チャンピオンヒルズ在厩のカイザーノヴァは、24日より騎乗を再開する予定になっています。
◇小泉厩舎長のコメント 「とりあえず脚元に問題はなさそうです。まだレースから日が浅い状況ですので、跨ってからの感触なども窺いながら。背腰に疲れがあるようならば、インディバ(高周波温熱機器)やショックウェーブ放射を行うなどして、ケアしてあげようかと思っています」
-----
レース後まもなくチャンピオンヒルズに移動、レース後の様子見が行われていますが、どうやら大きく傷んでいる様子は無いようで、来年もまた頑張ってくれそうなのは何よりです。
ところで、改めて朝日杯FSでのカイザーノヴァの走りをレースリプレイやパトロールフィルムで見直しましたが、北海道時代の乱暴な走りに比べると、随分とマトモなレースができるようになっていますよね(^^)
スタートを決めて後方に下げた時も難なくスッと折り合えましたし、道中も池添騎手の指示に従って前の馬を静かに追走することができていました。直線に入って追い出された後も、(鞍上が上手く右ムチを使ってくれたので)右にモタレる素振りが最小限で済んでいます。要するに、前後半ともにそれなりに上手に走れたことが、上り3F33.5秒の脚に繋がったように思います。
そう言えば、最初は全然動けなかった坂路でも(バスラットレオンほどではないですが)まずまず水準級の時計は出せるようになっていますし、きっと、走りそのものがだいぶ改善されてきているのでしょう。はい、全体として、この馬なりにしっかり成長してくれているのが確認できたのは大きな収穫だったと思います。(池添騎手も「収穫あるレース」と言ってくれています(^^))
その上でなのですが、函館の1200mより札幌の1500m、そして阪神1600mとパフォーマンスが上がっているのは頼もしい限りです。
単純計算になりますが、朝日杯FSの走破タイム1分33秒0から上り3Fの33.5秒を引くと、前半1000mを59.5秒で走っているわけですし、もっと前半をゆっくり入っても折り合えるようであれば、カイザーノヴァはこれからさらに距離が延びても楽しみがありそうに思えます。来年の使い出しがどこになるかは分かりませんが、ひょっとしたらひょっとするんじゃないかという気になってきました(^^ゞ
【2020/12/20阪神11R 朝日杯FS(G1/芝1600m)でのカイザーノヴァ:公式HPより】
ZBAT!競馬 『【朝日杯FS・敗者の弁】2戦無敗のブルースピリットは2番手追走も5着 藤岡佑「来年へいい内容でした」」』
池添謙一騎手(カイザーノヴァ=8着)「ゆっくりためて折り合いをつけて運びました。3ハロンから出していって、長くいい脚を使ってくれました。収穫があるレースでした」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます