明日、2月14日(月)のモニタリング銘柄です。
モニタリング70銘柄のうち、10日段階でIndicator Buyシグナルが出たのは6920レーザーテックのみです。そこで、今日はレーザーテックについて書いてみます。
・底打ちサインが出たのは1月11日が最後でした。実際は翌日の+630円終了が最後の花火。
・その前の12月30日にはまだ30日壁を突破し上げ潮でした。それが途切れたのが1月4日。終値34320円。OSCは当然ながら-6%の59%に落ちておりました。理想を言えば、この2つのシグナルを見て翌日の5日に4日の高値を抜けないと分かった段階での「売り」が正解でしたが、ここでの売りはなかなかできないもの。現に、筆者は更にOSCを35%あたりまで下げた段階で「買い」で入り大失敗。
・結論から言うと、底打ちサインが出るまでは下落傾向が続くということになります。では、どこまで落ちるかということですが、ここは、チャート上で罫線を引っ張って予測する人たちがいますが、筆者独自の方法を試してみたいと思います。
・まず、レーザーの現位置は、OSC40%、指数値19590ポイントです。OSCのボトムラインは1月27日の35%です。この状況は10月12日のOSC36%に酷似しております。この時の指数値が25450ポイント。そこから揉み合いに入り、10月27日にやっと底打ちサインが点灯。同時にIndicator Buyも◎となりました。しかし、ここからがこの株の特徴ですが、更に下値を模索し11月1日に24425円まで付けてやっと脱出。この時OSCが52%と大台に乗せております。
・つまり、今回の下落局面からの脱出も、OSCが50%に達するまでは下落が続くと考えるのが妥当かと。昨年10月の場合は上昇局面でしたから、下落度が少なかった訳ですが、今回は下落局面ですから下落度はまだまだ多いと考えるべきと思います。
・ではどの程度の下落を想定すべきかですが、ここは想定が実に難しいのですが、10月の場合の下落度を参考にすれば、26570ポイント(10月21日)が25610ポイント(10月29日)にまで調整をしていることに鑑みると、約1000ポイント分はまだ調整が続くと考えられます。
・この場合の1000ポイントというのは、筆者が独自に試算している指数値のことです。実際の値動きではありません。ちなみに、2月10日は高値からの急降下がありましたので、実際の終値は-250円ですが、指数値では1425ポイントも下落しております。いわゆる梯子外しがあったようなケースは一気に指数値が下落します。それで投げきった人が大量に出て「アク抜け感」が出るということもあります。今回は、この指数値の極端な悪化によりIndicator Buyが点灯してしまったという訳です。
・従って、こういう要素はありますが、ここは素直に最低約1000円の下落までは行く可能性があると推測しておきたいと思います。
・となると、良くて21000円台、場合によっては2万円前後あたりで下げ止まると推測されます。あくまでも勝手な推測ですので、悪しからず。。
以上、勝手な値動きの推測を行ってみましたが、はっきり言って、このような推測は全く当てにはなりません。相場をそこまで見通すことは極めて困難だからです。しかし、今現在のレーザーは下降局面の最中での反発なのか、それとも底打ちをしたのかの見定めは極めて重要です。それには、日々の値動きに基づく見通しの変化をこまめに追跡していく以外にはないかと思います。
いずれにしても、この株、出来高の多さと参加者の多様性が絡んで、実に複雑怪奇な値動きをしますね。チャート理論など糞食らえといったところがあります。そこがまた面白い点でもあるのですが。
何かの参考になれば幸いです。