この世界では、人を騙す(だます)事が日常茶飯事に行われています。
振り込め詐欺や未公開株の投資や、捏造事件、偽ブランド、偽チケット、偽のサイトさえあります。
多くの場合、金銭的利益を得るのが目的で行われる場合が多いです。
騙しの世界にも、騙すつもりで騙す悪意のあるものから、騙すつもりは無いが、結果的に騙して
しまったと言う場合があります。
ここで取り上げるテーマは、勿論焼き物に関する事で、古今の骨董的な話が中心になります。
贋作(がんさく)と言えば、昔より古陶磁器の世界に特に多く存在しています。
但し、騙しや詐欺に会わない様にするにはどうしたら良いか、などの心構えなどを話すつもりはなく
あくまでも、技術的な事柄を述べたいと思っています。即ち、どの様な技法や技術を使って本物
らしく見せるのか、どの様にしてそれを見破るのかなどを、述べたいと思います。
◎ 前もってお断りしておきますが、私は骨董に詳しい訳でも無く、いわんや鑑定などした事も
ありませんので、必ずしも私の経験からの話ではありません。色々の書籍や参考書を見、私
なりの考えを盛り込む程度ですので、一般的な騙しの話と、本からの子引き孫引きとなります。
1) 生存している現代作家の贋作は、非常に少ないですが、その他の陶磁器には贋作は付き物です
国や時代を問わず、又安価なものや、小品であっても贋作が作られ、現在でも堂々と流通して
います。
① 贋作(がんさく)と写し(模倣)は違います。
) 縄文土器や、埴輪などを古代色を付けて、本物そっくりに作る事があります。
「レプリカ」として作った物で、現代作である事を明記していれば、それを販売したと
してもそれは写しであり、贋作とは言えず詐欺ではありません。この作品を古代に作られた
発掘品として発表し、販売したり販売目的で保管していれば、これはれっきとした贋作に
なります。
) 昔の技術を習得する為に、模倣(再現)する場合があります。絵画に於ける模写と
同じです。中国の古い陶磁器類や、桃山時代の優れた作品の中にも、未だ再現出来ないもの
があるそうで、その再現に命を掛けている人もいる様です。
再現出来た物は、再現品として美的価値や経済価値があります。再現出来た方も名誉ある
行為として賞賛されます。
② 美術館や博物館にも贋作らしき物が含まれている場合があります。
又、書籍や図版などの中にも、贋作らしい物が含まれている場合もある様です。
当然、収蔵や収録するに当たり、真贋を鑑定し判定しているはずですが・・・
贋作である場合、資料的価値は有りません。
但し、貴重品で一般に公開できない作品も多いですので、その場合には「レプリカ」と
表示した上で、展示している場合が多いです。
2) 贋作の種類。
① 始めから贋作として作られた焼き物。
古い時代に存在していた物の偽物は勿論、現在作家の死亡から数十年後の作品まで、幅が
広いです。
② 半真半贋の焼き物。
真作を加工して別の形や、絵を付け(後絵)たりした物で、本来の形(姿)からすると
贋作と言えます。
③ 贋作ではない贋作。
流通過程や、伝世する間に、本来の産地や使用目的から逸脱した物で、本来の産地から見ると
贋作に見えます。
これらの詳細については、後日お話します。
以下次回に続きます。
振り込め詐欺や未公開株の投資や、捏造事件、偽ブランド、偽チケット、偽のサイトさえあります。
多くの場合、金銭的利益を得るのが目的で行われる場合が多いです。
騙しの世界にも、騙すつもりで騙す悪意のあるものから、騙すつもりは無いが、結果的に騙して
しまったと言う場合があります。
ここで取り上げるテーマは、勿論焼き物に関する事で、古今の骨董的な話が中心になります。
贋作(がんさく)と言えば、昔より古陶磁器の世界に特に多く存在しています。
但し、騙しや詐欺に会わない様にするにはどうしたら良いか、などの心構えなどを話すつもりはなく
あくまでも、技術的な事柄を述べたいと思っています。即ち、どの様な技法や技術を使って本物
らしく見せるのか、どの様にしてそれを見破るのかなどを、述べたいと思います。
◎ 前もってお断りしておきますが、私は骨董に詳しい訳でも無く、いわんや鑑定などした事も
ありませんので、必ずしも私の経験からの話ではありません。色々の書籍や参考書を見、私
なりの考えを盛り込む程度ですので、一般的な騙しの話と、本からの子引き孫引きとなります。
1) 生存している現代作家の贋作は、非常に少ないですが、その他の陶磁器には贋作は付き物です
国や時代を問わず、又安価なものや、小品であっても贋作が作られ、現在でも堂々と流通して
います。
① 贋作(がんさく)と写し(模倣)は違います。
) 縄文土器や、埴輪などを古代色を付けて、本物そっくりに作る事があります。
「レプリカ」として作った物で、現代作である事を明記していれば、それを販売したと
してもそれは写しであり、贋作とは言えず詐欺ではありません。この作品を古代に作られた
発掘品として発表し、販売したり販売目的で保管していれば、これはれっきとした贋作に
なります。
) 昔の技術を習得する為に、模倣(再現)する場合があります。絵画に於ける模写と
同じです。中国の古い陶磁器類や、桃山時代の優れた作品の中にも、未だ再現出来ないもの
があるそうで、その再現に命を掛けている人もいる様です。
再現出来た物は、再現品として美的価値や経済価値があります。再現出来た方も名誉ある
行為として賞賛されます。
② 美術館や博物館にも贋作らしき物が含まれている場合があります。
又、書籍や図版などの中にも、贋作らしい物が含まれている場合もある様です。
当然、収蔵や収録するに当たり、真贋を鑑定し判定しているはずですが・・・
贋作である場合、資料的価値は有りません。
但し、貴重品で一般に公開できない作品も多いですので、その場合には「レプリカ」と
表示した上で、展示している場合が多いです。
2) 贋作の種類。
① 始めから贋作として作られた焼き物。
古い時代に存在していた物の偽物は勿論、現在作家の死亡から数十年後の作品まで、幅が
広いです。
② 半真半贋の焼き物。
真作を加工して別の形や、絵を付け(後絵)たりした物で、本来の形(姿)からすると
贋作と言えます。
③ 贋作ではない贋作。
流通過程や、伝世する間に、本来の産地や使用目的から逸脱した物で、本来の産地から見ると
贋作に見えます。
これらの詳細については、後日お話します。
以下次回に続きます。
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