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ケースシラー住宅価格指数(2012年8月度、季節調整前)

2012-10-31 11:20:30 | 金融全般
昨晩、ケースシラー住宅価格指数の8月度版が発表されました。
シアトルだけ前月よりわずかなダウンですが、概ね、これまでの回復基調を維持しております。

今回は、全米20地区の切りかえしパターンを類型化して、現状の把握の参考にしたいと思います。

☆1番底後の高値を抜いた地区:フェニックス、デンバー、ワシントンDC、マイアミ、デトロイト、(計5地区)

☆一番底後の高値をまだ抜けていない地区:ロスアンジェルス、サンジエゴ、サンフランシスコ、シカゴ、ミネアポリス、クリーブランド、ダラス、(計7地区)

☆今年1番底をつけ、そこからの回復過程にある地区:タンパ、アトランタ、シカゴ、シャーロット、ラスベガス、ニューヨーク、ポートランド、シアトル、(計8地区)

一番上の5地区は、ほぼ底を脱したといえるでしょう。病気でいうと退院した地区。
真ん中の7地区はもう少し様子を見ないと底を脱したかどうかは不明です。リハビリ途上と言えます。
最後の8地区は、まだ回復過程にありここから下げる可能性もあるので、まだ治療中といえそうです。

治療中の8地区が、リハビリあるいは退院へと転換した時、アメリカの住宅価格については、完全に底打って上昇に転じた時期になりますね。もう少し時間がかかりそうです。

2008年7月17日からの住宅価格のトラッキング経緯はこちらをご参照下さい。

2009年春頃から底打ち気配を見せた地区が多くなり、8月には底打ちと推定したのですが、その後、2010年6月、7月にまだ2番底が待ち構えておりました。

分析の中心としたロスアンジェルス地区については、当時142ポイントまでの下落の推定に対して、今年の2月にピークから42%ダウンの159.49ポイントまで落ち、これがバブル後の最安値で、そこからの回復(リハビリ)過程にあります。回復過程にある期間が1年ぐらいは続かないと本復とは言えないのがこの間の経験ですので、まだロスアンジェルス地区が3番底をマークする可能性はありますが、それは欧州情勢や中国の問題を含めた世界経済がこれからどうなるかにかかっているかと思います。

なお、2008年7月からのこの問題のトラッキングは、今日のこの記事にて打ち止めにさせて頂きますのでご了承下さい。
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市場概況(10.30.12)

2012-10-31 08:09:15 | 市場概況
10月30日(火)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。 

◆日経先物:8850円(-70円)OSC46%(-7%)RSIは54%(+2%)10月25日のOSC67%、終値9070円から下落中。 
◆日経平均:8842円(-87円)OSC47%(-6%)RSIは63%(+5%)10月23日のOSC71%、終値9014円から下落中。
◆TOPIX:733(-7)OSC43%(-7%)RSIは60%(+3%)10月22日のOSC72%、終値754ポイントから下落中。 
◆マザーズ指数:372(-1)OSC58%(-3%)RSIは75%(+8%)10月3日のOSC46%、終値339ポイントから切り返し中。

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:91.85%(-4.44%)-10月30日現在。
 マザーズ:99.49%(-0.31%)-10月30日現在。

午後2時過ぎから、マーケットは大荒れ。試算買い入れ基金を11兆円程度増額して、ドル・円は一時80円15銭あたりまで上昇。その後79.33円までの急落。株は、この円高に誘われるようにして急落。

以下は30日の海外市況

◆ドル・円:79.62円(-18銭)OSC59%(-3%)RSIは71%(-3%)10月25日のOSC70%、終値80.3円から円高へと切り返し中。-30日現在。
◆ユーロ・ドル:1.296ドル(+0.005ドル)OSC50%(+5%)RSI57%(+5%)10月25日のOSC43%、終値1.293ドルからユーロ高に転じたか?-30日現在。
◆USドルインデックス:80.23(+0.016)200MA(80.64)に接近中。-29日現在。
◆10年債利回り:1.74%(-0.04%)50MA(1.73)に急接近中。-29日現在。
◆米3ヶ月国債:0.14%(+0.02%)対10年債スプレッド:1.6%(-0.06)3%切ると要注意。-29日現在。
◆NYダウ:13107ドル(+4ドル)OSC36%(-1%)RSIは26%(+1%)10月5日のOSC52%、終値13610ドルから下落中。-26日現在。
◆ナスダック:2988ドル(+2ドル)OSC34%(+2%)、RSIは28%(+3%)10月5日のOSC52%、終値3149ドルから下落中。-26日現在。
◆DAX指数:7284(+81)OSC48%(+6%)RSIは55%(+7%)、10月25日のOSC39%、終値7200から切りかえしに転じる。
◆上海総合:2062(+3)OSC37%(+-0%)RSIは30%(-1%)10月12日のOSC63%、終値2105から下落中。
◆VIX指数:17.81(-0.31)200MA(17.82)前後で高止まり中。-26日現在。
◆CRB指数:297(-1)200MA(302)をついに割り込む。-26日現在。
◆WTI原油先物:85.54ドル(-0.7ドル)50MA(92.94ドル)を上値抵抗線にして落下中。-29日現在。
◆NY金:1709ドル(-4ドル)50MA(1732ドル)をついに割り込み下落中。-29日現在。
◆セミコンダクターインデックス:367(+2)50MA(387)を割り込んで落下中。-26日現在。
◆シカゴCME(円建て):8940(大証終値比+20円)-29日現在。

NYは債券市場と主な市場は休場。原油と金はやっておりますがデータがありません。いずれも小幅高の水準です。

目立った経済指標では、8月のケースシラー住宅価格指数が予想を上回る2.03%の上昇となりました。これは、本格的な住宅市場の回復と言えそうです。別途、その分析は行いたいと思います。
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10月30日(火)のつぶやき

2012-10-31 01:20:02 | 株に出会う
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