【クイーンC】クイーンズウォークが抜群の伸び脚見せV!連勝で春の主役に名乗り:サンスポZBAT!
(クイーンカップ、2024年2月10日 15:45、G3、東京11R、芝・左1600m)
第59回クイーンカップ(3歳オープン、牝馬、G3、芝1600m)は、川田将雅騎手の1番人気クイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎)が後方2、3番手追走から3コーナー過ぎで前との差を詰めていくと、直線では外から抜群の伸び脚で先頭に立ち、そのまま後続の猛追を振り切って優勝。2020年の朝日杯FS覇者グレナディアガーズの半妹が未勝利戦から連勝で、牝馬クラシック戦線の主役候補に名乗りをあげた。川田将雅騎手は、史上9人目のJRA通算2000勝まであと1勝となった。タイムは1分33秒1(良)。
クビ差の2着にはアルセナール(3番人気)、さらに1馬身1/4遅れた3着にルージュスエルテ(4番人気)が入った。
クイーンCを勝ったクイーンズウォークは、父キズナ、母ウェイヴェルアベニュー、母の父Harlingtonという血統。北通算成績は3戦2勝。重賞は初勝利。中内田充正調教師、川田将雅騎手ともにクイーンCは初勝利。
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グレナディアガーズの半妹。クイーンズウォークがクイーンカップを制しました。
改めてグレナディアガーズの半妹といわれると、さすがだなぁ…なのですが、今日のパフォーマンスに関しては、(マイル以上への適性を含めて)兄を超える可能性すら感じさせる勝利だったと思います。ペースが多少遅くても全くかかるところがなかったですし、長く良い脚が使える『競馬がし易いタイプ』じゃないかと感じました。そうですねぇ、一瞬の切れ味勝負になった時にどうなのか?ではありますが、むしろ、さらに距離が延びても楽しみがありそうです。
2着のアルセナール、3着のルージュスエルテもそれぞれ力のあるところを見せてくれました。特に、デビュー2戦目らしからぬ内容であと一歩まで迫ったアルセナールは血統的にもかなり楽しみ。。内から馬群を捌いて伸びてくるレースセンスは目を惹きましたし、もしも本番が混戦になるようなら怖い存在じゃないかと思います。
ということなのですが、阪神JF組のサフィラとコスモディナーが振るわなかったこと、ホープフルSを勝ったレガレイラの動向(使い分け的な?)がハッキリしないことからも、牝馬クラシック路線の構図が定めるのはまだこれからといった印象です。もしかしたら、これからアッと驚く馬が出てくるかもしれず…いや、何となくサンデーRさんが優勢なんでしょうね(^^;)
**2024/2/10東京11R クイーンカップ(牝/G3/芝1600m)・良**
デイリー杯クイーンカップ【2024年2月10日東京11R】競馬ラボ
ただ2着馬と3着馬もかなり強いところを見せていましたし、このレースの上位馬はレベルが高いと思います。
G1の上位馬はもちろんG1を回避した有力馬もいますし、これからトライアルで台頭する馬もいるはずで、比較は難しくなりそうですが、それだけに今年の3歳牝馬路線はかなり面白くなると思います。
仰る通り、今のところ絶対の馬がいないので、レベルの高い混戦になるかもしれませんね。
馬券は大変ですが、きっと面白いことになるでしょう。
来年は出資者としてもっとドキドキしたいですけれど(^^;)