ZBAT!競馬『【シルクロードS】メイケイエールが課題克服で復活の重賞4勝目!』
第27回シルクロードステークス(G3、芝1200m)は、池添謙一騎手の2番人気メイケイエール(牝4歳、栗東・武英智厩舎)がこれまで常に付きまとっていた“気性難”の課題を克服して重賞4勝目を挙げた。タイムは1分8秒1(良)。
1馬身差の2着に直線で外から末脚を発揮した7番人気のシャインガーネット、さらにクビ差遅れた3着にはこちらも直線で脚を伸ばした3番人気のナランフレグが入った。なお、レース直前で1番人気になった良血のカレンモエは7着に敗れている。
この中間は追い切り時から「折り返し手綱」などの矯正馬具を装着して行きたがる気性に対する工夫を凝らしてきたメイケイエール陣営。そして迎えたこのレースではスタート直後はやや行きたがったように見えたものの、外からビアンフェに先頭を譲るとすぐに好位の3、4番手あたりを追走。迎えた直線では溜めていたスピードを爆発させて一気に突き抜けて歓喜のゴールに飛び込んだ。
シルクロードSを勝ったメイケイエールは、父ミッキーアイル、母シロインジャー、母の父ハービンジャーという血統。通算成績は9戦5勝。重賞は20年の小倉2歳S(G3)、ファンタジーS(G3)、21年のチューリップ賞(G2)に次いで4勝目。シルクロードSは、管理する武英智調教師、騎乗した池添謙一騎手ともに初勝利。
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勝ったメイケイエールは「常に付きまとっていた“気性難”の課題を克服」しての重賞4勝目とのことで、レースの格やレベルは全く違うものの、このところ出資馬の気性難で悩まされることが多い私としては、厩舎、陣営の努力が実ったことが本当に良かったと思います。いや、比べることすら烏滸がましいのは承知していますが、ばっちりパシュファイヤーを装着した顔を見たら、何となく園田で修業中のヴィジャーヤを思い出してしまいましたし(^^;)
これで、高松宮杯でも同じような競馬ができれば面白いと思いますが、そう簡単に思い通りにならないのが気性難の気性難たる所以ですから、これからも陣営のご苦労、心労は続くことになるのでしょう。
それでも走る能力の高さは間違いないですし、気性難を克服して勝つことの素晴らしさを示す意味でも頑張って欲しい…。何だか、メイケイエールのことを、これからもずっと応援したくなってしまった私なのでした(^^ゞ
**2022/1/30中京 シルクロードステークス(G3/芝1200m)・良**
一方でリフレイムは相変わらずの悪癖を出しながらもついにオープン馬。競走馬の気性は千差万別で本当に難しいし、また面白いですね。
今週個人的に印象に残ったのは土曜白富士Sのジャックドールと日曜セントポーリア賞のドゥラドーレス。
特にジャックドールは次走金鯱賞とのこと。大いに気になります。
気性難への対処法に正解はないので難しいですし、厩舎、陣営の皆さんのご努力には頭が下がる思いです。
リフレイムさんのようなパターンを見てしまうと、乗る人に危険がないレベルなら放っておいた方が…みたいな話もありますしね(^^;)
それはさて置き、ドゥラドーレスはまだしも、ジャックドールはムチャクチャ気になっています。
たまたま白富士Sを見ていたのですが、展開的にパンサラッサの目の上のたん瘤になりそうな馬だなと…
次走金鯱賞だとすると、これは相当に面倒なことになりそうです(^^;)