ティモシー・ウィリアムソン/著 廣瀬覚/訳 「哲学がわかる 哲学の方法」読了
薄くて文字もけっこう大きかったので借りてみた。
今まで読んだ数冊は哲学者それぞれの考え方を紹介したもので、共通するものは「存在」について考えることであると書かれていた。この本はさらに、「存在」を考える哲学は何のために存在しているのか。ということを書いているのではないかと思う。「思う。」と書いているのは結局、この本に書かれていることはほとんどわからなかったということである。
それでもなんとか自分なりにこの本の感想をまとめようとするとこんな感じではないだろうかと思う。
世の中で考えなければならないこと、思考しなければならないことのための、「考えるためのプラットフォーム」、もしくは「施行するためのオペレーティングシステム」が哲学ではないのかということだ。
哲学の中で使われる思考法、例えば演繹法や弁証法、そういったものが様々な学問での思考法のベースとなっているのである。
著者はまた、哲学も様々な学問からのフィードバックを受けて進化し続けているのだと語っている。そもそも、すべての自然科学は哲学から生まれたのであるからそれは間違いのないことだ。
AIが進化を遂げ、その意識はある種のアルゴリズムに制御されているのかもしれないけれどもひとつの知性と言えるまでになってきた。最近のニュースでは夏休みの宿題をこれをつかってやってしまう学生が出てくるのではないかと言っていたが、AIのチャット機能は想像以上で、まるで人と話しながらひとつのものを作り出していくような感がある。
そう思うと人間とは異なる種類の知性と言える。そうなってくると、彼らを知性と認めるのか、彼らにも人権があるのか、そういった問題にひとつの答えを与えるのは哲学しかないのではないかとこの本を読みながら思ったのである。
哲学は奥が深い。いや深そうだ。なんだかわからないながらも読めるものは読んでいきたいと思うのである。
今回はここまで・・。
薄くて文字もけっこう大きかったので借りてみた。
今まで読んだ数冊は哲学者それぞれの考え方を紹介したもので、共通するものは「存在」について考えることであると書かれていた。この本はさらに、「存在」を考える哲学は何のために存在しているのか。ということを書いているのではないかと思う。「思う。」と書いているのは結局、この本に書かれていることはほとんどわからなかったということである。
それでもなんとか自分なりにこの本の感想をまとめようとするとこんな感じではないだろうかと思う。
世の中で考えなければならないこと、思考しなければならないことのための、「考えるためのプラットフォーム」、もしくは「施行するためのオペレーティングシステム」が哲学ではないのかということだ。
哲学の中で使われる思考法、例えば演繹法や弁証法、そういったものが様々な学問での思考法のベースとなっているのである。
著者はまた、哲学も様々な学問からのフィードバックを受けて進化し続けているのだと語っている。そもそも、すべての自然科学は哲学から生まれたのであるからそれは間違いのないことだ。
AIが進化を遂げ、その意識はある種のアルゴリズムに制御されているのかもしれないけれどもひとつの知性と言えるまでになってきた。最近のニュースでは夏休みの宿題をこれをつかってやってしまう学生が出てくるのではないかと言っていたが、AIのチャット機能は想像以上で、まるで人と話しながらひとつのものを作り出していくような感がある。
そう思うと人間とは異なる種類の知性と言える。そうなってくると、彼らを知性と認めるのか、彼らにも人権があるのか、そういった問題にひとつの答えを与えるのは哲学しかないのではないかとこの本を読みながら思ったのである。
哲学は奥が深い。いや深そうだ。なんだかわからないながらも読めるものは読んでいきたいと思うのである。
今回はここまで・・。