三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のアンジアンは、おもに直線ダートコースでハロン18~22秒ペースのキャンターを1本。週1回、坂路で15-15程度を乗り込まれています。
◇藤井担当のコメント 「15-15で登坂する際の手応え自体は申し分ありませんが、もっと馬体重の増加や馬体面での成長を促してあげたいものですから、当面はスピード調教よりも外馬場を使用した調教をメインにして、さらなる体力強化を図っていきたいと考えます。目方以外は、気性面なども含めて以前よりもあらゆる点において着実に良化を示してくれています」
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「15-15の手応えは申し分なし」、「気性も含めてあらゆる点で着実に良化を示している」とのコメントは心強い限りですし、藤原厩舎に相応しい高い素質を持った馬であることを、改めてアピールしてくれていると感じます。ただし、「もっと馬体重の増加や馬体面での成長を促したい」に関しては、正直、少し心配もありまして…。
馬体重の増加や馬体面での成長はほぼ神さまの領域で、努力や根性でどうにかなるものではないですから、なるべく早い段階で成長の兆しを捉まえて、それを阻害しないように気を遣うしかないですからね。まあ、同じキンカメ牝馬のリナーシェが苦労をしていることもありますし、この時期に目先のスピード調教より成長促進優先なのは、個人的には大いに賛成です。
いずれにしても、ここまでとても順調にトレーニングが積めているのは良いことです。先ほど名前を出したリナーシェが、同じ時期に15-15の継続で400kgを切ったりしていたのと比べれば、サイズの心配も深刻ではないですし、このままのペースでじっくり基礎体力アップを図って頂ければと思います!
【三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ'19:公式HP(2021/4/7更新分)より】
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