【香港国際競走】日本勢は5年ぶり無冠 ヴァーズのゼッフィーロ2着が最高:スポニチ Sponichi Annex
香港国際競走が10日、シャティンで行われ、G1・4レースに参戦した日本馬はいずれもタイトルに届かず。18年以来、5年ぶりの無冠となった。
香港カップ(芝2000メートル)はヒシイグアス(牡7=堀)の3着が最高。香港マイル(芝1600メートル)もナミュール(牝4=高野)の3着が最高だった。
香港スプリント(芝1200メートル)はジャスパークローネ(牡4=森秀)の7着、香港ヴァーズ(芝2400メートル)はゼッフィーロ(牡4=池江)の2着が最高だった。
【日本馬の成績】
▽香港ヴァーズ
ゼッフィーロ2着
ジェラルディーナ4着
レーベンスティール8着
▽香港スプリント
ジャスパークローネ7着
マッドクール8着
▽香港マイル
ナミュール3着
ソウルラッシュ4着
セリフォス7着
ディヴィーナ11着
ダノンザキッド12着
▽香港カップ
ヒシイグアス3着
プログノーシス5着
ローシャムパーク8着
▼香港国際競走 香港ジョッキークラブ主催で毎年12月に開催される。1200メートルの香港スプリント(02年に国際G1に)、1600メートルの香港マイル(00年に国際G1に)、2000メートルの香港カップ(99年に国際G1に)、2400メートルの香港ヴァーズ(00年に国際G1に)の4レース。日本からも毎年、多くのサラブレッドが参戦する。
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今年の香港国際競争は日本馬の勝利はなしでした。
でも、考えてみると未勝利が5年ぶりということ自体がスゴイとも言えますし、正直、今年のメンバーでゴールデンシックスティやロマンチックウォリアーに勝つのはなかなかしんどいんじゃないかと思っていましたからね。むしろ、香港カップのヒシイグアスなんてすごくよく頑張ったと思いますし、全体的には日本競馬の層の厚さを見せてくれたのではないでしょうか。
本音を言えば、香港マイルに参戦するバスラットレオンは見たかったですが、今年は中東から戻ったあとの成績が今ひとつでしたし、レース選択その他でいろいろありましたので仕方がありません。
来年以降、(バスラットレオンに限らず)出資馬の中から再び香港に挑戦する馬が出てきて欲しい…と思う反面、そもそもパンサラッサとバスラットレオンが特別で、そんな馬が出資馬にゴロゴロいるはずない…という気もしています。
まあ、出資馬たちには目の前のレースでしっかり頑張ってもらい、少しずつでも着実にレベルアップをしてくれたら嬉しいです。いやホント、海外重賞を勝つなんてことが、なんであんな簡単にできちゃったんでしょうねぇ(^^;)
海外のG1なんて簡単に勝てるものではありません。
香港の名馬たちはやはり強いですね。特にロマンチックウォリアーは遠征続きで万全とは思えなかったのですが勝負根性がすごい。脱帽です。