場所:紀ノ川河口~水軒沖
条件:長潮 7:43干潮
釣果:タチウオ2匹 シオ1匹
今日明日は連休を取った。しかし、暑さに負けて遠出はしたくない。おまけに今日は父親の命日ときている。ウチの奥さんは、せっかく命日に休みなのだから早く帰ってきて墓参りについてきなさいという。
今日の帰宅時間は午前6時台という設定で釣行に挑むことにして、気になっていたタチウオを狙ってみることにした。
午前4時半、東の空が少し白んでくる頃を見計らって出港。港内の海保の巡視船の停泊場所から仕掛けを流し始める。巡視船は台湾海峡に向けて出港しているのか、今日は停泊していない。
港内を抜けて青岸の白灯台を越えたあたりでアタリがあった。あまり期待はしていなかったがこれはうれしい。しかし、タチウオにしてみれば引きが強すぎる。これはタチウオではなくてサゴシか何かだろうと一瞬思った。今シーズン最初のアタリなので慎重に仕掛けを手繰り寄せてくると魚は確かにタチウオであった。それもかなり大きい。
これでは違う魚だと思ってしまうはずだ。この場所でこんなに大きいタチウオを釣ったのは初めてではないだろうか。引きずり上げるように取り込むともう1匹掛かっている。それはよく引くはずだ。これも引きずり上げるようにして取り込んだ。
魚が掛かったところに戻ろうと思うのだが、丁度フェリーが入港する時間と重なってしまったので戻ることができない。フェリーをやり過ごして戻ったが時合が過ぎていたかアタリはなくこれでタチウオは終了。
次に保険のために持ってきていた禁断の仕掛けを流してみる。住金の方に行こうと思ったが、えらく水が濁っていたのと、午前7時前に家に帰ろうとするとそこまでは行けない。
前回の釣行でアタリがあった場所に移動。
仕掛けを流し始めるとすぐにアタリがあったが、今日も小さなツバスだ。3度目のアタリはかなり強烈で上がってきたのはシオであった。これだけを持って帰ることにして今日は終了。
タチウオは2匹だけだったが型は大きいので1匹でも叔父さんの家に持っていける。
時刻はまだ6時半手前なのでまだ寝ているかと思ったが叔母さんは早くも畑の手入れに出ていた。
「もう帰ってきたんかえな~?」というので、今日はお父ちゃんの命日なんでこれから墓参り行くんよと答えると、それなら花を持って帰るかと花束にして持たせてくれた。
叔母さんは父親の妹なのでこの花を供えると父親もきっと喜んでくれるだろう。
僕は霊魂の存在などまったく信じていないのだが、今日の2匹のタチウオは父親が釣らせてくれたものであったのかと思えてくる。小さいサイズだとさすがに持っていけることもなく、叔父さんの家に寄ることもなかった。おまけにちょっとした手違いで叔母さんに花を持たせてもらえていなければ今日は供える花が無いという事態に陥っていた。だから、「この魚を持っていって花を貰え。そして墓に来い。」と父親が言っていたかのようであったのだ。
午前8時過ぎには墓参りも終わったのでせっかくだから「浜のうたせ」にでも行ってみるかということになった。
一度は行ってみたいとは思っていたが出不精な性格が災いして訪れることもなかったが、有田市がペイペイ払いで25%ポイント還元をしているということを聞いていたので、行くなら今しかないと考えたのだ。
到着した「浜のうたせ」はなかなかきれいな施設だった。
目玉は新鮮な魚介類だが、ヘッポコとはいえ釣り師の端くれ、並んでいる魚にはそれほどの魅力は感じない。買うほどのものではない。今日釣った魚はいかほどの価値があるのかと値踏みをする程度だ。「刺身用に三枚におろしてくれ。」と言っているほかの客が持っている魚には、えぇ、それ刺身にするのとちょっとあきれてしまう。辰が浜はタチウオの水揚げが日本一だが、並んでいるタチウオを見ると傷だらけでグアニンが剥がれてしまっていてまったく美味しそうとは思えない。
しかし、一般人にはこれでも美味しそうに見えるのだろう。ちょっと悲しくなる。
結局、魅力的だったのは僕が釣ることがないマグロのカマくらいだ。これを剥き身にしたらけっこう美味そうだと思って買ってみた。
家に帰って身を剝いてみるとすごい脂で超大トロという感じだ。
食べてみると口の中でとろけてしまう。取り切れなかった身は甘辛く炊いてもらったがこれもコクがあって美味しい。
ゲテモノといえばゲテモノだが、買う魚はこんなゲテモノのほうが絶対に美味しいのだ。
ちょっとしたドライブとしてはいい場所であっ
条件:長潮 7:43干潮
釣果:タチウオ2匹 シオ1匹
今日明日は連休を取った。しかし、暑さに負けて遠出はしたくない。おまけに今日は父親の命日ときている。ウチの奥さんは、せっかく命日に休みなのだから早く帰ってきて墓参りについてきなさいという。
今日の帰宅時間は午前6時台という設定で釣行に挑むことにして、気になっていたタチウオを狙ってみることにした。
午前4時半、東の空が少し白んでくる頃を見計らって出港。港内の海保の巡視船の停泊場所から仕掛けを流し始める。巡視船は台湾海峡に向けて出港しているのか、今日は停泊していない。
港内を抜けて青岸の白灯台を越えたあたりでアタリがあった。あまり期待はしていなかったがこれはうれしい。しかし、タチウオにしてみれば引きが強すぎる。これはタチウオではなくてサゴシか何かだろうと一瞬思った。今シーズン最初のアタリなので慎重に仕掛けを手繰り寄せてくると魚は確かにタチウオであった。それもかなり大きい。
これでは違う魚だと思ってしまうはずだ。この場所でこんなに大きいタチウオを釣ったのは初めてではないだろうか。引きずり上げるように取り込むともう1匹掛かっている。それはよく引くはずだ。これも引きずり上げるようにして取り込んだ。
魚が掛かったところに戻ろうと思うのだが、丁度フェリーが入港する時間と重なってしまったので戻ることができない。フェリーをやり過ごして戻ったが時合が過ぎていたかアタリはなくこれでタチウオは終了。
次に保険のために持ってきていた禁断の仕掛けを流してみる。住金の方に行こうと思ったが、えらく水が濁っていたのと、午前7時前に家に帰ろうとするとそこまでは行けない。
前回の釣行でアタリがあった場所に移動。
仕掛けを流し始めるとすぐにアタリがあったが、今日も小さなツバスだ。3度目のアタリはかなり強烈で上がってきたのはシオであった。これだけを持って帰ることにして今日は終了。
タチウオは2匹だけだったが型は大きいので1匹でも叔父さんの家に持っていける。
時刻はまだ6時半手前なのでまだ寝ているかと思ったが叔母さんは早くも畑の手入れに出ていた。
「もう帰ってきたんかえな~?」というので、今日はお父ちゃんの命日なんでこれから墓参り行くんよと答えると、それなら花を持って帰るかと花束にして持たせてくれた。
叔母さんは父親の妹なのでこの花を供えると父親もきっと喜んでくれるだろう。
僕は霊魂の存在などまったく信じていないのだが、今日の2匹のタチウオは父親が釣らせてくれたものであったのかと思えてくる。小さいサイズだとさすがに持っていけることもなく、叔父さんの家に寄ることもなかった。おまけにちょっとした手違いで叔母さんに花を持たせてもらえていなければ今日は供える花が無いという事態に陥っていた。だから、「この魚を持っていって花を貰え。そして墓に来い。」と父親が言っていたかのようであったのだ。
午前8時過ぎには墓参りも終わったのでせっかくだから「浜のうたせ」にでも行ってみるかということになった。
一度は行ってみたいとは思っていたが出不精な性格が災いして訪れることもなかったが、有田市がペイペイ払いで25%ポイント還元をしているということを聞いていたので、行くなら今しかないと考えたのだ。
到着した「浜のうたせ」はなかなかきれいな施設だった。
目玉は新鮮な魚介類だが、ヘッポコとはいえ釣り師の端くれ、並んでいる魚にはそれほどの魅力は感じない。買うほどのものではない。今日釣った魚はいかほどの価値があるのかと値踏みをする程度だ。「刺身用に三枚におろしてくれ。」と言っているほかの客が持っている魚には、えぇ、それ刺身にするのとちょっとあきれてしまう。辰が浜はタチウオの水揚げが日本一だが、並んでいるタチウオを見ると傷だらけでグアニンが剥がれてしまっていてまったく美味しそうとは思えない。
しかし、一般人にはこれでも美味しそうに見えるのだろう。ちょっと悲しくなる。
結局、魅力的だったのは僕が釣ることがないマグロのカマくらいだ。これを剥き身にしたらけっこう美味そうだと思って買ってみた。
家に帰って身を剝いてみるとすごい脂で超大トロという感じだ。
食べてみると口の中でとろけてしまう。取り切れなかった身は甘辛く炊いてもらったがこれもコクがあって美味しい。
ゲテモノといえばゲテモノだが、買う魚はこんなゲテモノのほうが絶対に美味しいのだ。
ちょっとしたドライブとしてはいい場所であっ