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(アラビア語版)
Part I:「イスラエル、イラン核施設を空爆す」(54)
第20章 さまよう3羽の小鳥(1)「エリート」の場合(3/3)
彼の根拠の一つ。それは米軍がペルシャ湾内に展開していることであった。バハレーンには第五艦隊が配備されており、またカタールのウデイドには米中央軍の前線司令部があった。さらに湾内のホルムズ海峡近くには現在原子力空母「ハリー・S・トルーマン」が遊弋しているはずである。
<作戦本部は米軍を動かして自分たちを救出してくれる。親父がそれに一枚かむに違いない。>
「エリート」と僚機の3機は雲一つない紺碧の空と穏やかなエメラルドグリーンの海の狭間を飛び続けた。
(続く)
荒葉一也
(From an ordinary citizen in the cloud)
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