雲南、見たり聞いたり感じたり

雲南が中心だった記事から、世界放浪へと拡大中

雲南の豆腐③

2010-03-22 12:19:10 | Weblog
                             
                                             
【豆腐屋の豆腐】

この市場で売られていた豆腐は次の通り。(写真左から順番に)
①角が丸い(固めの)木綿豆腐
②四角い(日本のものよりひきしまった)木綿豆腐
③黄豆腐
④平べったい油揚げ(日本のものの2分の1サイズ)
⑤丸くてコロコロした油揚げ
⑥日本のように水に沈ませて売る、それでも日本の絹ごしよりもは、しっかりとした歯触りの「水豆腐」。
⑦豆腐皮(湯葉のようだけど、作り方は日本とは異なる。作り方は日本のものよりダイナミック。後述する。)
⑧豆腐を発酵させて唐辛子などでコーティングした乳腐(フールー。沖縄の豆腐ヨウ系。)
⑨素鶏(一見、鶏の唐揚げのようだが、食べると、豆腐皮を原料にして加工したものだとわかる。ルーツは精進料理。この店の加工豆腐の中で一番人気だった。)
⑩豆腐花(おぼろ豆腐。夕方のみ販売。大鍋一杯にゆるりと固められてあり、量を指定して注文すると、お玉ですくって、ビニール袋に入れてくれる。おぼろ豆腐といっても、出来たてほかほか。家に帰って、これに醤油を垂らし、日本から持ってきた鰹ぶし削りをふわりとかけて食べると、ほんのり豆本来の甘さが香り、舌に優しい温かさで、なんともクセになる味だった。)
⑪豆乳(出来たてホカホカのものを、早朝のみ販売。日本のパックで売られていたり、一般的な豆腐屋で売られている豆乳より、はるかに豆の青臭さや雑味がなく、豆の持つ優しい甘さが堪能できて、心からウマイ。ちなみに同じ昆明でも、デパートのものは、青臭くておいしくなかった。その秘密は後ほど。)
⑫豆腐干(先週の説明にも書いたが、縦横5センチ、薄さ1センチほどに切り分けたせんべいのような固めの豆腐に、茶汁、醤油などの調味料で漬け込み、最後に調味料で真っ茶色になった中華鍋にそれら豆腐を次々に投入して、最後に日に干す。炒めものなどに使う。)
 この豆腐屋のほかにも、市場の味噌屋には、薄いプラスチックでパッケージされた豆腐が売られていた。その名も「日本豆腐」。日本の絹ごし豆腐のことである。また、淡い黄色をした円筒形にパックされた「玉子豆腐」などもあった。味は、当然、出来たてにはかなわないのであった。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雲南の豆腐② | トップ | 雲南の豆腐④ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ほあし)
2010-03-22 21:22:15
こんにちは~いつも楽しく読んでいます。
昆明で食べたお豆腐の中で不思議に思ったのが崩れない豆腐でした。
名前が分からないのですが、野菜といっしょに炒めて出てきたのを食べたことがあります。
形はまさに「飾りこんにゃく」でした。お豆腐の真ん中に包丁をいれぐるりと返しても崩れないほど弾力性があるのですね。
ぐにゃぐにゃとした食感であまり箸がすすまなかったのですが、後日火鍋を食べた時に、この豆腐を入れるとふわふわとやわらかくなりおいしく感じました。
雲南の豆腐も種類が多いですね、続きを楽しみにしています!


返信する
Unknown (もっくん)
2010-03-23 16:58:51
むむー、なんだろう。豆腐の種類は数え方次第では100種類を超えるそうです。グニャグニャとした食感だとすると、大豆以外の豆で出来た豆腐かな? おそらく麗江のナシ族で昔から作られる、麗江特産のちょっとエンドウ豆のようなお豆で作られる「鶏碗(石偏ではなく、豆偏)豆涼粉」かも。
 どうも、書き込み、ありがとう!
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事