佐野の高校を卒業して、大学受験を失敗した一浪後、何とか横浜の大学に入学出来た。
そこで「YGS」と言うサークルに入る。
現在「高谷オカリナの里」の会員でもある「象さん」は、このサークルで知り合った友人のひとりだ。
1年の時は、同級生の西野君(フラットマンドリン)と、横川君(バンジョー)の3人で
「デビルボーイズ」と言うブルーグラスバンドを結成する。
2年の時は、前田さん(ギター)、石川さん(バンジョー)、梶山さん(フラットマンドリン)の組んでいた、
先輩バンド「NGBB」にウッドベースで参加する。
「NGBB」は、ブルーグラス半分、ナターシャーセブン半分のコピーバンドで、
自分が1年の時から入りたいなって思っていたバンドだ。
このバンドに入れた事で、バンジョー・フラットマンドリン・ウッドベース等々ある程度弾けるようになった。
「NGBB」とは、別に「3丁目27番地ヒルトップ・ストリングバンド」を作って活動をした。
メンバーは、三重県出身中浜君(12STギター・フラットマンドリン)、
佐渡島出身1年下の秋山君(ギター・バンジョー)、
茨城県出身飯田君こと象さん(ウッドベース)と、自分(ギター・フラットマンドリン)。
そんなこんなで、学業よりもキャンパス生活をエンジョイしていた時だった。
高校の後輩から「先輩に紹介したい人がいるので、遊びに来ませんか?」って、手紙が来る。
その後輩と言うのは、「悠庵さん」。
紹介したい人って言うのは、「谷力さん」だった。
遊びに行った先は、当時栃木県田沼町吉水で産業道路沿いにあった、
「カトリーヌ」と言うカフェレストラン('08.10現在は、カラオケの「千春Part.2」と言うお店になっている)。
集まったメンバーは、谷力さんの仲間、悠庵さんの仲間達、それに悠庵さんの姉さんの仲間達。
基本的には「カトリーヌ」貸切の、呑み放題食べ放題のライブだった。
その時に初めて、谷力さんと出会うことになる。
どーみてもほとんどの人が彼より年下なのだが、
みんなが「つとむちゃん」と呼んでいる。
どうやら、この集まりのリーダー的な存在で、
みんなが親しみを込めて「つとむちゃん」と呼んでいるらしい。
そんなわけで、自分も初対面?なのだが、
その後ずーっと「つとむちゃん」て呼ぶ事になる。
話を聞くと、フォークソングも上手だけれど、
オカリナをやっているらしい。
当時、自分のオカリナに対する知識は、
①小学生の頃テレビでやっていた「悪魔くん」の「ソロモンの笛」は確かオカリナだって事
②中学生の時、楽器屋さんでプラスチック製の青いオカリナを買ってきて練習した事
そんなもんだった。
呑んだり食ったり歌ったりでライブも盛り上がってきた時、
誰かが「つとむちゃん、オカリナ吹いてよ!!」ってリクエスト。
その時に吹いた曲は「馬子唄」。
その音色を、いいかげん呑んで、かなり出来上がってしまっていた自分が、
鳥肌物で聴いた記憶がある。
後に、谷力さんに会うたびに「つとむちゃん、馬子唄吹いてください!!」って、
お願いする事が恒例になる。
初対面の自分にも親しく話していただいた事で、つとむちゃんのファンになってしまった。
この写真は、その時セッションで歌った時のもの。
何を歌ったのだかは忘れてしまったのだが、
カポ無しDフォームで、
大口を開けて歌っているところをみると、
多分「遠い世界に」を歌っているのだろうと思う。
いろいろ話をして行くうちに、つとむちゃんも
「高石ともやとザ・ナターシャー・セブン」が好きだって事、
中津川のフォークジャンボリーに夜行列車に乗って
参加してきた事など、フォークソングに関して
いろいろな話を聞かせてもらった。
でも「今一番のお薦めの曲は何ですか?」って聞いたら、
「今は、箱崎晋一郎の抱擁が一番だよ!」って???
「この曲は、これからどんどんはやってくる曲だから覚えておいたほうがいいよ!!」とまで言い切る。
結論はその通りになるのだが・・・・
次にあった時は、「佳山明生の氷雨って唄が今度はヒットする」って、ギターを弾きながら歌っていたっけ。
つとむちゃん?フォークシンガーじゃーなかったの???
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