まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

衆議院、57年ぶりとのこと、国会法59条による3分の2条項活用

2008年01月11日 | 政策秘書
 会期末を前にした本会議に上程された議案は、「肝炎救済支援特別措置法」「新テロ対策特別措置法」「アフガニスタン復興支援特別措置法」の3つ。肝炎救済法は全会一致で可決。

新テロ給油法、参議院で否決され衆議院で3分の2条項で可決されました。57年ぶりということですから、私が生まれる前のこととなります。やはり参議院選挙の与野党逆転の大きな力です。それにしても再々延長してまでの議案か、大いに疑問。

 民主党の対案であるアフガニスタン復興支援法は、昨日も書きましたが、共産党、社民党の反対で無所属3人がどう対応するか、で結果が大きく変わります。朝の段階での予想は、賛成120対反対118。朝、糸数、川田議員で協議しました。

 糸数議員と川田議員は反対で、と思いましたが、民主党、社民党、共産党など直前まで野党内での糸数、川田議員への働きかけは相当なもの。糸数議員は結局、退席決定。松下議員も退席、自民党議員一人が視察欠席、川田龍平議員が反対。

 結果的には120対118で可決。このように、無所属の評決で法案の賛否が決まる政治的場面は今後も争点法案では増えていきます。改めて、国民主権と議員の関係について考えさせられます。緊張を強いられた1日でした。

アフガニスタン復興支援法、川田、糸数議員の採決態度の大きな影響力

2008年01月10日 | 政策秘書
 明日は、参議院本会議。議案は注目の与党提案の新テロ法、民主党提案のアフガニスタン復興支援法、薬害肝炎救済法の3本が議案です。民主党が新テロ法の継続方針から反対へと転換したのですが、この過程に共産、社民が俄然強気に!?

 かどうか、わかりませんが、アフガニスタン復興支援法が外交防衛委員会で否決されました。このままでは、参議院の意思として新テロ法は否決されるものの、民主党提案の対案は、賛成120、反対118(共産、社民、自民党)のきわどい票読み。

 無所属の川田、糸数、松下議員が、反対に回ると採決結果は120対121。川田、糸数両議院は、首班指名においては小沢民主党代表に投票しています。この二人が民主党提案に賛成するか、棄権するかで、この法案は可決されます。

 というより、もともと予測された参議院の事態です。今回の事態は、参議院で民主党が圧倒的多数を占めるものの安定多数ではないという現実が表面化しただけです。今回の事態は予算関連法案にもつながるとの見方もあります。

 民主党の野党共闘の緻密さの必要性と、一方で政党間の考え方の違う法案については、少数政党が自己アピールできるチャンスがあるという事です。問題はその争点を民主党や野党、無所属がセクト的振る舞いでなくどこに絞り込むのか、です。

新テロ法に民主党、ようやく反対の姿勢

2008年01月09日 | 政策秘書
 ついに風邪の症状。早くぐっすり眠りたかったのですが、明日の厚生労働委員会での川田龍平参議員議員の初の委員外議員による質問、準備に追われました。何か、自分でも熱っぽい、関節が痛い?いけない、強気で緊張感で吹き飛ばせ!

 民主党が新テロ法に継続の動き、ここまで来て、自民党の3分の2再議決→問責決議→解散路線の修正により、3分の2条項を使わせないためには、といろいろ戦略を考えたようです。今日の党首討論、見れなかったのですが、どうだったのか?

 今日は地元でアジアを考える静岡フォーラムの会合でした。19日に「ラオスの風」と国際協力に係る三田けいこさんの講演会の準備とニュースレターの発行作業の日でした。みなさんに申し訳ないですが、やむ得ません。

 それにしても明日は、とにかく風邪をなおさないと。濡れマスクで一晩ねないといけません。いやな咳です。

どんどん進むのどの痛み

2008年01月09日 | 政策秘書
 討論合宿でお酒を飲みすぎて叫びすぎたのか、風邪なのか、よくわからないままに、今日までのどが普通に戻らず、どんどん、のどが風邪のような痛みに変化していきます。いや、困った、です。

 今日は衆議院厚生労働委員会で、C型肝炎救済法案の審議が行われ、朝の8:30から12:00までずっと傍聴しました。一律救済といいながらも、この法案で対象者となるのは1000人規模については、昨日のブログで書いています。

 さまざまな質疑がありましたが、参考人の原告代表の山口さんも、枡添厚生労働省大臣も、一律救済に向かう「はじめの1歩」と法案を評価しました。委員会決議がそこを補完するということのようです。

 当然、この続きは参議院での厚生労働委員会です。何故か、こうした問題を指摘するためにと、民主党の配慮で川田龍平議員の委員外質疑を認める理事懇談会決定が出ました。すごいことです。質問は10日の15:00くらいです。15分。

 当事者としての川田龍平議員が何をそこで正すのか、注目です。それにしても、どんどん、のどが痛くなりはじめています。鼻水が出始めました。危険信号です。咳き込むとと、たまらないくらいの痛さ、何とか回復しないといけません。

C型肝炎救済法案と福田衣里子さんの涙

2008年01月07日 | 政策秘書
 自民党・公明党からの議員立法であるいわゆるC型肝炎救済法案、原告団・弁護団の5年間の闘いとマスコミ・世論の支持の中で、大きな成果の現われです。しかし、法案の中に対象者は「後天性症傷に投与」されたものと限定されています。

 更に、この法案によって救済される人たちは、カルテなど投与を証明できる人たちとして1000名規模とも。薬害肝炎患者は350万とも言われ、全員一律救済とは何か、成果と課題の中で、改めて首相の立法でという解決手法に疑念が湧きます。

 先天性である血友病患者の方々の多くが血液製剤によってC型肝炎に感染しており、原告と政府の和解であるならば理解できるが法律で先天性を対象からはずすことが法のもとの平等に反しないかと患者団体が衆参両議長に申し入れしました。

 具体的には法案の修正か、実質全員救済と支援が実現する国会決議をあげるべきではないのか、というものです。この患者団体と薬害肝炎原告が民主党の総合対策推進本部の会合で一緒になりました。

 原告の一人である鋭い感性を持たれている福田衣里子さんは発言をしながら涙を流されていました。彼女の胸中はいかほどばかりか、後天性と先天性というこれまで共に隊列を組んできた関係者がこの法律の前に引き裂かれる現実。

 明日から衆議院、参議院の厚生労働委員会で審議が始まります。川田龍平議員は血友病患者でありC型肝炎感染者であり、原告ではないものの同じ当事者として原告支援に全力を尽くしてきました。会期末まで全員救済に向け、再度の全力です。

久しぶりの徹夜的討論

2008年01月06日 | 虹と緑 緑の党
 久しぶりに徹夜的な討論を行いました。ちょっと、疲れ気味。数時間は眠りましたが、起きてみると風邪なのか、きのうしゃべりすぎなのか、ガラガラ声。喉が痛いです。

 2月16日、17日と神戸市で虹と緑の地方自治政策情報センター主催の政策研究会、そこに向けて討論会議論を整理して提案することになりました。明日からは、会期末控えた国会。緊迫ムードが漂います。

石川知事、五選のハードルの高さ

2008年01月04日 | 静岡市・静岡県
 石川嘉延知事がマスコミ新春インタビューで五選問題について語ったようです。毎日新聞は「石川知事、五選へ意欲 多選批判見極め判断」、朝日新聞は「五選に慎重 「ハードルは高い」」と見出しは全く逆となっています。

 毎日新聞はインタビューの内容は後日詳しく報道するとして、自民党関係者のコメントも取っており、この知事発言を重く受け止めている節がうかがえます。おそらく同じ趣旨の発言をしたのでしょうが、取材姿勢によって内容が変わります。

 いずれにしても、石川知事が2年後の知事選挙をにらんで観測球をあげて、世論の反応を見極めようとしていることはまちがいありません。問題は、民主党です。参議院選挙で逆転した国会で、静岡県政にどう対応するのか、です。

 誰が考えても石川知事に対抗馬を出すのが野党第一党の政治的責任です。衆議院静岡1区で連合推薦を願い出た牧野修聖前衆議院議員、おそらくは推薦を得られるのでしょうが、これまでの反石川の姿勢はどうするのか。

 石川知事の民主党の足元を見すかしてのアドバルーン。次の問題は共産党が1区でどうでてくるのか、知事選でどう対応するのか。勿論は、人のことより私たちがどうするのかが、一番の問題であることは言うまでもありません。

車で柏崎市被災地をまわる

2008年01月03日 | 趣味・その他
 朝は姉仕込のおせち料理をたっぷり。正月、1日は雑煮、2日目はおしること小さい頃の母親流が雪国流と思っていたらそうでもなさそう。姉によると1日もおしるこもありとのこと、いろいろな地域、家によって違うんですね。

 そして、きのうはパソコン上での柏崎市内被災地でしたが、今日は車で被災地を回りました。7月に来た時からかなりの時間がたっています。95年の神戸市に似た感じで、至る所に空地。まだ、片付いていない場所も結構あります。

 地元の北鯖石地区の知人を訪ねました。今年、全壊のため家を建て替えるとのこと、同級会もこの事情だから延期するとのことでした。まだ青いビニールシートがかけられている他の同級生の家もありました。復旧・復興まだまだです。

 それにしても天候の変化に今日も驚きの連続。随分と新潟県人から遠くにきてしまっている自分、きのうとはまた違った感覚です。空から降ってくるヒョウに、痛さも忘れて空を見上げてしまいました。年月の長さに父母の老いが重なります。

実家柏崎にて中越沖地震の被害状況を娘に観せる

2008年01月02日 | 趣味・その他
 父母がサンクス米山の施設に入ってから、息子や娘が見舞いにいっていなかったことから、正月休みをきっかけに家族で柏崎入りをしました。温暖化の影響か、日本海側は大雪の天候と聞いて、おそるおそるの実家でした。

 妹が車で送ってくれたのですが、上越市にある施設までの間、確かに天気模様は激しく入れ替わり、自然の荒々しさを再認識、ただ感動でした。久しぶりの父母との面談、親不孝の自らの立場を自覚しながらも、安心気分を味わいました。

 父はあまり元気が無く心配気分、母は日記を毎日つけるという几帳面さ、二人の対照的日常に複雑な気分でした。それでも、別れ際には父の「よく来てくれた」との笑顔、何者にもかえられない時間を共有できました。

 義理の兄さんが中越沖地震被害の柏崎市の写真スライドを娘に見せてくれ、そのすごさを伝えて貰いました。そして、弟が柏崎市のガス水道局の災害復旧の特別任務を任された事を知り、同じ兄弟「バカ」的誇りも感じてしまいました。

 08年のはじまり、故郷にて考えさせられるこれからの自分の人生、地に足をつけながらも、羽ばたく夢に心が躍ります。やはり、私は新潟の生まれ、子供達は静岡人、浮遊する個として新たな決意を固めた次第です。

 ※NHK「ゆく年来る年」で、柏崎市の番神が出ました。いまだ、2400人もの方々が仮設住宅とのこと、復旧の課題、まだまだですね。

各新聞社の元旦社説を読む

2008年01月01日 | ニュース・関心事
 新年おめでとうございます。
 恒例の各新聞社の社説を読み比べてみました。

 各新聞社の問題意識とスタンスが垣間見えます。中日新聞が、反貧困NPOをとりあげ社会の変革の希望論、毎日新聞がマスコミ自身の責任を取り上げる形で「公」論、朝日新聞が衆議院選挙による民意論、読売新聞が外交論からの内政整備論、日経新聞が地球環境論、産経新聞がブータン流「覚悟の国家戦略」論、静岡新聞が国家100年の大計論、をぶち上げています。

 ゆっくりと正月休み、08年の展望についてじっくりと考えてみたいものです。といっても、明日は実家へ帰っての父母のお見舞い、天候があれ雪がひどいようです。1月5日、6日と「みどり、共生、平和」の政治戦略討論会が開催されます。私自身にもレジュメ提出の宿題があり、頭を痛めています。


 因みに各社の社説の見出しです。
読売新聞ー多極化世界への変動に備えよ 外交力に必要な国内体制の再構築
毎日新聞ー責任感を取り戻そう まず政治からの「公」の回復を
朝日新聞ー歴史に刻む総選挙の年に 平成20年の意味
日経新聞ー国益と地球益を満たす制度設計を 低炭素社会への道
中日新聞ー「反貧困」に希望が見える 年のじはじめに考える
産経新聞ー”危機の20年”へ備えと覚悟 年頭に
静岡新聞ー今こそ国の針路描きあげる英知を 豊かさ幻影