チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、1日は周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン19~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇矢作調教師のコメント 「前走、最終追い切り時に動けなかったとはいえ、新馬の時は同じような状態でもレースでは走ってくれましたので2戦目も期待していたのですが、力を発揮することができませんでした。結果を受けて、状態がもう一つでもあったのかなと反省しています。ここでしっかりと立て直しを図りたいと考えます」
◇小泉厩舎長のコメント 「骨格があって、いい背中をしており、バネのある動きですが、気が強く、ハミに向かってしっかり体を使いたがらない感じで、集中しきれないところがありますね。まずは口向きに注意しながら、しっかりとコミュニケーションを取っていければと思います。ソエ(右前)については走りに直接影響するようなレベルのものではありませんが、こういった若い馬ですから、精神的に多少は気にする面があったのかもしれません」
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クローバー賞の敗戦については矢作先生もいろいろと振り返り、反省をされているようです。今後については「ここでしっかりと立て直す」と仰っていますので、しばらくは、まさに『反省と精進』の日々が続くことになりますね。(反省とか精進とか、何だか親しみが湧いてくるのは気の所為かな(^^ゞ)
初めてキングエルメスを見た小泉厩舎長によると、走る能力については高評価だったものの、やはり、「気が強く、ハミに向かって体を使いたがらない感じで集中しきれない」といった精神面の課題が目についたようです。そのあたりは時間が解決する部分もあるでしょうが、ハミ受け、口向きなどは基礎が重要と言われていますので、新たな環境下、先入観のない目で確認しながら、必要に応じて手をかけて頂ければと思いますm(_ _)m
しかしアレですね、馬に関わるのは本当に難しいと言いますか、ずっと同じチームで育成・調教するのが効果的なのは当然として、時々は違った目を入れることで見えてくる部分もあるという…。もちろん、それぞれの間に信頼関係があることが大前提ですが、その全てを総合てして様々な判断を下す調教師というのは、すごく大変なお仕事ですよねぇ。。
などと、ド素人の私が感心したら矢作先生に笑われそうですが、とにかく、この感じだと10月早々のキングエルメス復帰戦はないかもしれません。距離についての判断がどうなるかはさて置き、例えば萩S(10/30阪神1800m)とかデイリー杯2歳S(11/13阪神1600m)とか、時期的にはそのあたりを想定しておこうかと思います。
【2021/8/22札幌9R クローバー賞(OP/芝1500m)でのキングエルメス:公式HPより】
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