イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2021年08月02日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:小潮 8:52干潮
釣果:ツバス4匹 サバ4匹 エソ1匹

今日の船のローテーションは小船の番だ。前回はまったく反応がなかったタチウオをまた試してみたい。カレンダーはすでに8月に入っている。いくらなんでも反応はあるだろうと考えていた。

今日も勇んでかなり早い時間に出港となった。すでに日の出時刻は午前5時10分。いくら早くても午前4時半の出港でいいところを出発の準備を整えたのは午前4時だった。



まあいいや。ゆっくり船を進めて海上で明るくなるのを待てばいい。それに、タチウオが釣れているのなら糸が切れて海面を漂う電気ウキが見つかるはずでそれを探しながらというのもいいだろう。しかし、僕のジンクスは、「電気ウキを拾った日は魚が釣れない。」というものだが、電気ウキが漂っているということは魚がいるということなのだからなんだか矛盾している。

結局、電気ウキは見つからず、海上保安庁の巡視船が停まっているところくらいまで来てなんとか辺りを見回すことができるようになったので仕掛けを流し始めた。ゆっくりしたペースで新々波止に沿って移動し、そこから青岸方面へ舳先を向ける。もう一度新々波止の方へ向きを変える頃になって、今日はえらく仕掛けが重いなと思い始めた。今年はまだ2回目のタチウオ仕掛けなのでいつもの勘が戻っていないのかと思っていたのだけれども、あまりにも小さいタチウオが食いついていたり、ゴミが引っかかっている可能性もあるので念のため仕掛けを点検してみることにした。やっぱり異常があり、エソが2匹も掛かっていた。かなり前から食いついていたのか、胃袋からかなりの海水を吐き出した。まだなんとか生きているので放流。
仕掛けを再度流し始めると、今度は明確なアタリがあった。おお、タチウオかと思ったが今度はエソが4匹。1匹だけ大きいものをキープしてすべて放流。しかし、これだけエソばかり釣れるということは今日もタチウオはいないということだろう。かなり明るくなってきたのでタチウオは諦めてサゴシ狙いに変更。



前回の釣行でなんとも煮え切らない結末を迎えたのでそれを払拭しなければ前へは進めない。なんとも大げさな表現だけれども、これも僕のゆがんだ性格のゆえだ。仕方がない。今日はイトウさんからもらった仕掛けからも卒業すべく、すべて一新している。貴重なヘッドを温存するため、タコベイトとこの前中古で買った大きめの人工パールを頭に取りつけている。タコベイトはグァム島でおみやげとして買ってきたものにすべて変更している。



新々波止の赤灯台の手前から仕掛けを流し始め、波止の南側に回ったところでアタリが出た。おお、こっちは幸先がいいじゃないか。そして上がってきたのはそこそこの型のサバだった。こんなところにこんなサバが泳いでいるのかというのも驚きだが、こんな仕掛けに食ってくるというのも驚きだ。
その後もアタリは続く。ツバスが掛かったり、またサバが掛かったり。
生け簀を殺しているこの船では釣った魚をすぐに絞めてしまわなければならない。今日も神経締めの練習をしたかったので時間がかかる。風は東から吹いていて、その間に船は流され元のところ付近まで戻ってしまう。そんなことを繰り返しているのでほぼ船が進まない状態で魚が釣れ続けることになる。ツバスはそれほどたくさん釣っても仕方がないので大きいものだけをキープ。
前回とは状況がまったく異なるのでなんとも言えないが、サゴシは釣れなかったとはいえ事象だけを見てみるとイトウさんの仕掛けを凌駕していると言っても過言ではない。
これでなんとか前へ進めそうな感じがしたのだが、よく考えればタコベイトはグァム島のおみやげで人工パールも中古で買った両方とも同じものは手に入らないのである意味一品ものだ。これらが無くなると再現性がないということだ。ジキル博士も再現性のない薬に悩まされたが、僕もまだこのタコベイトに悩まされ続けることになるのかもしれない。

ツバスだけだとおすそ分けにならないがサバがあるので叔父さんの家に持っていくことにした。到着したのがちょうど午前7時。サツマイモを満載した軽トラがちょうど帰ってきたところだった。「今日は人手が少なかったので来てほしかったな~」ということだったがあとの祭り。僕でも少しは役に立っていたらしくイモ洗いだけを手伝って帰途についた。

しかし、今年はタチウオがいない。例年なら、この、イモ拾いの頃には釣れ始めているのだが、今年のイモ掘りもあと1回を残すのみだそうだ。今まで釣ったことがないサバが釣れるし、今年の夏の海はどうも様子がおかしい感じがするのは僕の杞憂なのだろうか・・・。

コメント
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