ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ピアノと引っ越しとガスレンジと

2020年11月04日 | ひとりごと
ずっと置いてあった大きなカウチを動かしたら、家猫海ちゃんのお気に入りのバネオモチャがこんなに😂
でも、なんでここに玄米パンの切れ端があるんだろう…😅


お隣さん夫妻は良き隣人であり良き友だちであり良きピアノの生徒たちでもある。
彼らはずっと電子ピアノで練習していたが、念願のアコースティックピアノを買う決心をした。
車で30分ほどの所に彼らが目指すギャラリーがあるというので、わたしもそこに行くことにした。
ギャラリーの主はピアノオタクで、いろんな豆知識を話してくれた。
そこの目玉は1926年に製造されたスタインウェイを徹底的にリノベートしたピアノで、お値段は900万円。
お隣さん夫妻のためのピアノを選ぶのに10台ほどのピアノを試奏した。
彼らとわたしの意見を合わせて決めたピアノはヤマハのアップライト。
彼らが支払いや配達について話し合っている間に、わたしはその1926年型のスタインウェイを弾きまくり♬
おそらく今までに弾いたピアノの中で、最も指も心も脳みそも喜びで震える音を出してくれるピアノだった。

そんな楽しい時間を過ごさせてもらったのに、お礼ディナーをご馳走になった。


この日は彼らのピアノと、わたしのピアノ、そして夫の漢方医免許獲得のお祝いをした。


先週はほぼ雨続き。
週明けの月曜日に引っ越しを予定していた長男くんは心配していたが、日曜日の夜中から木枯らしがビュウビュウ吹き荒れて、雨雲はあちこちに千切れていた。


長男くんにとって何回目の引っ越しになるんだろうか?
引っ越すたびに身の回りをシンプルにしていこうと心がけてきたそうで、彼の荷物はラージサイズの箱が2つとミドルサイズの箱が8つ、それで終わり。
もちろんカウチやテレビやベッドもあるけれど、荷出しはあっという間に終わった。
引っ越し会社のトラックに同乗させてもらうつもりだった長男くんだが、COVID-19事情もあって断られ、急きょわたしが送っていくことになった。

マンハッタンの街中を運転するのは8ヶ月ぶりだと気がついて、なんだか不思議な夢の中に入り込んだような感じがした。
人も車も少なめだったし、これからはどんどん寒くなるので、店外での配膳ができていたレストランはまた難しい状況に戻されるだろう。
一体どれほどの人たちが仕事を失ったのか。
仕事だけでなく家まで失った人はどれほどいるのか。
その人たちの支援はちゃんとできているのか。
これからもまだまだ続きそうなこの感染問題を、どうやって乗り越えていけるのか。
わたしを含む、幸運にも働ける者たちは、働けなくなった人たちを支えていかなければならない。
個人ではできないことは力を合わせて、それでもできないことは町議や市議に訴えて、助け合っていかなければならない。
その前にまず、感染を意図的に拡げた無謀な大統領を引きずり下さなければならない。

そんなめちゃくちゃ大事な日に、我が家にやって来たガスレンジ。
この家に引っ越して来た当時は、一階は長年全く使われておらず、台所は二階にあった。
だからこの一階の台所は油汚れと埃にまみれていて、棚の扉を開けるとウッと唸りたくなる臭いがした。
床もあちこちが割れていて、何回拭いてもネトネトが取れなかった。
そんなだから設置されてたガスレンジも冷蔵庫もとても古くて、しかも長い間使われていなかった。
いつか台所を改装する際には新しい物をと夢見て来たが、どうやらそれはまだまだ叶わないっぽいので、こうなったら壊れるまで使わせてもらおうと決心した途端に、ガスレンジのオーブンが使えなくなってしまった。
オーブンはあまり頻繁に使わないけれど、無くなるとやっぱり困る。
ちょうどバーゲンがあったので、思い切って買い換えることにした。

110年の汚れ😱


夫と二人で慌てて掃除にかかっていると、「慌てなくていいからね」と配達のお兄さんに言われてしまった。

ようこそ!


多分今後数十年は見られない後ろ姿。

いよいよ設置。



これからどうぞよろしく!
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米国「大統領選挙2020」事情

2020年11月04日 | 米国○○事情

日本の報道ってここまで詳しくやってるんでしょか?なぜ?


昨日は長男くんの何回目かの引っ越しのため、実に8ヶ月ぶりにマンハッタンの街中を運転した。
月曜日だったけど、休業している店がちらほら見えた。

それとは別に、こんな風に窓側を板で囲っている店も少なくなかった。


正直言ってもう怖くて怖くてならない。
だから速報も観られない。
というか、今日の結果だけで済まないことが分かってるから、ライブで状況を観て一喜一憂したくない。

チラッと観てみた。で、やっぱり後悔した…。



ここでちょっと良い話。
今日、娘1が期日前投票に行ったんだけど、投票所で「初めて選挙に来た子が居ます」ってアナウンスされて、会場にいた人みんなに拍手👏されて投票したんだって。不穏な話もたくさん聞くアメリカ大統領選挙だけど、娘1、嬉しかったって言ってて心が温かくなりました。 pic.twitter.com/XUS7mCsQPh


続いてこれが今回の選挙の特徴的(実に異常)な風景。


わたしが暮らしている州は民主党が常に勝つのだけど、なぜかトランプ支持者名物のトラック隊がやって来て、高速道路を封鎖してしまった。
このトラック隊はバイデン候補の街宣バスを取り囲み、煽り運転で選挙運動の邪魔をしたりする非常に悪質な連中。

今回の選挙は本当に異常。
選挙後に暴動が起こったらどうしよう。
そんなことを本気で心配しなければならない選挙っておかしい。
こんな、もう、世界の終わりみたいな気分になってしまう巨大な不安雲が、全米の空を覆っている。
でも、投票しよう!というメッセージはとても強く、誰からもどこからも声がかかる。
投票日は学校も会社も休みになるし、小さな子どもですら「今日は投票日だね」と言ってくる。
共和党はその投票をすごく嫌がる。
だからいろんな姑息な方法で投票をさせないようにする。
今年はそれが特に顕著で、しかも暴力的になった。
これは絶対にトランプ効果(悪い意味で)。


今夜の結果で当確が決まるとは思えないし、きっと決まらないだろう。
州によって開票時間も方法も違うので、一体いつが最終になるのかもわからない。
とにかくトランプの落選を祈るばかり。
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コロナ禍で苦しむ人々や企業に、都構想騒ぎで使った100億円と労力が回されていたら…と思うと、この時期に住民投票をゴリ押しした維新が憎い!

2020年11月04日 | 日本とわたし


ぽてとさんが今回のことで分かったこととして書いてくれてる公明党の話。

実情はもっと酷くて、こんな呆れ返るような理由だったんですね。

この人、こんな荒稼ぎを。


橋下氏が目の敵にする山本太郎・れいわ新撰組代表の2週間に渡る怒涛の辻説法。

初日にこんなことがありました。

それでも全く動じずに2週間、ものすごい勢いで大阪中を回ってくれました。


イソジン吉村と雨ガッパ松井の両氏は、自分たちはもう都構想のことは諦めたと目を潤ませて言ったようですが、それで終わり?


今回反対に回った自民党ですが、都構想以前の問題、自民党中心の大阪市政と市役所組織の根本的な問題を改善するよう見張らないといけません。


そしてここにもやっぱりパソナ?!竹中平蔵が大いに絡んでいます。

とにかく良かったです。
大阪市が政令都市として残ることができました。
今後は、”維新の都構想”でもいいからなんとかして改善しなければと、市民が感じている問題の数々を解決していかなければ、市を残した意味がありません。
これからが大事です。
でもひとまず、本当にお疲れさまでした。
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