・クリームのようないい香り。
・柊(ひいらぎ)と銀木犀(ぎんもくせい)との雑種。
銀木犀に似ているが、街路樹として植えられているのは
この柊木犀が多い。
銀木犀の葉もほんのちょっとギザギザだが、柊木犀の方は
触ったら痛いぐらいのギザギザなので区別できる。
(ヒイラギの葉っぱはもっとギザギザ。
ちなみに金木犀(キンモクセイ)の葉のふちは
ほとんどがスベスベで、葉の先端近くに
ちょっとだけギザギザ部分がある))
★ギザギザ度 金木犀 < 銀木犀 < 柊木犀 < 柊
(ほとんどすべすべ) (ギザギザ)
★開花時期も 金木犀 → 銀木犀 → 柊木犀 → 柊
(季節の花300より)
一日一言
暗中模索
暗闇の中で物を探すという意味から、手掛かりのない
物事をいろいろと探し求める場合を言うのに用いる。
★現在の混乱した経済状況は暗中模索の中を進んでいる。
類語:①川の中の手探り ②砂漠の塩探し
10月に咲く花「苗代ぐみ」
開花時期は、10/ 5頃~11/20頃。
バドミントンの羽根みたいな形の花です。
香りも良い。
・翌年の3~4月頃に赤い実がなる。食べられる。
いわゆる”グミ”の一つ。鳥の好物。
(季節の花300より)
一日一言
暗中飛躍
世間に分からぬように裏面に回って、
ひそかに策動したり工作したりするこ
とを指して言う場合に用いる。
★かの政治家は選挙対策に暗中飛躍している。
類語:影の工作
10月に咲いている花「茶」
開花時期は、10/ 5頃~11/20頃。
・白い花をやや下向きに咲かせる。
・椿(つばき)や山茶花(さざんか)の仲間。
・「ちゃ」は、中国語の「茶」を音読みしたもの。
・葉はいわゆるあの”お茶っ葉”になります。
【お茶について】 (◆-いろんなお茶の名前)
1.◆緑茶(お茶の葉を発酵させないで作ったお茶)
緑茶にもいろいろ種類があります。
(1)4月下旬から5月上旬頃に摘む、その年の最初の新芽を
使用したお茶。5月2日頃の”八十八夜(立春から数えて
88日目)の茶つみ”で知られます。これらは、
◆「煎茶(せんちゃ)」や◆「一番茶」と呼びます。
「煎茶」と同じ品種でやや高級なものに
「玉露」と「抹茶」があります。
◆「玉露(ぎょくろ)」
栽培に手間がかかる、やや高級品。
◆「抹茶(まっちゃ)」
抹茶アイスクリームなんかがありますね。
(2)夏以降の新芽でつくる二番茶、三番茶。
◆「番茶(ばんちゃ)」と呼びます。葉が大きい。
これと同じ品種に「玄米茶」と「ほうじ茶」があります。
◆「玄米茶(げんまいちゃ)」
番茶に、炒(い)ったお米を混ぜたもの。
◆「焙じ茶(ほうじちゃ)」
番茶を強火で炒(い)ったもの。
「焙(ほう)じる」とは、強火であぶって
湿気をとること。
2.◆ウーロン茶(お茶の葉を半発酵させて作ったお茶)
暑いときに冷えたの飲むとうまいよ♪
3.◆紅茶(お茶の葉を発酵させて作ったお茶)
ミルクティー、レモンティー、ハーブティー・・・♪
ちなみに「麦茶」は大麦などを焙(ほう)じたものです。
・「朝茶のむ 僧しづかさよ 菊の霜」(松尾芭蕉)
「行(ゆく)としの めざまし草や 茶筌賣(ちゃせんうり)」
(与謝蕪村)
「朝々や 茶がむ(う)まく成る 霧おりる」(小林一茶)
(季節の花300より)
一日一言
安心立命
仏教語では「あんじんりゅうめい」と読む。
天命の帰する所を知って心を安んじる言
う意味で、迷うことなく悟りをひらいて生死
利害に処し、少しも心が動揺しない状態を
指して言う場合に用いる。
★彼女は夫を亡くし仏門に入り、安心立命
を念じている。
類句:天を楽しみ命を知る。
10月に咲いている花「藤袴(ふじばかま)」
開花時期は、10/ 1頃~11/25頃。
・小さいピンク色の花がたくさん咲く。
・花の色が藤(ふじ)色で、花弁の形が
袴(はかま)のようであることから
この名前に。
・全体に桜餅のような香りがする。
・平安時代の女性は、これを干した茎や
葉っぱを水につけて髪を洗った。
また、防虫剤、芳香剤、お茶などにも
利用した。
・葉が3深裂するのが特徴。ほとんど別の
葉っぱのように見えて、元は一つの葉です。
・秋の七草のひとつ。
(季節の花300より)