先週あたりから、鼻をズルズル言わせてたり、ゴホゴホと咳をしたり、ちょっと微熱が…という人が急激に増えている。
これがコロナ禍が始まった頃だったら、恐ろしくて近寄れないような人だらけだ。
多分、ただの風邪ひきだったり、枯れ葉アレルギーだったりするんだろうけど、今のわたしはなんとしてもCOVID 19に罹るわけにはいかないので、必要以上にビビってしまう。
なにしろやっとのことで漕ぎ着けた旅行なのだ。
今年の春に夏出発のチケットを手に入れて、当時必要だった意味不明でバカバカしい手続きもほぼ終了していたにも関わらず、最終段階でどうしてもそれだけは譲れない件があり、結局そのときは断念した。
その時の落ち込みようったらなかった。
自分でもびっくりするくらい途方もなく落ち込んで、セラピストに愚痴り続けた。
秋になって外国人への規制緩和が進み、夫も一緒に入国できるようになったので、長男くんの明治神宮での結婚式以来の、2年9ヶ月ぶりの帰省が叶う。
あの2020年の当時はコロナ禍が勃発したところだったので、世界に得も言われぬ恐怖が蔓延し始めていた。
飛行機の欠航が日に日に増えてきたので、結婚式後の観光部分は全てキャンセルして、あたふたとこちらに戻ったのだった。
そして今、出発まであと9日。
つい最近COVID19に罹って復活した夫は、出発72時間前のPCR検査を全く心配する必要がないのだけど、わたしはそうはいかない。
なのでちょっとした風邪やアレルギーの症状に右往左往してしまう。
もし万が一にでも陽性反応が出たら全てがパーになってしまうからだ。
なんだか自分の体が人質に取られてしまって、いろんなウイルスがニタニタ笑いながらちょっかいを出してくるのを必死で避けているっていう感じ。
あ〜やだやだ!
一大行事の発表会が終わったというのに、オーケストラの練習が始まって、その曲選びやら楽譜準備やら演奏者らとの打ち合わせやらでてんてこ舞いが続いている。
家猫は寝る先々でゲロを吐き続け、我々はその後始末に追われている。
彼らは多分、すでに何か嫌〜な予感がするのだろう。
猫といえば実は昨夜、すごくがっかりすることがあった。
わたしたち二人共が居なくなる間は、家猫たちの世話を誰かに頼まなければならないのだけど、ある友人が感謝祭後の1週間だったらうちに泊まり込みで世話してあげられるよと言ってくれていた。
彼の奥さんは今日本に行ってるし、彼の家にも飼い猫が1匹居るので、一体どうやって泊まりがけで来るつもりなのだろうとチラッと思ったのだが、あまりの嬉しさに無視してしまった。
その時彼は少々酔っていた。
けれどもその後もちょこちょこ連絡を取っていたので、すっかりあてにしていたのだけど、昨日いきなり泊まりじゃなくて2日毎に通うと言い出した。
いやいや、彼の家はここから車で30分もかかるのだ。
そんな人に通いで猫の世話など頼めるわけがないではないか。
というわけでその話はいきなりオジャンになり、結局、感謝祭の日の夜から泊まりがけで世話をしてくれる息子夫婦がいる2.5日間以外は、その道で食べている人たちに頼まざるを得なくなった。
そうなると費用もバカにならないし、猫たちの一番の楽しみである外遊びができなくなるが致し方がない。
彼女たちはちゃんと食事を与え、トイレの片付けもしてくれるのだろうけれど、猫を外に出すことは絶対に断る。
もちろんそうだろう、何か起こった時を考えると恐ろしくて外になんて出せない。
まあ今回は可哀想だけど、外遊びは2週間ばかり我慢させるしかない。
そんなこんなのストレスフルな毎日が一向に終わらないからか、いきなり首の後ろ側がツーッとつってきて首が回らなくなった。
そして今夜はハリケーンがやって来る。
気圧が下がると気分も下がる夫は朝から機嫌が悪く、その悪さはわたしにも伝染する。
首も痛いし、仕事が始まる前に盛り上げておかないと、9人のレッスンのエネルギーが保たない。
まだちょっと鼻の奥が詰まってる感じもするし…。
来週のレッスンは全てバーチャルに切り替えた方がいいのかなあ…。
あ〜も〜アマテラスさんでもスサノオさんでも誰でもいいので、わたしを無事に日本に行かせてくださ〜い!