イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「科学のミカタ」読了

2019年04月01日 | 2019読書
元村有希子 「科学のミカタ」読了

毎日新聞社の科学環境部の記者が枕草子に倣って科学の話題を綴っている。僕は全くの文系人間だが、学生時代は理科が好きだった自慢じゃないが、共通一次試験の化学と生物の試験は96点と98点だったのだ。もちろん100点の試験でだ。
そしてかのアインシュタインとは誕生日が3日しか違わない。あと3日早く生まれていれば僕も稀代の天才物理学者になれたかもしれないのだ。

しかし、その共通一次試験の数学の試験結果は50点・・・。これは200点満点での結果なのだが、これで国立大学を目指していたのだから大笑いだ。そして記憶力もまったくない。「ニワトリの脳みそ」という言葉を知っているだろうか。ニワトリは、頭を殴られてもその直後、振り向いた時には殴られたことを忘れてしまっているらしく、だからバカのたとえに使われる。僕もまさしくそれで、最近はそれに輪をかけて記憶力が衰えてきた。船のスパンカーの展開手順もあれだけ船にのっているのにたまに忘れてしまうほどだ。
もっと頭がよければどれだけ人生が変わっていただろうといつも悔やんでいる。

なんでこんな愚痴みたいなことを書いているかというと、僕も頭は悪いがそれでも科学が好きだ。だから新聞やネットの記事もよく読むので、残念ながらこの本に掲載されてるような内容くらいはよく知っている。だからあまり大した感動も、オッと思うような内容もなかったのだ。

ただ、いくつかのジャンルで分けてみると、生物や地学のような自然界での新しい発見というものは知的好奇心をかき立てるけれども、科学技術の発展の話になると、なんだか行き過ぎた技術の発展ははたして人間を幸せにするのかとつくづく思う。
まあ、僕が生きている間は科学技術が人間を追い詰めるようなことはないのでそんな心配をしなくてもいいのであるけれども・・。

ただ、この本中では面白そうな本が紹介されているのでそれを少しづつ読んでいきたいと思うのだ。
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