奈落の底への転落は免れているが（レーザーテック）

１２月２７日（金）のレーザーテック研究です。

今日の出来高は、昨日比で３２％増。１２月３日以来の前日終値を割り込むことなく終了。この間、いかにちょっと上げては押し込まれてきたかということになります。２日連続でMAX値の更新ですが、値そのものは本来の１．０００ではなく０．７３５です。これは統計データが１ヶ月に限定しているための綾。

ちなみに、本来の１．０００でMAX値が点灯したのは５月２３日でした。この日の終値は４５４７０円。改めて見てみると、終値としては今年の最高値でしたね。順調に値動きがされている場合は、この１．０００となるのが普通です。

しかし、値動きを見てみると、この５日間は連続して前日安値を上回っての終了。実は、これは８月８日から８月１９日までの連続記録に次ぐ記録。通常は、ダウントレンドが全盛の時は、安値引けが多いものですが、この「記録」はひょっとすると、低迷期脱出のサインかも知れません。

道産子が泥道で必死になって、ジリジリと重い荷物を引いているかのように、鈍重な動きではありますが、着実にセンチメートル単位で前進しております。今日でOSCは３４．４％となり、何と１１月１９日以来の最高値。そして、短期のRSIは５０％に迫っております。

以上です。

こんな道産子見たことがありません。

市場概況（１２．２７．２０２４）

１２月２４日（金）の市場概況です。

１．日経２２５

　予定調和的に４万円台を回復。大納会は月曜日ですが、まさに掉尾の一振。筆者のテクニカル分析の関数式の結果も「強気逆襲」と出ております。つまり、過去３０日間の総合指数の最高値（３９８４９円）を、今日の安値は下回りながらも、引けにかけては上回るという、いわば強気の逆襲の日が今日。総合指数の最低値に対してのこのサインの出現は、高確率で翌日の上昇を示唆しておりますが、最高値に対してのケースはあまりありません。

２．TOPIX

　こちらは「強気買い」のシグナル出現。これは、総合指数の最高値（２７７３ポイント）に対して、今日の安値が上回り推移するという、通常の強気の買いサインです。OSCは２２５とともに６０％を超えており、このところのトレンドの頂点に達しております。年初がちょっと心配なほどのギアの入れ方。

３．グロース２５０

　これも「強気逆襲」のシグナルを発しております。しかし、OSCは４９％程度と少し低迷ですが、MAラインについては全て上方乖離を達成しております。１０月９日以来の高値の６５０ポイント乗せまであと一息。

以上です。

NY市場概況（１２．２６．２０２７）

１２月２６日（木）のNY市場概況です。

１．NYダウ

　クリスマス前後は荒れないといいますが、その通りに５日連続の切り返し。OSCは１９日の記録的な１４％から４０％に回復。２５日MAラインまでは後１．５％で到達。それ以外はクリヤー。但し、売買指数MAX値（４４８６０ドル）からの高値奪還は未達。

２．Nasdaq

　既に全てのMAラインは奪還済み。OSCも連日で５０％をクリヤー。２０１７４ドルという売買指数MAX値に対しての、今日までの高値はダウ同様に未達。

３．米ドル

　終値で７月１６日以来の１５８円台乗せ。総合指数MAX値を更新しました。OSCも６７．６％まで上昇。ますます物価が上昇しますね。先進国では日本の物価上昇率が最も高い。これは何年も前から言っているように、作為的な物価高騰放置策でしょう。何故なら、日本政府の債務の減少策は、今やインフレ放置政策しかないから。これは、以前から政府が密かに目論んでいたこと。日本人は本当に我慢強い国民。本来なら暴動が起こるレベルの政策ですよ。

　

４．米１０年債利回り　４．５８５％（－０．００３％）

５．VIX指数　１４．７３（＋０．４６）

６．SOX指数　５１７５（＋２）

７．バルチック海運指数　９９７（＋３）

８．レーザーテックADR株価　１５１１２円（＋６２円）

以上です。

踏ん張りが足りない（レーザーテック）

１２月２６日（木）のレーザーテック研究です。

１１時前に一気に今日の高値を付けた時は、これは「復活」か？と思いましたが、結局前日高値付近で失速。しかし、MAX値が点灯。前回は１０月１５日の点灯で、終値は２５５９０円でした。これだけ時間差があり、大きな下落を伴う点灯というのは記憶にありません。それだけ低迷状況が長いということになります。

それでも、OSCはジリジリと上げてはきております。今日の３４．１％は、１１月２２日を抜いて１１月１９日の３５％に次ぐ高さ。しかし、これはデータ集計上の綾。OSCは２８日間のデータを取っております。今日から２８日前は、偶然かどうか１１月１９日です。

一つの光明は、１２月１９日の安値の１４９００円をこのところ上回っており、かつ、その１日前の１８日の安値の１５４２５円にも肉薄していることです。

この１５０００円台半ばの、株のしこり（前日安値割れで、逃げ遅れた方々が、滞留していると思われる場所）を一掃しないと、ダラダラ上げ下げの状態から脱却は難しそうです。

今日点灯したMAX値は、この３０日間での最大値を示しております。通常だと、これが発火点となって、上昇気流に乗るのですが、果たして、レーザーの明日の運命やいかに？？

以上です。

市場概況（１２．２６．２０２４）

１２月２６日（木）の市場概況です。

１．日経２２５

　７５日MAラインからの上方乖離は２．５％と拡がってきました。OSCも５０％台乗せの５５．４％です。総合指数も節目の１．０００超えの１．０１１です。１２月１９日に１．０００を割り込んでからの５日ぶりの奪還。もっとも、アメリカ市場が今日はなかったせいもあります。総合指数MAX値の３９８４９円に対して、今日の高値はまだ２５０円ほど下回っております。これが上回れば本格反騰となります。

２．TOPIX

　総合指数のMAX値の２７７３ポイントに対して、今日の高値は２７６７ポイントまで迫っております。OSCは激しく上昇し６０．２％です。この６０％台というのは１０月３１日以来。２２５よりも好調。

３．グロース２５０

　ちょっと動きが芳しくありません。OSCも４３％弱で冴えません。総合指数そのものは０．９９７ありますので、さほど落ちてはおりません。各MAラインからは０．７－０．２％の下方乖離中。これ以上、上に行かないし、下にも行かない膠着相場。

以上です。