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- Unknown (にし)
- 2024-05-28 13:03:36
- はじめまして。
いつも勉強させて頂いています。
釉薬についての質問です。
ローズキャバットという陶芸家のフィーリーという作品はすべすべな手触りが特徴なのですが、
すべすべな手触りを出すにはどのような材料を調合したらなるかわかりますでしょうか?
よろしくお願いします。 - 返信する
- Unknown (ぷくぷく)
- 2024-06-16 21:10:54
- 質問がうまく投稿できていないと思い込んでおり、お返事が大変遅れました。申し訳ありません。
教えていただいたことを参考に、試してみたいと思います。
ありがとうございました。 - 返信する
家で一人で作っています。これまでは市販の釉薬を使ってきましたが、
少し勉強しましたが、難しくてよく理解できません。
作りたいのは、焦げ茶で少し紫がかったマット釉です。
釉薬の調合は一筋縄ではいかないことは理解していますが、もし、比較
紫がかっていなくても、焦げ茶のマット釉でもかまいません。
無理なお願いで恐縮ですが、よろしくお願いします。
◎ 明窓窯より
御自分で調合して、独自の釉を作り出すには意外と簡単では有りません。
しかし、ご質問の解決方法として、今手持ちの釉に好みの色を付ける方法も有りますので、
その方法を試すのが、最も簡単だと思います。
例えば市販のマット系の釉(白、透明、青銅マットなど)に下絵付け用の呉須(ゴス=コバルトを含む鉱物)を
添加すると、添加量によって淡い紫色~濃い紫色(紺色)掛かった釉を作る事が出来ます。
又下絵付け用の鬼板(オニイタ=酸化鉄を含む鉱物)や黄土、各種の酸化鉄(弁柄や鉄さび)等を
添加すれば、添加量により、淡い茶色~濃い茶色(又は焦げ茶)の釉を作る事も可能です。
尚、呉須と鬼板を同時に添加しても、ほとんど問題は無いと思われます。
又、釉に各種の金属(銅、亜鉛、マンガン、チタン、スズその他)を添加すると
緑色や黄色、グレーなど思わぬ釉が出来る可能性が有ります。(場合に拠っては結晶釉になる)
これらの金属類は陶芸材料店や通販などで入手可能です。
但し、当初は割高であっても、最小量を購入すべきです。(1回に使用する量はわずかです)
好みの色が出るまでは、数回~数十回の試行錯誤が必要に成るでしょう。
◎ 仮に、ご自分独自の釉をご希望ならば、まずマット等の基礎釉の調合をしてから色釉に
挑戦して下さい。
以上、参考にして頂ければ有難いです。