3月27日の社協職員による業務横領事件の初公判の傍聴に行きました。新事実を知ることができましたが、各新聞社の新聞報道を追いました。社協幹部のコメントをとっているのは毎日新聞社だけでした。
気になった新たな事実をいくつか。第1は、横領の対象となったの最初のものは社会福祉基金であった、第2に昨年5月に常務理事から基金の額が少なすぎると疑問を持たれたが偽造書類で切り抜けていた、
...
第3に、元職員の給与通帳は母親が管理しており、横領のたびに、宝くじが当たったと通帳を母親から借り入金していた、第4に横領の目的の一つに、自分のうつ病の治療費を確保することが挙げられた、など。
因みに各新聞社の見出し。「静岡市社協横領 被告、起訴事実認める 初公判グッズなどに2500万使う」(毎日)、「静岡市社協横領 自宅購入に9000万 初公判で検察指摘 起訴事実認める」(読売)
「静岡市社協横領 初公判 趣味の収集に3000万 イチローのサイン入りバットも}(産経)、「静岡市社協元職員 横領認める 検察「書類偽造し隠微」(中日)、「静岡市社協横領事件 初公判 被告、起訴内容認める」(朝日)「2億6500万円横領認める 初公判 静岡市社協の職員」(静岡)
次回公判は4月26日、本人、証人調べ。判決日は5月10日。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120328-00000007-mailo-l22
静岡市社協業務上横領:被告、起訴内容認める グッズなどに2500万円使う--初公判 /静岡
毎日新聞 3月28日(水)10時36分配信
静岡市社会福祉協議会から約2億6500万円を着服したとして、業務上横領罪に問われた同社協の元会計監理室副主幹、海野英一被告(42)=静岡市葵区大岩本町=の初公判が27日、静岡地裁(高橋孝治裁判官)であり、海野被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。海野被告が検察の調べに対し、趣味のスポーツグッズやゲーム機に約2500万円を使ったと供述していたこともわかった。【平塚雄太】
◆始めは治療費
起訴状によると、海野被告は09年4月から10年12月、約60回にわたり同社協の計5口座から、自分が使う目的で預金を着服したとしている。
検察側は冒頭陳述で、海野被告が09年1~2月ごろ、持病を治そうとしたが貯金がなく、治療費を得るため着服を思いついたと指摘した。同年4月に150万円をおろして成功し、「これに味を占めて」いったという。
冒頭陳述によると、海野被告は発覚を防ぐため口座間で金を移すなどしていた。母親には「ロト(くじ)に当たった」と説明していたという。
◆趣味につぎ込む
海野被告は11年1月に自宅を新築。冒頭陳述によると、その土地や家の購入に約9000万円、母親のマンションのローン支払いに1750万円、残りを趣味のグッズ購入や貯金に使ったという。
検察側が明かした海野被告の供述調書によると、趣味の高校野球や高校サッカーのユニホーム、ゲーム機の収集で、約2500万円から約3000万円を使った。公判後に取材に応じた弁護人によると、大リーグのイチロー選手のサイン入りバットや、サッカー選手のフィギュアなどもあった。
◆難しい被害弁償
弁護側はこれまで海野被告が口座を解約したり車を売って約4100万円を弁済し、さらにこれから家などを売却することで約1億円を返す予定だと公判で明らかにした。
約1億2000万円の被害は残る。弁護人は「本人は『働いて返す』と言っている」と話した。
役員が公判を傍聴した同社協は、「(海野被告は)公私混同も甚だしい。こちらの管理の仕方が悪かったのは事実なので、再発防止策をしっかり行っていく」と話した。
気になった新たな事実をいくつか。第1は、横領の対象となったの最初のものは社会福祉基金であった、第2に昨年5月に常務理事から基金の額が少なすぎると疑問を持たれたが偽造書類で切り抜けていた、
...
第3に、元職員の給与通帳は母親が管理しており、横領のたびに、宝くじが当たったと通帳を母親から借り入金していた、第4に横領の目的の一つに、自分のうつ病の治療費を確保することが挙げられた、など。
因みに各新聞社の見出し。「静岡市社協横領 被告、起訴事実認める 初公判グッズなどに2500万使う」(毎日)、「静岡市社協横領 自宅購入に9000万 初公判で検察指摘 起訴事実認める」(読売)
「静岡市社協横領 初公判 趣味の収集に3000万 イチローのサイン入りバットも}(産経)、「静岡市社協元職員 横領認める 検察「書類偽造し隠微」(中日)、「静岡市社協横領事件 初公判 被告、起訴内容認める」(朝日)「2億6500万円横領認める 初公判 静岡市社協の職員」(静岡)
次回公判は4月26日、本人、証人調べ。判決日は5月10日。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120328-00000007-mailo-l22
静岡市社協業務上横領:被告、起訴内容認める グッズなどに2500万円使う--初公判 /静岡
毎日新聞 3月28日(水)10時36分配信
静岡市社会福祉協議会から約2億6500万円を着服したとして、業務上横領罪に問われた同社協の元会計監理室副主幹、海野英一被告(42)=静岡市葵区大岩本町=の初公判が27日、静岡地裁(高橋孝治裁判官)であり、海野被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。海野被告が検察の調べに対し、趣味のスポーツグッズやゲーム機に約2500万円を使ったと供述していたこともわかった。【平塚雄太】
◆始めは治療費
起訴状によると、海野被告は09年4月から10年12月、約60回にわたり同社協の計5口座から、自分が使う目的で預金を着服したとしている。
検察側は冒頭陳述で、海野被告が09年1~2月ごろ、持病を治そうとしたが貯金がなく、治療費を得るため着服を思いついたと指摘した。同年4月に150万円をおろして成功し、「これに味を占めて」いったという。
冒頭陳述によると、海野被告は発覚を防ぐため口座間で金を移すなどしていた。母親には「ロト(くじ)に当たった」と説明していたという。
◆趣味につぎ込む
海野被告は11年1月に自宅を新築。冒頭陳述によると、その土地や家の購入に約9000万円、母親のマンションのローン支払いに1750万円、残りを趣味のグッズ購入や貯金に使ったという。
検察側が明かした海野被告の供述調書によると、趣味の高校野球や高校サッカーのユニホーム、ゲーム機の収集で、約2500万円から約3000万円を使った。公判後に取材に応じた弁護人によると、大リーグのイチロー選手のサイン入りバットや、サッカー選手のフィギュアなどもあった。
◆難しい被害弁償
弁護側はこれまで海野被告が口座を解約したり車を売って約4100万円を弁済し、さらにこれから家などを売却することで約1億円を返す予定だと公判で明らかにした。
約1億2000万円の被害は残る。弁護人は「本人は『働いて返す』と言っている」と話した。
役員が公判を傍聴した同社協は、「(海野被告は)公私混同も甚だしい。こちらの管理の仕方が悪かったのは事実なので、再発防止策をしっかり行っていく」と話した。