イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行 そしてガラケーを捨てる・・

2021年08月23日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:大潮 6:18満潮
釣果:タチウオ20匹 ツバス3匹

前回の釣行が8月11日だったので12日ぶりの釣行になる。この期間、驚くほどの雨が降った。お盆の時期はともかく、梅雨時期や台風のシーズンでもこんなに長く雨が降ったというのは記憶にない。ほぼ毎日雨が降っていたという印象だ。
最近は旧約聖書の物語を引き合いに出してときたまブログを書いているが、この大雨もノアの箱舟の物語の再現ではないかと思えてくる。ご存知のとおり、この物語は堕落した人間を地上から一掃するために神様が大洪水を起こしたというものだ。被害を受けた地域の人たちが堕落していたから被害を受けたのだということを言っているのでは一切なく、僕自身がこの雨を経験して、電車は止まるしバイクで走っていてずぶ濡れになってしまったりして、自分の身に危険がおよびこれは尋常ではないと思ったからだ。

バイクというと、セルがふたたび回るようになっていた。左の後ろブレーキのブレーキスイッチが不良であるというところまでは突き止めていたのだが、多分、この長雨の湿度のせいだろうか、接触不良が解消されたようなのだ。これはありがたいと思っていたら、雨が上がって湿度が下がってきたらまたダメになってしまった。
途中の顛末は後半に書きたいと思う。



ということで、今日は久々に休日と晴れが重なった。風も穏やかなようである。ただ、先に書いたバイクの部品調達ともうひとつやりたいこと(それはタイトルでおわかりいただけると思うが・・。)があったのでダメもとでタチウオを釣りに行こうと決めた。いくらダメもととはいえ、今回が4度目の正直だ。いい加減に釣れてほしいと思っている。

通勤途中に見る紀ノ川の濁りはまだ解消される気配もなく、漂流物も気になり、少し明るくなってから出港しようとは思っていたのだが、昨日の横浜市長選挙の結果のニュースを見ていたらそれがあまりにも遅くなってしまった。港の出口を出た時には完全に明るいと表現できるほどに明るくなってしまっていた。



急いで船を走らせようと思うのだが、港内の漂流物が気になるのでそこはゆっくりと青岸方面へ船を進める。
事実、帰りの道中ではロープの切れ端のようなものも浮かんでいて、こんなものを巻き込んだら一巻の終わりである。



海保の巡視艇が停泊している岸壁辺りから仕掛けを流し始めるといきなりアタリが出た。それも5連で魚が掛かっている。小さい型だが、1匹だけは指4本を超えるくらいの大きさのものが混ざっていた。今日は調子がよさそうだと思っているとそのとおりで、アタリはどんどん出る。ほとんど船は動いていない。流し始めると直後にアタリが出るのだ。
その後40分ほどの間に20匹の釣果。大きいのは1匹だけだったが、数のほうは出遅れたことを考慮に入れると十分だろう。だから、あと、20分早く港を出ていればあと10匹以上は追加できていたのかもしれない。
この時点で時刻はまだ午前6時にもなっていない。叔父さんのところもサツマイモの収穫を終えているのでそんなに朝早く行ってもまだ寝ているだろうと思い、禁断の仕掛けを取り出して新々波止の南側へ移動。ここで赤灯台から仕掛けを流すといきなりアタリ。ツバスが2匹一荷で掛かってきた。ここも調子がいい。そしてツバスは大分大きく成長してきていた。その後またすぐにアタリ。
さすがに明るくなりすぎてしまうと何のアタリもなくなってしまい釣りの方はこれで終了。

港に戻りスクリューの掃除。多少はフジツボの付着はあるが、それほど大したことはなさそうだ。



これで推力が1割以上も減るのだろうかと思うがやっぱりスクリューというのはそれだけデリケートであるということなのであろうか。
小船にいたっては2週間以上エンジンを回していないし、これだけ雨が当たっていると始動するかも不安なので試しに運転をしてみた。ちからさんの情報では台風12号が温帯低気圧に変わった後、前の9号のような動きをするかもしれないから注意したほうがいいという知らせがあったので、一応台風並みの準備もして今日の釣りは終了。

叔父さんの家ではいよいよハバネロが色づき始めた。さて、どうやって食べてやろうかと楽しみが増えてくる。



魚をさばいて午前中にバイクの部品屋へ。一応自分でやってみようとYouTubeを見たりいろいろなサイトを調べてこうやって交換するのだと理解したつもりだが一抹の不安はある。まあ、途中で挫折したらいつもオイル交換をしてもらっているバイク屋さんに泣きつこうと思っていたら、その部品屋のカウンターでばったり会ってしまった。半分気まずいなと思いながら、これこれこういうわけで部品を買いに来ましたと説明すると、ああ、それならブレーキレバーを外してそこから引っこ抜くと外れるよ。セットするときは溝が切ってある部分にポッチを合わせてねと親切に教えてくれる。多分そうやるんじゃないかなと思ってはいたがあまり自信はなかったので心強いアドバイスをもらえた。親切な人だ。マリン〇ーム〇〇の従業員ならウチで買わない奴には何も教えてやるもんかという差別意識をムンムンさせているが大違いだ。

そして午後、今日の最大のミッション、スマホを買うということを実行するのだ。来年の3月には3Gの電波が止まるので早く買い替えねばと思っていたのだが、面倒くさいのと、奥さんは奥さんでうわべ上はギリギリでいいという構えだ。お昼ご飯を食べた後少し言いにくそうに、「スマホ買いに行かないか?」と言うと、すぐに、「行こ、行こ、」となった。どうやら彼女も早く買い替えたかったが、どういうわけか自分から言ったら負けと思っていたようで、僕が言い出すのをひたすら待っていたようなのだ。これはあれだな、黒暗森林の理論と似ているのだな、きっと。
そういうことでふたりしてauショップへ。これが疲れた。もとも格安スマホにの乗り換えるつもりだったのだが、ガラケー乗り換えだとauのほうが安いとか、このカードを作るとポイントが付くとか、電気の契約をするとどうだとか、もう、わけがわからん。結局、本体がタダだというのと当分は乗り換え割りを適用してもらったほうが安く済むというのでauのままで契約。2時間半もかかってしまった。
家に帰ってWi-Fiの設定や電話帳の移設の作業をしたのだが、これがまたひと苦労だ。電話帳の移設は手数料が1000円というので自分でやることにしたのだが、Bluetoothの接続がうまくいかない。何度か失敗しながら二人分の移設を完了するとタチウオの下ごしらえをするのを完全に忘れてしまっていた。
急いでチーズの上にのせてしっぽのチーズ焼きを作ってあとは奥さんの天ぷら待ち。
何をスマホごときで大騒ぎをしているのかと思われるかもしれないが、なんともドタバタした1日であったのだ。



しかし、このスマホ、電車が不通になったときには情報収集に便利だろうがおそらくそれ以外には何も使わないのだろうなと思う。もう、複雑すぎる。ついてゆけない。これも歳をとったせいかもしれないが、もう、何もかも面倒だ。今のままで十分なのだ。新しいものもことも必要ない。相変わらずブログの写真はコンデジを使うつもりだし、ショートメールの使い方だけはショップで教えてもらったので今夜の夕食は食べませんという連絡しかしないのでこれさえあればそれでいい。LINEというのは現代日本人の必需品らしいが、それは入っていなさそうで目下のところどうやってインストールするのかがわからない。若いころは説明書を首っ引きで眺めてなんでもかんでもやってみたけれども、もとより最近の機械はそれさえもなく、直感で操作できるのだと言われても錆とカビで覆われた直感など何の役にも立たない。
電波が途絶えたガラケーも見た目は傷ひとつない。もったいないものだ。どうしてそれを使い続けさせてはもらえないのだろうか・・。もったいない。


最近はプラごみ問題というのが話題になっていて、今日のニュースでもコンビニで配っているスプーンやフォークも有料になるとやっていたが、今日の海面にはこんなものが漂っていた。



きっと昨日タチウオ釣りをしていた釣り人が捨てたものだと思うが、せめてトレーは持って帰れよと思う。釣れなかった腹いせにトレーごと捨ててしまったのだろうか。
しかし、こんな沿岸部でこんなに大きなイワシ付けてタチウオは釣れるのかと疑問にも思うが、それはさておき、こんなことをしているからどんどん海が汚れていくのだ。僕も人のことは言えないが、できるだけごみを流してしまわないようにと気にはしている。だから船の上にもごみ箱を置いている。
いつも電気ウキばかりを拾っていてはダメだろうと思って回収したのだが、その直後に海面を漂う今日2本目の電気ウキを発見した。トレーを回収するために引き返していなければこの電気ウキは拾えなかった。こういうのを捨てる神あれば拾うものにも神ありというのかどうかはわからないが部品屋でバイク屋さんに出会ってアドバイスをもらえたのも拾う神様の祝福だったのかもしれない。
うん、ゴミを拾うときっといいことがあるというのは新しい定説になるのかもしれない。


コメント (2)
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