[土取り] とは、作品を作る際、その作品が必要とする、土の分量を決める事です。
初心者には、中々難しい問題で、多めに取れば、確かに安全ですが、土が多過ぎると、肉が厚くなり、
作品が重く成り易いです。
又、少な過ぎると、想定した寸法まで、大きくなりません。
「土取り」の方法には、以下の2種類の方法が、考えられます。
1) 作品1個分の土を、秤で測る方法(1個作りによる方法)
2) 多量の土の、最上部からの、指の位置によって、寸法を決める方法
1)から説明していきます。
この方法は、土の量が一定に成り、大きさも揃い易いです。
欠点は、土の量が少ないと、土殺しが、やや難しく成ります。
① 作品の形、大きさを、決めます。(出来上がり寸法)
② 土の収縮率を考え、寸法を大きくします。
(収縮率は、一般的な土で、12~13%の物が多いです。)
③ 土の量(重さ)を推定します。
初心者には、この推定は、やや困難かも知れませんが、何度か経験すれば、予想が付く様に
成ります。
・ 例を、幾つか挙げて置きます。(寸法は、完成時の物です)
当然、技量の差、作品の大小によって、変化しますが、大まかな目安にして下さい。
a) 湯呑み、コーヒーカップ、小鉢、小皿(径12cm=4寸位)の場合
350g前後(330~370g程度)
b) 抹茶茶碗の場合
400~450g程度
c) ビャグラス(高さ、13~15cm)、中鉢、中皿(15cm=5寸位)
500g前後(450~550g程度)
d) 1合徳利、一輪指しの花瓶の場合
500~650g程度
e) 皿(18cm=6寸位)の場合
700~800g程度 (ベタ高台、削り高台によって、差がある。)
f) ラーメン鉢、丼、皿(21cm=7寸位)の場合
約1kg前後
g) 壷、花瓶(何れも高さ25cm以上)の場合
1.5kg~2kg程度
④ 土の重さを、秤で測り、ロクロに据えます。
2) 多量の土の、最上部からの、寸法で決める方法
湯呑みや小皿、徳利程度の小物を、数多く作る場合に、適します。
・ 欠点は、慣れない内は、土の量が一定せず、大きさに「バラツキ」が、出る事です。
a) 土殺しを終えた土の、頂上部を平らにし、6~7cmの径にします。
(径が細いと、中心を掘り込むと、口縁が切れます。)
b) 左手で土を抱え込み、親指を立て、中心を掘り込みます。
c) ここで土取りを 行います。
) ぐい呑み程度の小物の場合
抱え込んだ、左手の人差し指で、土の径を細くします。
その細くなった下部が、糸を入れる所と成ります。
それより上の土が、作品1個を作る分量に成ります。
) 湯呑み、コーヒーカップ、小皿程度の場合
左手の中指で、細くし、その上の土が、1個分の量と成ります。
) 同様にして、薬指、小指と細く成る部分を、下に移動すれば、土取りの量は、
増えていきます。
) 常に頂上部の径を、一定にし、使う指が決まれば、土取りの分量は、一定になるはずです。
(実際には、かなりの練習量が必要に成りますが)
d) この方法の注意点は、中心を掘り進む際の、深さの問題です。
深すぎれば、底抜けに成ります。 浅ければ、底が厚く成ります。
・ 慣れない内は、内側と外側を測り、その差を見て下さい。
削り高台の場合、1cm程度の、差が必要です。
・ 慣れた方は、内側の底に中指を、外側の切り口に親指を置き、摘む様にし、
その差を測ります。
・ 底の厚みが、厚い場合には、糸を入れる切り口を、上にあげる。
逆に薄い場合には、切り口を下に、移動させて、調整してください。
以上で、[土取り] の説明を終わります。
電動轆轤で作る
土取り
初心者には、中々難しい問題で、多めに取れば、確かに安全ですが、土が多過ぎると、肉が厚くなり、
作品が重く成り易いです。
又、少な過ぎると、想定した寸法まで、大きくなりません。
「土取り」の方法には、以下の2種類の方法が、考えられます。
1) 作品1個分の土を、秤で測る方法(1個作りによる方法)
2) 多量の土の、最上部からの、指の位置によって、寸法を決める方法
1)から説明していきます。
この方法は、土の量が一定に成り、大きさも揃い易いです。
欠点は、土の量が少ないと、土殺しが、やや難しく成ります。
① 作品の形、大きさを、決めます。(出来上がり寸法)
② 土の収縮率を考え、寸法を大きくします。
(収縮率は、一般的な土で、12~13%の物が多いです。)
③ 土の量(重さ)を推定します。
初心者には、この推定は、やや困難かも知れませんが、何度か経験すれば、予想が付く様に
成ります。
・ 例を、幾つか挙げて置きます。(寸法は、完成時の物です)
当然、技量の差、作品の大小によって、変化しますが、大まかな目安にして下さい。
a) 湯呑み、コーヒーカップ、小鉢、小皿(径12cm=4寸位)の場合
350g前後(330~370g程度)
b) 抹茶茶碗の場合
400~450g程度
c) ビャグラス(高さ、13~15cm)、中鉢、中皿(15cm=5寸位)
500g前後(450~550g程度)
d) 1合徳利、一輪指しの花瓶の場合
500~650g程度
e) 皿(18cm=6寸位)の場合
700~800g程度 (ベタ高台、削り高台によって、差がある。)
f) ラーメン鉢、丼、皿(21cm=7寸位)の場合
約1kg前後
g) 壷、花瓶(何れも高さ25cm以上)の場合
1.5kg~2kg程度
④ 土の重さを、秤で測り、ロクロに据えます。
2) 多量の土の、最上部からの、寸法で決める方法
湯呑みや小皿、徳利程度の小物を、数多く作る場合に、適します。
・ 欠点は、慣れない内は、土の量が一定せず、大きさに「バラツキ」が、出る事です。
a) 土殺しを終えた土の、頂上部を平らにし、6~7cmの径にします。
(径が細いと、中心を掘り込むと、口縁が切れます。)
b) 左手で土を抱え込み、親指を立て、中心を掘り込みます。
c) ここで土取りを 行います。
) ぐい呑み程度の小物の場合
抱え込んだ、左手の人差し指で、土の径を細くします。
その細くなった下部が、糸を入れる所と成ります。
それより上の土が、作品1個を作る分量に成ります。
) 湯呑み、コーヒーカップ、小皿程度の場合
左手の中指で、細くし、その上の土が、1個分の量と成ります。
) 同様にして、薬指、小指と細く成る部分を、下に移動すれば、土取りの量は、
増えていきます。
) 常に頂上部の径を、一定にし、使う指が決まれば、土取りの分量は、一定になるはずです。
(実際には、かなりの練習量が必要に成りますが)
d) この方法の注意点は、中心を掘り進む際の、深さの問題です。
深すぎれば、底抜けに成ります。 浅ければ、底が厚く成ります。
・ 慣れない内は、内側と外側を測り、その差を見て下さい。
削り高台の場合、1cm程度の、差が必要です。
・ 慣れた方は、内側の底に中指を、外側の切り口に親指を置き、摘む様にし、
その差を測ります。
・ 底の厚みが、厚い場合には、糸を入れる切り口を、上にあげる。
逆に薄い場合には、切り口を下に、移動させて、調整してください。
以上で、[土取り] の説明を終わります。
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土取り
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