まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

地域・生活者起点で日本を「せんたく」(選択)する国民連合

2008年01月21日 | ニュース・関心事
 北川正恭(元三重県知事)氏を代表発起人に「地域・生活者起点で日本を「せんたく」(選択)する国民連合が2月に旗揚げするとの報道です。衆議院選挙を目前に脱中央集権主義や生活重視の政策論争を与野党に呼びかける、というものです。

 東国原英夫宮崎県知事や松沢成文神奈川県知事らも呼びかけ人です。呼びかけ人の中には新党も視野に入れるとして、橋本大二郎前高知県知事がその先頭に立つ、との報道もあります。日本新党のような様相もあります。

 二大政党制が踏み固められる中で、政治再編の起爆剤になれるのか、まだ全くの未知数です。「ガソリン値下げ国会」か「道路維持・地方配慮国会」か「地球温暖化防止国会」か、の中で衆議院選挙にどのポジションを獲得することになるのか。

 分権が大きなキーワードになりますが、。「地方から政治を変える」を訴えてきた虹と緑の500人リスト運動としての評価も求められます。まずは呼びかけ文書の入手からです。今日から始まった首相初心への代表者質問。波乱の始まりか!

ナマケモノ倶楽部静岡でのワークショップ

2008年01月20日 | 環境
 ナマケモノ倶楽部主催のワークショップがパルシェの7階の会議室で開催されました。若者中心に60名の参加でしたが、アンテナ高いエコロジーに関わる団塊世代も複数単位で参加していました。

 問題提起は、地産地消レストラン・伊太利亭、リアルフードマーケットの圷有恒さん、清水のリサイクルブティックSNOW DOLLオーナー柚木康裕さん、健やかな命とくらしをわかちあうスペース プラムフィールドの馬場利子さんの3人。

 清水の柚木さんのことは今回始めて知りましたが、圷さんも馬場さんも20年来の友人関係です。ナマケモノ倶楽部の若い世代が繰り広げるエコな活動や生活スタイルは、ある意味、私たちの時代から始まっているもの。
 
 しかし、これらを彼らは「ファション」として「カッコイイライフスタイル」として語り、極めて個人的な活動として展開します。その仕掛け人は、明治学院大学の辻信一さんですが、大いに学ぶところ多しです。

 グループ討論に分かれましたが、湯たんぽ利用者があり、キーワードになってエコな生活が語られ、湯たんぽっていつ頃からあるんだろうの質問。私は新潟県の生まれ、冬はいつも寝る時、母が湯たんぽを布団に入れてくれたことを話しました。

 何故、湯たんぽは使われなくなったのか、とファシリテーター。高度成長の中で電化製品に負けたのでは、と発言。しかし、そのことは話題にならず。若者のエコを求めるエネルギーと風潮にどう噛みあえるのか。

年賀状、コピー再生紙の偽装を考える

2008年01月20日 | 環境
 再生紙使用は長年リサイクルの代名詞のように理解されてきましたが、それが実は偽装だった、などというシャレにもならない現実が明らかになりました。環境の世紀といわれ、製紙業界はその先頭に立ってきた、はずです。

 とてもショッキングな事態です。もともと、100%古紙などは技術的に不可能とまで言われてしまうと、日本の環境技術への誇りって一体なんだったんだろう、と。そこまで疑わなければならない、ことに悲しさを感じてしまいます。


 ともかく、実情をきちんと情報公開してもらわないと、そして、何故このようなことがまかり通ってきたのか、そして、今後、どのように再生紙を生産していくのか。失われた信頼の回復は相当に厳しいものがあります。

 それにしても咳はとまりません。精神的に滅入ってしまいます。
 

夜中、咳き止まらず、お医者さんへ

2008年01月19日 | 趣味・その他
 今日のというか、昨日というか、朝の3時頃まで咳が止まらず、眠れませんでした。午前中は仕事を休み、榎本医院へ。風邪で薬など飲んだことはないのですが、今回は薬をもらい飲み始めました。

 鳥インフルエンザの大流行対策がNHKで二夜連続のドラマで国民的関心事になりつつあります。果たして、この番組での指摘は本当なのか、疑念を持ちつつ状況把握に努めているというのが実態です。

 とにかく、早く治したい、この咳!

「ガソリン国会」は、環境税を論じられるのか

2008年01月17日 | 政策秘書
 通常国会は「ガソリン国会」として、テレビ局から緊急の国会議員アンケート、矢継ぎ早に2局からです。暫定税率は撤廃か維持か、道路特定財源がなくなったら道路をつくる財政がなくなるがどう考えるか、という質問。

 テレビ局ですので視聴者にわかりやすくですが、果たして撤廃=道路が出来ない、というような図式でいいのでしょうか。地球温暖化防止の観点に立てば、化石燃料の野放図な消費は許されるはずもありません。

 しかも、道路はその車を動かすための手段です。貨物輸送も旅客輸送も、鉄道や公共交通が追いやられていく中で、道路建設か否かの論点だけで本質を突いていることになるのか、どうか。自民党対民主党の2大政党構造でそこをつけるのか。

 地球温暖化問題の観点に立てば、ガソリンは出来るだけ消費を少なく、安くなることは歓迎だけど、ガソリン消費量は増えないというような交通政策は成立しないのか、だったらガソリンは環境税をかけて高いほうがいい、どう解くのか。

 明日、報告しますが、今日は「地球温暖化防止に向けての排出権取引き」に関する環境省主催の勉強会が開かれました。300名を越える企業関係者が参加、なるほど、納得!の報告が続きました。政治的環境派の登場が今こそ求められています。

はたして「ガソリン国会」は現出するのか

2008年01月16日 | 政策秘書
 18日からはじまる通常国会を前に、民主党は「ガソリン国会」として位置づけ、「ガソリン解散」を目標に若手国会議員中心の「ガソリン値下げ隊」を組織するとのことです。

 「ガソリン国会」とは、道路特定財源の暫定税率撤廃と道路特定財源の一般財源化問題のこと、どう考えるべきか。基本線は、道路行政が果たして最優先の政治課題であるのかを基本に、暫定税率を廃止して環境税を賦課する、と考えます。

 迎え撃つ自民党は、25日に関連法案を提出し、2月中に参議院で民主党に否決してもらい、3分の2条項を使っても、暫定税率維持と道路特定財源は守り切るとの「闘う姿勢」を明確にしました。採決なければ60日規定。

 はたしてどう展開するのか。社民党、共産党は民主党案でokなので、参議院の過半数は確保されます。ただ、民主党内の税率維持派がどう動くか。環境派がこの税制にどれだけわかりやすい環境税と「脱くるま社会」論を打ち出せるかです。

 

国会の会期末、再処理工場で保安院と交渉

2008年01月16日 | 原発
 再々延長という信じられないような与党の横暴的な国会運営の中で、ようやく、今日で臨時国会が終了しました。私自身、4ヶ月という始めての国政へのかかわりの経験でした。いろんな刺激をもらいました。

 そうした中、六ヶ所村の再処理工場のアクティブ試験をめぐるトラブルで川田龍平参議院議員をはじめとする「原子力政策転換議員懇談会」を媒介に住民グループと原子力保安院との交渉が行われました。

 結局のところ、原発のごみの処理を巡る技術的不完全さを覆い隠して、再処理が可能であるという空想に基づく現実を再確認させられたような話し合いでした。保安院は、これだけ事実を正確に主張していただける住民団体は歓迎です、と。

 あたかも、保安院と同じ立場であるかのような話し振りにあっけに取られながら、結局ところ、試運転がうまくいかない現実の情報は、フランスの技術導入の再処理工場の情報公開はストップとの国際協定を理由に事実の公表を拒み続けます。

 とにかく、実態として試運転がうまくいっていない現状を住民に公表すべきとの住民グループの主張を、戻って組織として検討します、と担保にもならない約束をさせて今日の話し合いは終了しました。とにかく、粘り強く交渉するだけです。

"「まだ年賀状」に異論!”毎日新聞見出しを見ながら、やっと年賀状に返信

2008年01月14日 | 趣味・その他
 毎日新聞の1面見出しは、表記の見出しです。郵政公社批判の流れの記事かと思います。ただ、私自身、今日、やっと、返信を出し終わりました。年賀状を用意して。

 16日からは、「寒中見舞い」になるそうで、明日が最終の「年賀状の出し納め」との専門家の指摘が紹介されています。郵政公社のはじまりの一歩、どう評価すべき出るのでしょうか。

 過疎地での郵便局の閉鎖はどんどん進行しているようです。大きな政府の典型として批判され続けてきた郵政公社。宅急便の「クロネコヤマト」の職員の強姦事件に民間の信頼も危ぶまれます。

 何が政府管轄で、何が企業で、何がNPOなのか。個々の議論が、いまだ十分に議論されないままに、小泉路線が現実化しています。あらためての、民営化論の実態を国民的に議論する環境が整ってきているのではないでしょうか。

ミステリー『警官の血」(新潮社 佐々木譲)を読む

2008年01月13日 | 趣味・その他
 「このミステリーがすごい!」2008年第一位、三大の運命を描く大河小説、と帯にある『警官の血』。ベストセラー。作者は佐々木譲さんで、団塊の世代の終わりの1950年の生まれ。そのことも興味もあり、あっという間に読みきりました。
 
 警察官の世界も、まさに政治に世界と同じ、一つのことを成し遂げようとするときに、主義主張の正しさはなかなか通りにくく、人脈、対抗する勢力への暗闘、個人の想いなどが複雑に交錯して動いていくということがよくわかる小説です。

 最後の違法捜査か否かを若い警官と安城和也が語るシーン「おれたちのやっていることは市民から支持されている限り、おれたちはその上に立っていられる。愚かなことをやると、世間はおれたちを黒の側に突き落とす、それが警官だ」。

 ただ、私など警察の世界とは反対の側に居たことが長いものにとって、個々で描かれる社会運動に目がいってしまいます。初代の安城清二と血のメーデー事件の時代、二代目の安城民雄と赤軍大菩薩峠軍事訓練事件の時代。

 作者は、全共闘運動に対しては、同時代を生きているせいか、共感を、安城民雄を通じてその気持ちを吐露させています。ただ、三代目の安城和也に対応するオウムやや六本木ヒルズ族はあっても社会運動を登場させていません。何故か。

 それにしてもさっと読むには面白い小説です。一読をお勧めします。