ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

HAPPY V-DAY in 2023

2023年02月14日 | ひとりごと
「先週のレッスンでまうみは『ヴァレンタインなんてうちはもう関係ないからしない』って言ってたでしょ?でもそれは悲しすぎるよ!だからこれ、わたしからね!」
と言って両手でグイグイ押し付けるようにして、ふたにおもちゃのアヒル(もちろんヴァレンタイン仕様)やハートをくっつけたGODIVAのチョコレートを箱を渡してくれたミミ。
おまけに紫色の小さなハートが百個ほど繋がったネックレスもくれた。
ううむ…夫と二人して無視しようと思ってたのだが…。


一昨日の日曜日はスーパーボールナイトだったのだけど、お昼の2時から5時までのオーケストラリハーサルのためにマンハッタンに出かけなければならなかった。
リハーサルは3時間だけど、週末は電車の本数が極端に少なくなるので、結局行きに1時間、帰りに2時間足すことになる(平日なら行きも帰りも30分なのに)。
だからお昼の1時に家を出て夜の7時に戻った。


スーパーボールの試合は始まったばかりで、しかも抜きつ抜かれつの良い試合だったから、ヘトヘトに疲れていたのに観入ってしまった。
翌日の月曜日はただの月曜日ではないので、とにかく早く寝て、せめて少しでも疲れを取っておかないと絶対にまずいことになる。
そう言い聞かせていつもよりは早めに寝たのだけど、じわじわと積もり続けてきた疲れがベッタリとへばりついていて、頭も体も心も重くて仕方がない。
先日の藤井真央さんのピアノに触発されて、実に何十年ぶりに、じっくりと定期的に(とりあえず2週間に1回)レッスンを受けることに決めたのだけど、その第一回目が昨日の月曜日だったのだ。
もちろんそれなりに練習はした。
けれどもオーケストラの雑用が思いの外多くて、そこにピアノや指揮の練習が加わってくるので、毎日4時間から5時間、1分の休みもなく教えていると、いくら家事を手抜きしても間に合わない。
全曲弾くつもりだったバルトークのルーマニア民族舞曲を半分だけ、同じくスメタナのモルダウも最初の3分の1だけ、トホホな初日だったけど、先生はとてもためになることをたくさん教えてくれた。
ジュリアード音楽院の大学院を卒業して、その後も演奏活動に励んでいるジュリー先生の先生は、五嶋みどりさんがバルトークの曲を演奏した時の伴奏者だったそうで、だから今回の選曲をすごく喜んでいた。
次回はどちらも全曲学んできてくださいね、ニコリ🙂
は、は、ははぁ〜🙃
大丈夫なのか…次回はオケのコンサートの直後だぞ😭

というわけで、ずっと過激なスケジュールが続いているのだけど、その中でも一昨日と昨日は特大だったわけで、だからもう目を開けていられないほどに疲れてしまって、よろよろとベッドに潜り込んだ。
ここまで疲れると免疫力がテキメンに低下する。
すると必ず耳鳴りが始まって、腰より少し上の背中がしくしく痛み出す。
ここまできてさらに無理をすると、腎臓結石の発作が急に襲ってきたり、重度の膀胱炎になったりするので、すぐさま大人しく早寝早起きに切り替える。
そこまでいかなくても、どういうわけかいきなりノミが噛みついてきて、体のあちこちに小さな赤いポチポチが現れ、痒いったらない。
今の時点で20個ほどのポチポチに悩まされている。
酷い時など100箇所以上のポチポチと闘ったこともある。
家猫たちが外でもらってくるノミなんだろうけど、疲れていない時には全くなんの被害も無いから不思議だ。

昨夜はかなり早めに寝て、何回もトンデモな夢を見て起きた。
今もはっきりと覚えているのは、大津で暮らしていたオンボロの一軒家の2階でいるわたし、という設定だった。
何やら外の様子が騒がしいので、窓を開けて下を見下ろしてみると、なんと家の真ん前の電柱に縄をかけ、そこで自殺しようとしている男を、近所の住人たちがなんとかして説得し、止めさせようとしているところなのだった。
そんなところで死なれた日にゃ、昼夜関係なく怖くてかなわない。
みんな、頑張って止めておくれと思いながら窓とカーテンを閉め、別の部屋に居た、まだ子どもだった息子たちに、外に出ないように言おうと思っていたら、なぜか外がスッと静かになった。
あれ?と思うのと同時に、なぜかゾワゾワと嫌な感じがして、恐る恐るまた窓辺に近づいて行き、カーテンの端っこをそろそろとめくってみたら、見知らぬ男の顔がそのめくった窓一面にヌッと現れて、うわーっと叫んだ途端に目が覚めた。

疲れが過ぎると、ほんと、ろくなことがない。

夫が買ってくれた花束の中で一番気に入ったかもしれない今回の贈り花。

バレンタインデーだからなのか?ずっとどちらかというと犬猿の仲だった空と海がいきなり…。

コメント
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