ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

モヤモヤワクワクドキドキハラハラ

2022年11月17日 | ひとりごと
トランプ氏がまた、大統領選挙に立候補すると表明した。
前からわかってたけど、現実になると心底うんざりする。
引用はじめ
トランプ氏は集会での演説で、自身が敗れた2年前の大統領選挙で大規模な不正が行われたという主張を繰り返し、
「選挙は盗まれた。私は2回立候補し、2回当選した。私たちはもう一度やらなければならないかもしれない」
と述べて、2年後の大統領選挙への立候補に強い意欲をにじませてきました。

そして中間選挙の投票日前日の演説で「ことしは上下両院を取り戻し、2024年にはホワイトハウスを取り戻す」と宣言したうえで、15日に重大な発表を行うと明らかにしました。

ただ、中間選挙で共和党は接戦となっていた上院で多数派を奪還できず、下院でも獲得議席が当初の予測よりも伸び悩んでいます。

上院の激戦州などでは、トランプ氏が支持し精力的に選挙応援を行った複数の候補者の落選が確実となり、共和党内からは「政治的に混乱を引き起こすトランプ氏が妨げになった」などと、トランプ氏が選挙にマイナスの影響を与えたとして責任を問う声もあがっています。

今回の中間選挙が迫っていた頃、巷では暗い噂でもちきりだった。
共和党がものすごい勢いで上下両院を占拠するというもので、そもそも中間選挙ではその当時に政権を担っている党が負けるというのが通常だったのだけど、占拠などされてしまったらトランプが派手に暴れ出すに決まっている。
ところが今回の選挙では、民主党候補たちがいつもと違ってとても積極的で、5ドルでいいから寄付してくれだの、集会がどこそこであるだの、毎日必ずメールを送ってきた。
もちろん親分のバイデン氏やハリス氏からも、投票と寄付のお願いメールが2日にいっぺんは届く。
投票日が近づくにつれて、青色州の小さな町全体がピリピリしていた。

結果はご存知の通り、上院が勝った。
その時たまたまお隣の友人夫婦と一緒に夕ご飯を食べていて、そのニュースの画面を見ながら乾杯した。
下院はもちろん負けるだろうけどボロ負けではない。そこが大事だ。

共和党の候補者の中に、たまげるほど下品な女性候補がいて、彼女は演説中に「私の原動力はここだ」と、トランプ氏の股間を指したのか掴んだのか、そういう話を聞いた。
あだ名は「ドレスを着たトランプ」「女トランプ」。
共和党が強いアリゾナ州のニュースキャスターでかなり人気があると聞いていたので心配していたが、中絶禁止問題を取り上げていた民主党候補の女性に負けた。

さて、出発まであと5日となった今日、留守中の支払いが怠らないように点検し、入国をスムーズに行うためのアプリの書き込みを済ませ、明日は感謝祭後に家猫たちの世話をしてくれる別の人との面談がある。
猫の世話をしてもらいやすいように物の配置を変えたり、足らない物を注文したり、泊まりに来てくれる息子夫婦のベッドメーキングをしたり、だからまだ旅行のためのパッキングは全く始められていない。
それなのに空は捕まえた鳥を咥えたまま狭い猫窓から強引に入って来ようとするし、敷物やソファをまるで狙ってでもいるかのように吐き続けたりして、盛大に仕事を増やしてくれる。
今週ぐらいは全員ヴァーチャルレッスンに切り替えて、身の安全を守ろうかと思ったけれど、長い休みの前の最後のレッスンなので、やっぱり家に来てもらうことにした。
なので、レッスン後にほんの少し鼻の奥に異変を感じたり、喉の痒みが生じただけでうわぁ〜となってしまう。
ビビるな、大丈夫だ、絶対に罹ってなどいない。
そう言い聞かせるのだけど、でも、でも、でも…と不安な気持ちを纏ったもやがムクムクと頭の中で発生し始める。

これは昨日の症状緩和のためにと夫が選んだ漢方薬。いつも飲んでるわたし用の漢方(右側)に、古くなって化石化してる左側の漢方をちょいと足して飲んだ。


搭乗前72時間以内のPCR検査は明日の木曜日の12時、結果が出るのは2日後の土曜日。
先日米寿の誕生日を無事に迎えた母が、「今回もしあんたが来れなくなったら、私はがっかりし過ぎて死んでしまう」と言う。
いやあ、強烈な脅しだ。
今回行くのはひとえに、突然なんの前置きもなしにバタバタと倒れるようになった母の介護体制を整えるためなのだから、何がなんでも行かねばならない。
これを逃すわけにはいかない。
こんなドキドキハラハラする旅行前ってあったっけ?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする