昨日から始まった新馬戦、京都5レース(芝1600m)を制してこの世代で初の1勝馬となったのは、キズナ産駒の牝馬ダノンフェアレディでした。2着にはセレクト2億円超馬のショウナンザナドゥが入って、キズナ牝馬のワンツー完成。このところのキズナ産駒の活躍は目を瞠るものがあり、種牡馬として益々脂がのってきたようにも感じます。
レースの印象としては、新馬戦にしてはペースが流れて(1000m通過60.0秒)現時点での実力、完成度がハッキリ出たといった感じ。これは、ダノンフェアレディ&川田騎手が、好スタートを決めたショウナンザナドゥを内から交わしてハナを取り切ったからだと思いますが、こういう展開になると紛れがなくなる=完成度で劣る馬がつけ入るスキはなくなりますよね。
1、2着は半馬身の勝負でしたが、ダノンフェアレディが3~4角で内をうまく立ち回った分だけ勝ったようにも見えましたし、正直、勝負付けが済んだ印象は全くありません。どちらも良い素質を持っていると思いますし、(3着に入ったモーリス産駒のジャスタパーティーも含めて)今後が楽しみな馬たちだと思います。
一方、東京5レース(芝1600m)は1000m通過が63.1秒という超スロー。全体的にバラバラっとしたスタート、さらに新種牡馬ルヴァンスレーヴの産駒・セレブウマザンマイが大出遅れをカマすなど、いかにも新馬戦といったレースでした。
結局、ドスローで逃げた単勝61倍のサノノロンドンを交わせたのは勝ったウィンターベルだけ、という競馬で、正直、レベル的には京都の2頭には遠く及ばない印象を持ちました。いや、抜群の追い切りから単勝1.8倍に推されたデバッグが全然だったこともありますが、全馬初出走の競馬だとこういうこともあるんですよねぇ…。
そんな中、注目していたモズアスコット産駒のユイノオールインが直線で脚を伸ばし、僅差の3着に入ったのは良かったです。私が出資をしているアスゴッド、ストラテージュが芝かダートかは分かりませんが、日本の場合はどちらになってもある程度以上のスピードが必要ですし、この時季にしっかりした競馬ができたことは大きなプラスポイントだと思います。
という事で、新馬戦は(馬券は難しいですが)いろいろ見どころがあって楽しいです。
今日は東西で3鞍(京都1、東京2)ありますし、安田記念の前にしっかり楽しませてもらう予定です(^^)
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