石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

ニュースピックアップ:世界のメディアから(8月14日)

2015-08-14 | 今日のニュース

・ローマ法王の気候変動対策呼びかけでカソリック系米投資家の一部がシェール投資見直し

・米原油価格今年の底値に近付く。WTI$42.20, Brent $49.06

・世界の原油供給過剰は例年一杯続く:IEA月例レポート

 

 

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多様化する天然ガス貿易:BPエネルギー統計2015年版解説シリーズ(天然ガス篇20)

2015-08-14 | その他

(ロシアと日本がそれぞれ輸出入世界一!)
(5) 2014年の天然ガス貿易(パイプライン + LNG合計)
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maedaa/2-4-G06.pdf 参照)
 2014年のパイプライン(以下P/L)とLNGを合わせた天然ガスの輸出(入)量は世界全体で9,972億㎥であった。輸出量トップはロシアの1,777億㎥であり、内訳はP/Lによるものが1,632億㎥、LNGが145億㎥であった。同国の世界輸出全体に占める割合は18%である。これに次ぐのがカタールの1,234億㎥であり、そのうちLNG輸出は1,034億㎥、P/L(ドルフィンP/L)によるUAE向けが201億㎥である。第3位はノルウェーの1,064億㎥で、同国の場合は殆どがP/Lによる欧州各国向けの輸出である。上記3カ国が天然ガスの三大輸出国であり、3カ国の合計シェアは世界の41%に達する。その他の主な輸出国はカナダ、トルクメニスタン、アルジェリアなどである。

 一方輸入国としては日本が1,206億㎥と最も多く、次いでドイツの850億㎥が世界第2位である。日本は全量がLNG、ドイツは全量P/Lと両国の特色が分かれている。世界第3位の輸入国は中国(584億㎥)であり、第4位以下にイタリア(515億㎥)、韓国(510億㎥)、トルコ(484億㎥)と続いている。なお米国はGrossの輸入量は763億㎥であるが、一方427億㎥を輸出している。これを差し引いたNETの輸入量は324億㎥となり、世界8位の輸入国となる。さらに米国は近年シェールガスの開発生産が急増、国内での自給率が高まっている(第3項消費量(5)「主要国の需給ギャップ」参照)。従って輸入量は引き続き減少し、いずれ天然ガスの純輸出国になるものと思われる。

 輸入上位2カ国(日本、ドイツ)の世界全体に占める割合は21%であり、輸出上位2カ国(ロシア及びカタール)のシェア30%に比べてかなり低い。輸出は少数の国に握られ、輸入は多くの国が群がっていると言えよう。これは価格の主導権が輸出余力のある一部生産国に握られることを示唆しており石油の場合と共通した現象である。

(続く)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

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多様化する天然ガス貿易:BPエネルギー統計2015年版解説シリーズ(天然ガス篇19)

2015-08-13 | その他

(4) パイプラインによる輸出入(2014年)
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maedaa/2-4-G05.pdf 参照)
 2014年のパイプラインによる天然ガスの主な国の輸出入量は概略以下のとおりである。なおパイプライン貿易では米国とカナダのように相互に輸出入を行っている国がある。例えば2014年に米国はカナダから746億㎥の天然ガスを輸入する一方、カナダとメキシコへ合わせて423億㎥を輸出している。国境をまたぐ多数の天然ガスパイプラインがあるためである。この他国境をまたがるパイプラインが発達しているヨーロッパでは輸入した天然ガスを再輸出するケースも少なくない。本項で述べる各国の天然ガス輸出量或いは輸入量は輸出入を相殺したNETの数量である。

(世界のパイプライン貿易の4分の1を支配するロシア!)
(4-1)国別輸出量
 パイプラインによる天然ガス輸出が最も多い国はロシアでありその輸出量は1,632億㎥、世界の総輸出量の25%を占めている。ロシアの輸出先は東ヨーロッパ及び西ヨーロッパ諸国であるが、ロシアとウクライナの天然ガス価格或いは領土を巡る紛争は西欧諸国にとってエネルギー安全保障上の問題となっている。

 第2位のノルウェーの輸出量は1,011億㎥(シェア15%)であり、年間輸出量が1千億㎥を超えているのはこの2カ国だけである。両国に次いで輸出量が多いのはカナダ(528億㎥)、トルクメニスタン(416億㎥)、アルジェリア(235億㎥)であり、カナダの輸出先は米国、アルジェリアは地中海の海底パイプラインにより西ヨーロッパ諸国に輸出している。なお冒頭に述べたようにカナダは米国と相互に輸出入を行っており、Grossの輸出量は746億㎥である。

 上記5カ国による輸出量は全世界の6割弱を占めている。従来パイプラインによる輸出は北米大陸とヨーロッパ大陸が主流であったが、最近ではトルクメニスタンから中国への輸出、或いはドルフィン・パイプラインによるカタールからUAEへの輸出など北米、ヨーロッパ以外の地域でもパイプラインによる天然ガス貿易が拡大しつつあり、カタールのパイプラインによる輸出量は201億㎥に達し、アルジェリア、オランダに次いで世界第7位である。

(パイプラインによる天然ガス輸入量トップはドイツ!)
(4-2)国別輸入量
 2014年にパイプラインによる天然ガスの輸入量が最も多かったのはドイツで850億㎥であった。これに次ぐのがイタリア(469億㎥)、トルコ(411億㎥)、米国(324億㎥)、中国(313億㎥)、フランス(274億㎥)、ベルギー(268億㎥)である。ドイツの主たる輸入先はロシア及びノルウェーであり、イタリアはアルジェリア及びロシアから輸入している。ウクライナを巡る対ロシア経済制裁問題では同国からの天然ガスの輸入が西欧各国の足並みの乱れの要因となっている。英国はかつて天然ガスの輸出国であったが最近では純輸入国に転落しており、パイプラインによるほかカタールからのLNG輸入にも踏み切っている。なお米国の輸入量はカナダとの相互貿易を差し引いたNETの数量である。

(続く)

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 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
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ニュースピックアップ:世界のメディアから(8月12日)

2015-08-13 | 今日のニュース

・OPEC月次報告:今年の世界需給を上方修正、来年も134万B/D増の見通し

・OPEC、臨時総会の予定なし。Al-Badri事務局長、協調減産に否定的発言

・Brent原油20セント高の$48.81、米WTIは20セント安の$43.67。強気と弱気が交錯する原油市場

 

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多様化する天然ガス貿易:BPエネルギー統計2015年版解説シリーズ(天然ガス篇18)

2015-08-12 | その他

(3) LNG貿易(続き)
(圧倒的な日本の輸入量とシェア!)
(3-3) 2006年~2014年の国別輸入量の推移
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maedaa/2-4-G04.pdf 参照)
 LNG輸入の全体量は2006年の2,111億㎥から2014年には1.6倍の3,333億㎥に増加している。9年間を通じて国別輸入量が最も多いのは日本であり、2006年の819億㎥から2014年には1,206億㎥に増加している。この間2009年を除けば毎年増加しており、特に2011年、2012年の対前年伸び率は14.4%及び11.1%と2年連続で二桁の大幅な伸びを示している。これは言うまでもなく原発の運転停止による火力発電用LNGの輸入が急増したからである。2013年は前年とほぼ同量、2014年は1.3%の微増にとどまっており輸入の伸びは一段落した感があるが、日本のLNG輸入は当面高止まりするものと考えられる。過去9年間における日本のLNG輸入が世界全体に占める割合は2008年の41%をピークに2010年には一旦31%に下がったが、その後再び上昇傾向にあり、2014年のシェアは36%である。

 日本に次いで輸入量が多いのは韓国であるが日本との差は大きい。同国の輸入量は2006年341億㎥であり、2014年には511億㎥に増加しているが、それでも日本の輸入量の半分以下であり世界に占める割合は15%である。日本が当分の間LNG輸入量世界一であり続けることは間違いない。

 LNGの輸入で4~5年前から大きな存在感を示しているのは英国である。同国のLNG輸入量は2008年には10億㎥にすぎなかったが2009年には一挙に103億㎥に急増、2011年には253億㎥で世界全体の7.7%を占めるに至っている。但しその後2012年2013年と続けて減少しており、2014年の輸入量は113億㎥と2009年の水準に戻っている。英国はこれまでは北海油田からの随伴ガスにより国内のガス需要を賄っていたが、油田が枯渇しつつある。このため同国は安定的な天然ガス供給源としてカタールとの合弁で2009年にウェールズ州サウス・フックにLNG受入基地を建設している。

 この他の主なLNG輸入国は中国、インド、台湾、スペインであり、上位7か国のうち4カ国(日本、韓国、中国、台湾)は極東アジアの工業国である。日本、韓国及び台湾は国内にガス資源が殆ど無く、またパイプラインで近隣国から輸入する手段も無いため天然ガスをLNGに依存しているのである。なお2000年には10カ国にとどまっていたLNGの輸入国の数は30カ国前後にまで増加している。現在LNG受入設備を建設中の国もあり、今後LNG輸入国はさらに多様化するであろう。

(続く)

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多様化する天然ガス貿易:BPエネルギー統計2015年版解説シリーズ(天然ガス篇17)

2015-08-11 | その他

(3) LNG貿易(続き)
(2011年以降常に全世界のLNG輸出の3割以上を占めるカタール!)
(3-2) 2006年~2014年の国別輸出量の推移
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maedaa/2-4-G03.pdf 参照)
 2006年に2,111億㎥であったLNGの輸出量は毎年伸び、特に2010年及び2011年の2カ年はそれぞれ前年比24%及び10%と言う二桁台の大幅な伸びを示し3,000億㎥を突破した。2012年に初めて前年比で減少し、その後も伸び率は低い水準にとどまっている。2014年のLNGの輸出総量は3,330億㎥であった。これは2006年の1.6倍であり、この間の年平均成長率は6.1%を記録している。

 国別で見ると2006年当時はカタール、インドネシア及びマレーシア3カ国の輸出量は300億㎥前後で全世界に占める割合は14%とほぼ同じであったが、その後カタールの輸出量が急伸し、2014年のカタールの輸出シェアは31%と全世界の3割を占め、2位のマレーシアあるいはオーストラリアの9.5%を大きく引き離している。カタールは年産7,700万トン体制と呼ばれる世界最大のLNG生産能力を確立したことが飛躍の大きな要因である。

 この時期、米国でシェールガスの開発が急速に発展しカタールの対米輸出の目論見が外れたため同国の過剰設備が危惧されたが 、福島原発事故によるLNGの突発的需要増で設備はフル稼働の状況である。日本にとっては不幸な原発事故ではあったが、カタールには思わぬ僥倖だったと言えよう。但し日本の輸入量は落ち着きを見せ始めており(次項参照)、一方ロシアがLNG輸出能力を高めつつあり、オーストラリアではLNG輸出基地が建設中であり、さらに米国でも輸出基地の建設が具体化するなどカタールの地位を脅かす動きが出ている。このためカタールはヨーロッパの市場開拓を積極的に行っている(6-1「カタールの輸出入の動向」で詳述)。

 インドネシアはかつてカタールと並ぶLNG輸出大国であったが、ここ数年LNG輸出量の減少に歯止めがかからず2011年の386億㎥をピークに2014年は217億㎥とわずか3年で4割近く輸出が減っている。同国の天然ガスは生産量が頭打ちの傾向にある一方、国内の消費量は増加している。同国は大きな人口を抱えているため今後輸出余力が乏しくなるのは必定であり、かつて石油の輸出国から純輸入国に転落したように(その結果OPECを脱退している)、いずれ天然ガスについても同様の道を歩む可能性は否定できない。

(続く)

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多様化する天然ガス貿易:BPエネルギー統計2015年版解説シリーズ(天然ガス篇16)

2015-08-10 | その他

(3) LNG貿易
(LNG輸入大国は日本、輸出大国はカタール!)
(3-1) 2013年のLNG貿易
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maedaa/2-4-G02.pdf 参照)
 2014年の全世界のLNG輸出入量は3,333億㎥であった。輸入を国別でみると最も多いのは日本の1,206億㎥であり輸入全体の36%を占めており、第2位韓国の510億㎥(シェア15%)の2倍以上である。因みに両国だけで世界のLNG輸入量の5割を超えている。第3位及び第4位は中国、インドでその輸入量は各々271億㎥及び189億㎥、第5位は台湾(181億㎥)とアジア、特に極東の国々が上位を占めておりこれら5カ国のシェアを合計すると7割強に達する。これらアジアの国々に次ぐのはスペイン(155億㎥)、英国(113億㎥)である。

 一方国別輸出量ではカタールが最も多い1,034億㎥であり、世界の総輸出量の3割を占めている。カタールに次いで輸出量が多いのはオーストラリアおよびマレーシア(各316億㎥)であるが、カタールの3分の1の規模である。第4位以下はナイジェリア(253億㎥)、インドネシア(217億㎥)、トリニダード・トバゴ(193億㎥)、アルジェリア(173㎥)、ロシア(145億㎥)、オマーン(106㎥)と続いている。

(続く)

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上流(生産)と下流(精製)の利益が逆転:五大国際石油企業2015年4-6月期決算速報(4)

2015-08-09 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「マイライブラリー(前田高行論稿集)」で一括してご覧いただけます。

http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0351OilMajors2015-2ndQtr.pdf

 

2.五社の前年同期との業績比較
(表http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/1-D-4-22.pdf参照)
(1) ExxonMobil
 ExxonMobilの2015年4-6月期の売上高は741億ドルであり、前年同期の1,112億ドルに比べ33%の減収であった。利益も同様に大幅に落ち込み前年同期を52%下回る42億ドルにとどまった。利益の落ち込み幅が売上よりも大きかったため、同社の売上高利益率は5.3%となり前年同期の7.9%を下回った。
 原油の生産量は前年同期を12%上回る229万B/Dであったが、天然ガスは前年同期を5.8%下回る日産101億立方フィート(以下cfd)であった。石油と天然ガスを合計した生産量は石油換算で398万B/Dとなり、前年同期の384万B/Dを3.6%上回っている。また4-6月期の設備投資は83億ドルであり、前年同期の98億ドルに比べ16%減少している。

(2) Shell
 Shellの2015年4-6月期の売上高は740億ドルであり、前年同期の1,153億ドルに比べ36%の減収であった。利益の落ち込みは売り上げの落ち込み幅を下回る25%減の40億ドルである。この結果同社の売上高利益率は前年同期(4.6%)を上回り5.4%であった。
 原油の生産量は前年同期を4.5%下回る143万B/Dであったが、天然ガスは前年同期を18%下回る75億cfdであった。石油と天然ガスを合計した生産量は石油換算で273万B/Dとなり、前年同期の308万B/Dを11%下回っている。また4-6月期の設備投資は71億ドルであり、前年同期の85億ドルに比べ18%減少している。

(3) BP
 BPの2015年4-6月期の売上高は606億ドルであり、前年同期の940億ドルに比べ36%の大幅な減収であった。利益の落ち込みはさらに激しく前期34億ドルの利益に対し、今期は58ドルの損失を計上している。このため同社の売上高利益率はマイナス9.6%となり前年同期(3.6%)から大きく下落している。
 原油の生産量は前年同期を2.6%上回る111万B/Dであったが、天然ガスは2.2%減の58億cfdであった。石油と天然ガスを合計した生産量は石油換算で211万B/Dとなり、前年同期とほぼ同じである。また4-6月期の設備投資は45億ドルであり、前年同期の55億ドルに比べ18%減少している。

(4) Total
 Totalの2015年4-6月期の売上高は447億ドルであり、前年同期の626億ドルに比べ29%の減収であった。利益の落ち込み幅はマイナス4.4%にとどまり30億ドルの利益を確保している。この結果売上高利益率は6.7%となった。
 原油の生産量は前年同期を24%上回る122万B/Dであったが、天然ガスは前年同期横ばいの59億cfdであった。石油と天然ガスを合計した生産量は石油換算で230万B/Dとなり、前年同期の206万B/Dを12%上回っている。また4-6月期の設備投資は46億ドルであり、前年同期の80億ドルに比べ大幅に減っている。

(5) Chevron
 Chevronの2015年4-6月期の売上高は404億ドルであり、前年同期の579億ドルに比べ30%の減収であった。利益は売り上げ以上に落ち込み前年同期の10分の1の6億ドルにとどまった。この結果、同社の売上高利益率は1.4%となり前年同期(9.8%)を大幅に下回った。
 原油の生産量は前年同期を2%上回る172万B/Dであった。天然ガスも同様に前年同引き2.7%増加し52億cfdであった。石油と天然ガスを合計した生産量は石油換算で260万B/Dとなり、前年同期の255万B/Dを若干上回っている。また4-6月期の設備投資は87億ドルであり、前年同期の102億ドルに比べ14%減少している。

以上

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

 

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ニュースピックアップ:世界のメディアから(8月8日)

2015-08-08 | 今日のニュース

・供給過多と需要弱含みで原油価格6か月来の安値:Brent$48.55, WTI $43.94

 

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今週の各社プレスリリースから(8/2-8/8)

2015-08-08 | 今週のエネルギー関連新聞発表

8/2 三菱商事    インドネシア ドンギ・スノロプロジェクトからLNG初出荷 http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2015/html/0000028207.html
8/4 コスモ石油    簡易株式交換による総合エネルギー株式会社の完全子会社化に関するお知らせ http://www.cosmo-oil.co.jp/press/p_150804_2/index.html
8/4 コスモ石油    持株会社体制への移行に向けた会社分割(簡易吸収分割)のお知らせ http://www.cosmo-oil.co.jp/press/p_150804_4/index.html
8/6 JX日鉱日石エネルギー    組織の改正について http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2015/20150806_01_1026053.html
8/7 出光興産    LGより曲面型65インチ4K-有機ELテレビの提供を受けました http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2015/150807.html

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