「けいと」様より以下のご質問をお受けしましたので、当方なりの見解を記します。
棚板の補修のことで教えてください。
この前、釉を厚く掛けすぎたのか、周りに飛び散り、棚板にもかなり付いてしまいました。
そこで、マイナスドライバーと金槌でこびりついた釉薬を削ったのですが、ごく薄く削りきれない部分が残ってしまいました。
イメージとしては、パイ生地の一番下の層が棚板にこびりついている感じです。
グラインダーを持っていないので、すべて削り取るのが難しいのですが、この上からアルミナコーティングを塗ってしまうと、次に焼いた時に、作品がくっついてしまうでしょうか?
よろしくお願いします。
◎ 明窓窯より「こびり」付いた場合基本的には、全てを取り除き綺麗にするのが基本ですが、
取り除く用具が無い場合など、取り除く事が不完全で、釉薬が薄く残った時にも、
その上にアルミナコーティングを塗って使用しても大丈夫です。
その部分は極端な凹凸が無いようにやや厚めに塗って下さい。
但し棚板に残った釉が厚く広範囲に渡るばあいには、成るべく残骸は取り除いて下さい。
又、作品の底(棚板に接する所)には、必ず、水酸化アルミナ等を塗って棚板との
焼付きを防いでください。
尚本文に記載されている様に、棚板は両面使う事が出来ますので、汚れや凸凹が顕著な場合には
ひっくり返して使う事も検討の余地があります。
但し、裏面はコーティング層が薄いので全面にコーティングを塗って下さい。
以上 参考にして下さい。
とても分かりやすいお答えをありがとうございました。
できるだけドライバーで削って、教えていただいたとおりにします。
この度はありがとうございました。