中間選挙に行ってきた!
今回は電子投票のみではなくて、まず紙に書き込んで、その紙をその場で機械を使って読み取っていくという方法だった。
これだったら後で不正があったと騒ぎが起こっても、二重三重に証明できる。
特に民主党が勝つ選挙区は、開票の見直しをしつこく迫られる。
だからなのかな、この新しい投票方法は。
でも、アメリカの中間選挙ではいつも、その時に政権を取っている党が負ける。
なので今回もそうなるのだろうけど、多分トランプ氏がまたガーガーうるさくわめくんだろうなと思うとため息が出る。
でもどうして彼はまだ逮捕もされずに遊説したりできるんだろう。
なぜいまだに彼は熱烈に支援されていて、次の大統領選にまた出るなどと言えるのだろう。
さて、ここからは、食事中か、これから食事を取ろうかと思っている方は読まないようにしてください。
と、とりあえず先にお知らせしておきます😅
あれはハロウィンのお祭りも終わり、さあそろそろ寝ようかという夜のこと。
夫が地下室から上がってきて、「まずいことになっている」と顔をしかめながら呟いた。
まずいってなに?
もしかしてまた空がでっかい野生動物を捕食して、その無惨な死骸があちこちに点々と…ってこと?
いや、それよりもまずい。
もやもやと嫌な予感が頭の中に浮かんでくる。
あれよりもまずいことっていったい…。
恐る恐る地下室へのドアを開けようとしたら、夫がまた言った。
「開けるのはお勧めできない」
事件が起きた時からずっと今も考え続けているのだけど、原因がさっぱりわからない。
ただ一つだけ、いつもと違ったことは、ハロウィンの仮装をしたままやってきた生徒たちの友だちの子が、うちのトイレを使ったことぐらい。
ああでも、そういやその後にそのトイレを使おうとしたら、便器の中の水がほとんど溜まってなくて、あれ?っと思って水を流そうとしたら、ポンッと何かが詰まってたような音がして、それから水がジャージャー出てきた。
だけどそれだけで、あとは全く普通の状態だったから、あまり気に留めていなかった。
とにかく何が起こったかというと、うちが使った水は台所であれトイレであれ浴槽であれ、全部地下の穴から逆流してしまっていたのだった。
まあ、こういう感じで…。
前回、洪水が起きたときも、ここの穴から逆流してきた水が、地下室の床全体に50センチほど溜まった。
その日たまたまうちに来ていた長男くんと夫が、その穴を塞ごうと必死に頑張っているその横で、女性群のTちゃん(長男くんの奥さん)とわたしは、卓球台の下に敷いてあったゴム製マットに乗って波乗り〜とか言ってはしゃいでた…。
結局は自転車のタイヤの中のチューブをワインの瓶に巻いて、それをグイグイと穴に捩じ込むという長男くんのアイディアが効いて、水の逆流は止まった。
今回はとにかく使わなかったら逆流もしてこないので、プロフェッショナルさんに修理を頼んで直してもらうまでは辛抱しようではないかということになった。
ところが、そのプロフェッショナルさんがなかなか捕まらないのだ。
やっと捕まってもすぐには来られないと言う。
う〜ん…。
それからはなかなかの修羅場になった。
水が出てこないのも大変なんだけど、水を流せないのもなかなかに大変なのである。
特にトイレが困った。
できるだけ外のトイレを使うべく買い物に出ては用を足し、あとはなるべく水分を取らないようにしていたら、そんなことをしたら体を壊して後悔するぞと夫に叱られた。
夫は自分みたいに裏庭ですればいいと言うけれど、やっぱりね…。
日本の母などは、ビニール袋の中にして、裏庭に穴を掘って埋めればいいと、非常に具体的なことを言う。
いやもう、それでなくても便秘になりがちなのに、もうすっかり神経性便秘になってしまった。
便器の中はまるで昭和時代の肥溜め状態。
蓋を閉めていてもほのかに漂ってくる。
顔を洗うのはこのボールを使った。
うんと前に、マンハッタンの中華街で、この大きさが気に入って買って、味噌作りの場では活躍してくれるのだけど、まさかこんなことにまで役立つとは…。
ぎゅうぎゅう押し込むとちょうどいい塩梅に。
母の家に帰ったら、顔を洗うときはストーブで沸かしたやかんのお湯とお水でぬるま湯を作り、それをプラスチックの桶に入れて使う。
流し水や流し湯なんてもっての外。
なにしろ戦中生まれの超倹約家の母なので、家に帰ったら粛々と従うしかない。
水は出てくるので、流れないようにすることと、汚れた水は外に捨てること、これさえ守ったらいいのだ。
ここが捨て窓。
食器や手も洗えないので、濡れタオルや消毒液でなんとか凌いだ。
専門家の人は手際良く穴を修理してくれたけど、もうこの際だからしっかりと掘って整備した方がいいと言って、それを頼める業者の連絡先を教えてくれた。
夫もわたしもすっかりその気になって、すぐにでも頼もうと言っていたのだけど、別の業者に聞いたら「それをやってしまうと毎年のメインテナンスをしなくてはならなくなるし、その費用も安くない。洪水の規模によっては全く歯がたたない。今のところはしっかり穴を塞いでおきさえすれば良い」ときっぱり言われ、また気持ちがゆらゆら揺れている。
この家はそろそろ120歳になろうとしているわけだから、しかも購入する際は何も直してないままで良いという条件だったので、そりゃあっちこっちガタが出てくるのは当然なのである。
でももう二度と水が流せなくなるっていうパターンはお断りしたいなあ。