わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

質問61 棚板の補修に付いて

2023-07-01 15:52:20 | 質問、問い合わせ、相談事

「けいと」様より以下のご質問をお受けしましたので、当方なりの見解を記します。

棚板の補修のことで教えてください。


この前、釉を厚く掛けすぎたのか、周りに飛び散り、棚板にもかなり付いてしまいました。


そこで、マイナスドライバーと金槌でこびりついた釉薬を削ったのですが、ごく薄く削りきれない部分が残ってしまいました。

イメージとしては、パイ生地の一番下の層が棚板にこびりついている感じです。


グラインダーを持っていないので、すべて削り取るのが難しいのですが、この上からアルミナコーティングを塗ってしまうと、次に焼いた時に、作品がくっついてしまうでしょうか?


よろしくお願いします。

 

◎ 明窓窯より「こびり」付いた場合基本的には、全てを取り除き綺麗にするのが基本ですが、

取り除く用具が無い場合など、取り除く事が不完全で、釉薬が薄く残った時にも、

その上にアルミナコーティングを塗って使用しても大丈夫です。

その部分は極端な凹凸が無いようにやや厚めに塗って下さい。

但し棚板に残った釉が厚く広範囲に渡るばあいには、成るべく残骸は取り除いて下さい。

又、作品の底(棚板に接する所)には、必ず、水酸化アルミナ等を塗って棚板との

焼付きを防いでください。

尚本文に記載されている様に、棚板は両面使う事が出来ますので、汚れや凸凹が顕著な場合には

ひっくり返して使う事も検討の余地があります。

但し、裏面はコーティング層が薄いので全面にコーティングを塗って下さい。

以上 参考にして下さい。


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1 コメント

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Unknown (けいと)
2023-07-05 19:48:09
お返事に気づくのが遅れました。
とても分かりやすいお答えをありがとうございました。
できるだけドライバーで削って、教えていただいたとおりにします。
この度はありがとうございました。
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